5.エホバの証人の教理の考察⑮~主の晩餐(記念式)の歴史的側面
エホバの証人の年中行事で一番重要なのは、「主の記念式」です。「主の晩餐」ともいい、形式は違えど多くのキリスト教に共通する重要イベントです。カトリックのミサやプロテスタントの聖餐式など各派様々な呼び方があり、意味や頻度なども違いがあります。今回のnoteでは(エホバの証人も含めて)その意義や教義の問題には深く立ち入りません。
ここで扱う問題は、その歴史的背景(時間的問題)と、福音書の日付問題についてです。エホバの証人は、「主の晩餐は年に一度、ユダヤ暦のニサンの月の14日過越の