「認知はいらないから、応援させて! 」令和の推し活事情を4界隈の現役オタクで語ってみた
突然ですが、皆さんには“推し”がいますか?
筆者は、幼稚園の頃から生粋の男性アイドルオタクなのですが、昨今、“推し活”をしている人が増えてきて、世間の風当たりもかなり和らいでいる気がしています。
とはいえ、“推し活”って具体的になにをするんでしょう。
今回は、それぞれの界隈で熱心に現役で“推し活”をしている人たちに、界隈独特のルールや、オタクにまつわるあれこれを聞いてみました! (※ここで語っていただいたエピソードはあくまで参加者個人の経験や感覚に基づくものです。”推し活”に厳密なルールはないので常識の範囲内で自由に楽しみましょう)
(この記事は6月1日(火)17:00まで無料公開です)
取材&文&写真提供/於ありさ
於ありさ●おき・ありさ サンリオと男性アイドルとお笑いが好きなライター。さまざまなWEB媒体で、著名人へのインタビュー&執筆を担当している。生粋のオタク気質のため、何事にも深く長くハマりがち。https://note.com/colorfulnote
女子ドル、お笑い、バンギャ界隈の、応援事情
――早速ですが、皆さんが推している界隈の推し方、推しルールを教えてもらいたいです。
お笑いちゃん:うーん…普段は特にないのですが、賞レースのときは、ネタバレ厳禁というルールはありますね。ただ、賞レースの運営としては、SNSで盛り上げてほしいという思惑もあるだろうから、芸人さんと運営側、両者の気持ちを汲んだ結果「〇〇のネタおもしろかった! 」「〇〇の2回戦良かった」みたいなふわっとした感想でタイムラインが埋まりがちです。
女子ドルちゃん:ネタバレの制限ってどこの界隈でもあるけど、なぜ賞レースだけ厳しいんですか?
お笑いちゃん:例えば、準々決勝と準決勝で同じネタをやる芸人さんって結構いるんですね。だから、もしそのネタのオチまで事細かにSNSに書かれていたら、準決勝に進めたとしても会場が「あ、あのネタね」という空気感になっちゃうので、そういうことを避けるために、というのが大きいですね。
バンギャちゃん:なるほど。本来、爆笑が起こるネタでも、オチを知っている人がたくさんいたら、結果に影響しそうですもんね。
お笑いちゃん:あと、最近は楽曲をリリースしている芸人さんがいることもあって、イベントによっては手作りうちわを持参する人もいるみたいですね! もちろん、ネタ中に高くうちわを上げるとかはNGですけど。
一同:え〜!! 知らなかった!
お笑いちゃん:芸人さんによっては「アイドルのように応援されるのは嫌だ」という人もいるのですが、私の推している芸人さんは過去に「うちわ持ってきてくれた子がいた〜」と楽しそうに話していたことがあったので、芸人さんの意思を尊重すれば、ナシではないのかなと思ってます。
ーーバンギャちゃんの現場はどうですか? そもそも応援グッズはあるんですかね?
バンギャちゃん:あります! 例えば、指にはめるリングライトですかね。一時期はいろんなバンドが導入していて、バンドそのもののイメージカラーが決まっているバンドもあれば、メンバーカラーのリングライトを使うバンドもありましたよ。
お笑いちゃん:リングライトって、声優さんやアニメのイベントでよく使われてるイメージだったんですけど、ビジュアル系の現場でも使われているんですね。
バンギャちゃん:はい。あとは、曲ごとに振り付けがあるのも独特ですかね。ただ、その振り付けは、運営が動画を出すとは限らなくて。ツアーを重ねていく中で自然発生的に少しずつ決まっていくことも多いので、決まりきらないこともあって。ツアー最終日でも、客席の上手と下手でちょっとフリが違うこともあったり。
女子ドルちゃん:女子アイドルの現場でも、振りマネする人はいます! コロナになる前は現場に行くと、ステージのアイドルにも負けないくらい腰を回すのが上手いおじさんをよく見かけましたね。昔は、曲中ずっとジャンプする“マサイ”と呼ばれる応援方法とか、推しの見せ場でジャンプする“推しジャン”というのもあったのですが、数年前に禁止になってしまいました。
ーー女子アイドルの場合、グループによっては、ボードや名前入りタオルを持っているイメージがあるのですが、女子ドルちゃんの行く現場はどうですか?
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