深夜の映画館は都会に残された避難場所で、全てのことを忘れられる唯一の居場所だった。学生時代は単館系映画館に入り浸って、酒を飲みながら、知識を貯えていた。今じゃ逃げの一手になっているけど、あの頃は必死に追い掛けていた。美化した記憶。開演ブザーが響く。現実から夢に向かう心地よい音だ。 8 朝比奈ケイスケ 2018年12月9日 21:03 【140字小説17】 #小説 #創作 #ショートショート #物語 #ショートストーリー #140字小説 #映画館 #超ショートショート #140文字 #140字SS 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート