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    2021年8-10月に放送されたMnetのガールズグループオーディション番組「Girls Planet 999」に関連する記事・音声

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最近の記事

ポッドキャスト『人事の流刑地』をはじめました

やりたいやりたいとずっと思っていたポッドキャストをやっとはじめた。テーマとして選んだのは、自分が仕事で取り組んでいる人事領域。世間によくあるキラキラした側面を語るというよりは、「成功」「成長」というある種のドグマを斜めの視点から語る感じの番組。 以前いた会社の先輩にお声がけしたところ快諾してもらえて、2人とも離島に複数回行ったことがあるのと、企業側からはもしかすると都合の悪いことも語るかもしれないということで、『人事の流刑地』という番組名にした。 就職活動や普段の仕事にモ

    • 感想『PERFECT DAYS』:ルーティンの美しさ、素敵そうなプロジェクトの欺瞞、おっさんの願望がつまった女性陣

      役所広司の演技はやはりすごかった。説明的すぎない脚本も相まって、彼の表情ひとつひとつに惹きつけられた。彼が控えめに笑う時、同じくほっこりした気持ちにさせられた。 豪奢とはベクトルが異なるが、自然を愛で、本を読み、音楽を聴く彼の暮らしぶりはとても豊かであり、羨ましさを覚えた。ルーティン的な所作も見ていて気持ちがよかった。特に、玄関で財布や鍵を綺麗に配置し、出かける時にそれらを順番に手にしていく様は妙に美しかった。 このように、平山という人物や画的な美しさという観点では良い作

      • プレイリスト「Complete|e.one/Jung Hohyun/Choi Hyunjoon」

        K-Popで最も好きなプロデューサーであるe.oneの楽曲をなるべく網羅的に集めてプレイリストにしてみた。参照したのは「Korea Music Copyright Association」のデータベース。 データベースでは以下の名義が区別されていた。 ・e.one  └チョン・ホヒョン氏のみ参加  └チョン・ホヒョン氏、チェ・ヒョンジュン氏の両名参加 ・チョン・ホヒョン氏、チェ・ヒョンジュン氏の連名 ・チョン・ホヒョン氏個人 ・チェ・ヒョンジュン氏個人 上記のプレイリスト

        • 歌詞解説&感想|XG - WINTER WITHOUT YOU

          歌詞解説 字幕でニュアンスや元の意味までは汲み取りづらい箇所が3点あったので、それぞれ解説する。歌詞とその字幕を引用し、解説を続けている。 ①バース1 ジュリアのパート 'put up' は「何かを見える状態にする」というイメージ。なのでここでは、ツリーを引っ張り出してきて、'lights' をツリーや他の場所に取り付けている様子が浮かぶ。 'lights' と複数形にしてあるので、漠然とした「光」ではなく、「光を発しているモノ」と捉えられる。なのでここでは「イルミネー

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          感想|KISS OF LIFE - TTG:FLO'Cardboard Box'感

          デビューシングル「Shhh」の、Pristin Vを思わせるつよつよレイディ感(もっとザラついた強さ?)から、ちょっと気になってきている KISS OF LIFEの皆さん。あとはTWICEが日本で流行って、そこからSIXTEENを後追いした身としては、ナッティの念願のグループデビューなのも気になるポイント。同じように「あのナッティがついに!応援したいな~」という人は結構いると思う。 2枚目のEP『Born to be XX』は表題曲「Bad News」ももちろんカッコよいの

          感想|KISS OF LIFE - TTG:FLO'Cardboard Box'感

          感想|『こっち向いてよ向井くん』(ドラマ):他者との関わり合い、向井と美和子の暗示、恵比寿駅東側おすすめランチ

          友達に勧められ、ドラマ『こっち向いてよ向井くん』をNetflixで観た。主人公の向井に対してイライラしながらも、最終話でとても幸せな気持ちにしてもらえた。 イライラの原因は、向井が様々な思い込みに囚われていたことにある。自分が彼のような状態に陥ることを意識的に回避しやすくなるのではないかと思い、彼がどんな思い込みをしていたのか、言葉にしてみようと思う。 また、これだけではちくちくした感想文になりそうなので、おまけを2つ付け足してみる。1つ目は、自分は向井と美和子の関係の着

          感想|『こっち向いてよ向井くん』(ドラマ):他者との関わり合い、向井と美和子の暗示、恵比寿駅東側おすすめランチ

          感想|NiziU - HEARTRIS:10s後半K-Pop感、e.one感、Just the Two of Us進行

          『Nizi Project』は全部観ていたものの、デビュー以降はNiziUのことをあまり追いかけてこなかった。しかしこの間、Spotifyのプレイリストで新曲「HEARTRIS」が流れてきて「ビビビッ!」と来たので、それが何ゆえか言葉にしてみたいと思う。 この曲を聴いてみてまず感じたのは、「ちょっと昔のK-Popガールズグループの曲っぽいな~」ということ。特に、Lovelyz「Wow!」や fromis_9「DKDK」、Cherry Bullet「Q&A」といった曲たちを何

