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病因病理

中医学の素晴らしいところは

どんな症状・病気でも病因病理を理論的に組み立て

られるところだと思っています。

西洋医学のなかでは原因不明とされていたり

加齢やストレスという大雑把なものが原因とされて

いたりする病まだまだが多いです。

加齢が原因であれば皆年を取れば同じ病気にかから

ないと可笑しいわけで、

ストレスだって恐怖を感じている人もいれば、怒り

や悲しみを感じている人もいます。

そこを細かく読み解けるのが

中医学の良さだと思います。


例えば、過敏性腸症候群( IBS)

西洋医学では原因ははっきりと

分からないとされていて、

便秘や下痢など多様な症状が出るとされている

かと思います。

便秘と下痢はほぼ真逆の症状ですが、

それが起こる原因を突き止められていません。

しかし中医学に落とし込めば、

肝鬱が脾胃を襲えば下痢をするし、

肝鬱が続いたり、化火すれば便秘になるし、

感情の種類によってもどの臓腑の気を病むかが

はっきりと分けられています。(もっと細かく探っていけます)


西洋医学の本で「これが原因」と書かれていても、

中医学からすれば
「それは病因であっても病理ではない」

といったことが多くあります。

西洋医学で解明しきれない部分を目に見えない

「気」で説明できてしまうところをみると、

やはり西洋医学の限界を感じずにはいられません。

身体の不調には必ず病因病理があるはずです。

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