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子宮筋腫と子宮もろともおさらばした話 退院後の経過、そして現在【最終回】

前回までのあらすじ:
30代後半になって子宮筋腫を大きく育ててしまった。
子宮ごと取ってしまうのがベストと、人生初の手術、それも開腹手術に臨む。
手術は成功し、順調に回復・退院。
 
ヘッダー画像はマッサージを要求するタイプのうちの猫。手は私ではなく家族の。

前回↓↓↓↓

手術する前気になったのは、
「いったいどれくらいたったら、どれくらい回復するもんなの?」
ということ。
これには個人差が相当あると思われるが、
私の場合はこうでしたよ、という例としてご覧ください。

退院後、職場完全復帰・日帰り温泉旅行まで

【術後10日目】
遠出はまだ無理なので、礼拝もオンライン参加。(茶ぶどうは毎週教会に通うタイプのクリスチャンなのだ)

しかしなんと選挙があった。投票所は家から500メートルくらいなのだが、徒歩で15分かかった。歩く速度、通常の50%。
しかし投票してコンビニ寄って35分ほど、休まず動けたのでえらい。
 
うちの猫が「マッサージ」を要求するので応える。しゃがむのは意外と苦ではないと判明。
 
久々に家でシャワー!
(お風呂は術後1か月は控えて、とのこと)
初めて、鏡で自分の傷跡を見る……ふおおおフランケンシュタイン!(…博士の怪物的な)
なんかきつめに縫われた布に似てる(汗)(伝わりますか?)
「傷口、きれいです」と看護師さんには言われていたが、
やはり見ると怖い……
 
周囲の肉を寄せて、テープを貼る。
肌は弾力性があるためテープで寄せてキープしたほうが治りが早いのだそう。
切られてなお貫禄たっぷりの腹肉をぎゅむぎゅむ。
 
痛みはほぼ気にならなくなった。気になっても鎮痛剤で解決。
 
【術後15日目】
・くしゃみ、咳、笑うときに気にならなくなった
・自転車に乗れる!(ゆっくり慎重に)
・3時間程度のショッピングができた!
 
【術後20日目】
・歩幅が元に戻った!! 
・鎮痛剤をほとんど飲まなくてよくなった
・自転車に乗るとき気を遣わなくてよくなった
 
【術後21日目】
片道1時間の職場へ復帰、5時間の時短勤務。(完全デスクワーク)
電車ではほぼずっと座っていた。
5分ほど立ってみたが、体幹が弱いのか、前よりも揺れに弱い!
駅の下り階段はやや長く感じた。
 
【術後27日目】
6時間勤務。
階段の上り下りに気を遣わなくてよくなった。自転車も不安なし。
 
【術後30日目】
8時間、フル出社!
「その場ジャンプ」を20回一気にできた。
(40回やったらちょっとキズが痛くなった)
 
【術後35~37日目】
術後1か月の診察で問題なし、無罪放免!
待望の「温泉OK」出た~!! 
早速県内を一人で静かに小旅行。浜辺を歩き、灯台で階段を上り下りしまくるなどおおいに運動し、念願の温泉につかる。ちょっとだけピリピリしたけど大丈夫!!

【現在 手術から約2年後】

あれから2年近くの歳月が流れた。
今回、noteにまとめるために日記を読んだが、
なんと手術の「年」を忘れていた。それくらい遠い過去になってしまった。
「執刀医の先生の名前を忘れたら完全回復の証拠」
と、あるお医者さんがブログに書いていたのを思い出す。
日記がなければ私も思い出せなかっただろう。
きれいに切って閉じてくれてありがとう、O先生。
 
その後、何の問題もなく順調に体力は戻った。ハイキングや泊りがけの旅行も何回もした。
傷跡も目立たなくなっていった。今も傷跡はあるが、だいぶ薄い。
最初からそれを持って生まれてきたんじゃないか、レベルで私自身が慣れてしまった。

最後に:手術してよかったこと

手術をしてよかったことはいくつもある。
第一に、腹部のでかいこぶがなくなったこと。夜寝るときさわやかだ。

そして、生理がもう二度来ないこと。
軽い方と思っていたが、なくなるとやっぱり以前は面倒だったんだな、とわかる。
ナプキンの心配、服を汚す心配、旅行に当たるのではないかという心配が丸ごと消えたのも大きい。
 
そして、「日進月歩」する自分を体感できたこと。
一度、何もできなくなった。そこから短期間で「長足の進歩」を遂げられた。
日々、新たに何かができるようになる。そんな経験は大人になってから初めてだった。
起き上がること。歩けること。当たり前の動作ができる喜びを知った。
 
ここに書いたことは全て私個人の記録であり、これほどめでたく順調に回復する例ばかりではないだろうが、神様への感謝とともにまとめておきたかった。
お読みいただきありがとうございました。
 

初回↓↓↓

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聖闘士星矢オタクだよ↓↓ 


 

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