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#自分のための人生
※今回はこちらのnoteの続きです。
↓いいことばかりだった私の初めての挫折
https://note.com/tukuda/n/ncdf4cd49287f?from=notice
家族に税に詳しい人がいて欲しい。
ある件でのり子はそう痛感した。
では誰が適任か?
最終学歴が尋常小学校の両親は想定外。
姉は既に嫁いでいる。
残るは弟と私。
そうか!
私が税に詳しい人になればいいん
人は未来を思い出しながら生きている。
例えば、のり子が行った着せ替え人形の投票企画でいうと、のり子がディスプレイしたお人形たちを子どもたちがウインドウのガラスにおでこやほっぺたを付けて見ている様子を想像すると、のり子は嬉しくなりました。
そして、当選した方にお人形を渡し、記念写真を撮った時の可愛い顔を想像するとワクワクしてきました。
このようにまだ起きていない未来のことを思い出しながら今、
おもちゃ売り場に配属になったのり子は、配属初日に「ゆりちゃんの好きなようにしていいから」のチーフの言葉の通り、自由な発想でやりたいようにやらせていただいた。
これまでのおもちゃ売り場は商品をただ置いているだけだったが、のり子はお客様に自分から近づくことを積極的にしていった。
おもちゃのミシンやはたおり機で作った作品を展示して、こちらの商品をお求めになるとこのようなことができます、と商品を手に
のり子にとっては、「服」「髪」「靴」、この3つが揃い、会社では堂々といられるようになり意欲的に仕事をしていった。
のり子が入社して4~5年位の頃に、会社では「業務改革」という言葉が使われ始めた。
時代はどんどん変わっている。だからこれまでの成功が今後も続くとは限らない。過去の成果にこだわっていては時代の波に乗られないと考えられ、社内の組織が劇的に変わり業務もどんどん新しくなっていった。
会社の同期の女性社員は入社と同時にパーマをかけ、大人びて見えていた。
それに比べのり子は相変わらず床屋さんで髪を切ってもらっていたから、「美容院」や「パーマ」にとても憧れを抱いていた。
「いつか私もパーマを」と憧れていた。
のり子は意を決して美容院に入り、そして生まれて初めてパーマをかけてみた。
髪をくるくるに巻かれ、炊飯器の釜を逆さまにしたようなものが頭上にあった。
数十分待ち、ド
入社したての頃ののり子は通勤着にどんな服装をしていけばいいか分からず困っていた。
のり子の勤務先は衣料品も扱っているから最初、売り場の方が勧めて下さったものを購入していた。
しかし、「あれは〇〇円の服だ」とすぐに分かってしまうのが恥ずかしく感じてその内、社外のお店から買うようになった。
貧乏な家に育ち、いつもおさがりの服しか着ていなかったのり子は自分で服を選ぶことができず、お休みの日に探し