気陥証〜気陥るという考え方〜
中医学では「陰陽交感」といって
陰と陽が交わり合って感応しあう状態が自然界においても人の身体においても良いとされています。
ということは、人の不調というのは自ずと
陰と陽の気が上手く交わり合っていない状態のことを指すと思うのですが、
中医学の病機論のなかに気陥証というものがあります。
気は主に中焦(胃腸)で飲食物によって作られ、脾の運化作用や昇清作用、肺の宣散輸布作用によって全身にいきわたります。
胃腸が元気でしっかりと食べたものを消化でき、
肺でしっかりと空気をとり