権威があるといえど必ずしも信用できるとは限らない

皆さんは大手だから・有名だからという理由で安心しきってはいないだろうか?

今回はそうした考えに対して代表的なものを取り上げる。

①大手キャリアが提供する携帯料金プラン

信用できるとは限らない例が携帯料金が当てはまり、大手キャリアは談合して利用者から大金をあの手この手で搾取しようと常に画策している。
古くは誰でも割(au、他社だと呼び方は異なる)、近年はいつでもカエドキプログラム(ドコモ、これも他社では名称が変わる)による、格安契約へ逃さない縛り付けが行われており、年が下るにつれその手口は巧妙化している。
その手の契約の多くは、毎月の支払いに発生する高額な料金を免除される代わりに安い料金で済むというものだが、実際にはそうはなっておらず、長期目線だと利用すればするほど損する仕組みとなっている。しかも多くの人はそのことに全く気がついていない・気がつこうとしないので、いかに搾取が蔓延しているかがうかがえる。大手だからといって安心しきると痛い目を見る典型と言える。

②奨学金

これは分かる人には分かるだろう。日本の場合、私立など一部を除き基本的に貸与型しかなく、中には利子の高いものもある。借りている間は良いが、最悪なのはその先で卒業時に就職に失敗した時で、そうなれば支払いができず詰む可能性が出てしまう。就職できたとしても支払いのために長時間労働に縛られ時間を搾取されてしまうので、結局は受けた時点で地獄への門を自らくぐることと同じになる。自分で対処できるのであれば問題ないが、そうでないのであれば手を出すと高確率で借金地獄に陥り、枷として長きにわたり貸与者を苦しめることとなる。そもそもが日本における奨学金の内容が貸与型ばかりな時点でこの国が人材育成をはじめとした将来の行く末を全く考えていないのは明らかなので、奨学金という一点だけでも権威に縛られてはいけないということを教えてくれている。
しかもこれが恐ろしいのは有名人や漫画調のイラストを起用して、あたかも手を差し伸べているかのような宣伝を行っているところにあり、それを目にした低所得層が期待を抱いて奨学金を受けてしまう確率を上げることに繫がっている。まごうことなき悪質な印象操作である。

③テレビや新聞をはじめとした大手メディア

私たちに馴染みのある分野であるが、簡単に信用してはいけない例に含まれる。その理由のまず1つ目がメディアが予め担っている立場によって意見が変わるためで、言えることと言えないことが出てくる。それを見極めたうえで見るのであればいいが、見極めができない場合はそのまま鵜呑みにせず疑ってかかる姿勢を持ち続けることが必要となる。
2つ目は1つ目と被る部分があるが、スポンサー次第で態度が変わりやすいところにあり、彼らにとって都合の悪くなるようなことは基本的に主張できない。そのため、視聴の際はそのことも頭に入れておくことが重要となる。
多くの人は「新聞やテレビが言うのだから間違いない」というような、報道側を何の考えも無く擁護する傾向にあるので有名だからといって安易に信じることが危険なのは言うまでもない。

以上より3つほど取り上げたが、もちろん他にもあるので、じっくり考えてみれば身近なところから多く見つかるだろう。

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