誰かに知ってもらいたい。1億3千万人の中に私がいることを。承認欲求と言えば、それまでだけど、その安っぽくて小さなエゴを認めて欲しかった。傍から見れば誤っている生き方かもしれないが、幸福感はある。私の胸の奥深くに、確かにあるんだよ。そして今日も私は、夜の街で見知らぬ誰かに会いに行く。

画像1 【140字小説10】

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