          感想|NiziU - HEARTRIS:10s後半K-Pop感、e.one感、Just the Two of Us進行

          感想|NEX_FEST:Ayase への共感、BABYMETALの主体性とファンダム、念願の9年ぶりBMTH

          YOASOBI 開催およびラインナップが発表された時、一番驚いたのがこのアクト。他のアクトとあまりに音楽性がかけ離れていると思ったためだ。正直なところ、元々YOASOBIには良い印象を抱いていなかった。1stアルバム『THE BOOK』では同じようなメロディや、ラストのサビで半音上げる手法が繰り返されていて退屈したし、そもそも「Novel into music」というコンセプト自体、創造性を拡張するためではなく、タイアップをしやすくするために設定されたようしか思えなかった。

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          意見|竹田ダニエル氏のツイートから考えたこと:少しずつでも世界を明るくするために

          竹田ダニエル氏の以下のツイートを読み、ちょっとしたモヤモヤを抱いたので、それをきっかけに考えてみたことを書き記す。 イスラエルとパレスチナの件はとても複雑だから、どちらかの立場に身を置いて発言することばかりが正しいとは思わない。(追記:ほぼほぼ一方的な虐殺の様相を呈しており、「複雑だし、ルーツ的にどちらにも関係ない自分みたいなのがどうこう言うのはちょっと…」というのとは別の次元で、今はとにかく「虐殺反対」を唱えるべきだと思っている。 さらに追記:また、様々な情報を調べている

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          意見|キングオブコント決勝における、観客・審査員の性別の偏り

          10/21に開催・生放送されたキングオブコント2023決勝について、観客・審査員の性別の偏りに関する問題提起がTwitter(X)でなされていた。 このツイートをめぐって、さまざまな意見が飛び交っていたが、中には「それは違うのでは…」と思うものも見られた。この記事では、わたし自身の立場を示した上で、元ツイートに寄せられた批判や非難に対して反論していこうと思う。 今回の論点 元のツイートには以下3つの論点があると思う。 ①:観客が女性だけである点 ①':その観客が同じTシ

          意見|キングオブコント決勝における、観客・審査員の性別の偏り

          歌詞解説|XG - HESONOO & X-GENE

          和訳・解説HESONOO orbital phase:軌道の調整 →宇宙船や人工衛星の軌道を調整すること。(厳密には 'orbital phasing' ) mainframe:大規模な組織において主に用いられてきた、大型のコンピューター hybernation:休止状態 →パソコンのハイバネーション(休止状態)と、XGがまだ動いていない状態をかけている。ハイバネーションとは、PCがバッテリー切れになった時に、その時の作業や状態を一時保存した上で入る休止状態のこと。こ

          歌詞解説|XG - HESONOO & X-GENE

          歌詞解説|XG - PUPPET SHOW

          はじめにXGは女性の強さを称揚するにとどまらず、新曲「PUPPET SHOW」では想像上で男女を逆転させることによって、女性に対する根深い差別や差別意識について問題提起している。 MVには公式の日本語字幕がついており、日本語として自然であること・簡潔であることを重視していそうな訳になっている。もちろんこれはひとつの良い方向性なのだが、違和感を抱く箇所がちらほらある。そのせいでテーマが少しぼやけてしまっている気もするので、この記事では自分なりの訳を載せてみる。また、自分が気づ

          歌詞解説|XG - PUPPET SHOW

          歌詞解説|XG - MASCARA

          「TGIF」をきっかけにXGにハマり、これまでのMVを鑑賞していたところ、公式の字幕に違和感を抱く部分があった。概して字幕の方がマイルドになってしまっており、元々の歌詞の力強いニュアンスの方がXGのスタイルに合致すると思うので、補足していく。 カッコ内の歌詞はMVの字幕から引用。太字部分が補足している箇所。 プレコーラス(後半のみ) What goes around comes back around(過ぎたことは過ぎたこと) And when it do better

          歌詞解説|XG - MASCARA

          歌詞解説|XG - TGIF

          MVの日本語字幕で意訳されているところを補足してみた。見出しに「★」がついていたら、何かしら補足あり。 例によって「Urban Dictionary」(スラング辞典)や「Online Etymology Dictionary」(語源辞典)にかなり世話になっている。 イントロ(ハーヴィー) When I'm with my ladies, oh, the party don't stop(うちらが集まると Partyは終わらない) And we don't need no

          歌詞解説|XG - TGIF

          感想|『LIGHTHOUSE』:ハイコンテクストな語り、弱者性と強者性

          Netflixで配信されている、若林正恭氏と星野源氏が対談する番組『LIGHTHOUSE』。自分は2人の熱心なファンではないが、若林氏についてはエッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読んで、星野氏についてはラジオの書き起こしを何度か読んで、両者に対して「おかしいことはおかしいと、変にアジテートするわけではなく、時にはユーモアも交えて開陳してくれる、誠実な語り手」という印象を抱いている。ここでの「誠実」というのは、「公正で優等生的である」というよりは、「マジョリ

          感想|『LIGHTHOUSE』:ハイコンテクストな語り、弱者性と強者性

          XG 'TGIF' 冒頭のサンプル

          サンプル Bright Lights「Vocals Sample Pack」1:07- 同じサンプルを使っているK-Popソング Rocket Punch「BOUNCY」のイントロ HyunA「I'm Not Cool」のBメロ(0:33-)

          XG 'TGIF' 冒頭のサンプル