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夏の養生法

四季のある日本で暮らす日本人の体質は、

四季をしっかりと感じることで健康に向かうように出来ています。

夏は冬に向けて陽気を養う時期です。

暖かい外気に触れて陽気を身体に入れることで、

冬の寒さに耐えられるようになります。

陽気を養うために、

散歩をすることも大切です。

何も考えずに手をしっかりと振りながらゆっくりと歩く。

四肢は脾が主ります。

梅雨の湿気で傷めやすい脾をしっかりと補うためにも散歩をお勧めします。


また苦味のあるものを摂ることもお勧めします。

夏は特に心熱が高ぶりやすい季節です。

その熱が発散できないまま、

外気から陽気が入ってくるので、

熱に熱が重なる形となって熱中症などの症状が引き起こされます。

苦味は血脈を動かし、心の陰液を足すことで

熱がこもりやすい症状を抑えてくれます。

ゴーヤが沖縄で食べられている意味はここにあるのですね。

エアコンに当たり過ぎるとダメとよく言いますが、

夏の暑さで腠理が開かれたところを寒邪に襲われることになるので、

汗をかいた状態で急にキンキンに冷えているお部屋に入ったり、

汗をかいた服から着替えずにそのまま過ごしたりするのとのないように、

気をつけたほうがいいですね。

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