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Interview 21

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-地域で活躍する芸工大卒業生の姿- 地域で活動する東北芸術工科大学の卒業生・在学生はどんな方法で、 社会に学びを活かしているのでしょうか。 本校の総合美術コース学生21人がインタ…
運営しているクリエイター

#アート

わくわくを、ぎゅぎゅっと。 -誰もが楽しめるアート教室を-

わくわくを、ぎゅぎゅっと。 -誰もが楽しめるアート教室を-

──アートの需要に、救いの手を。

2021年9月、山形県新庄市のエコロジーガーデン「原蚕の杜」では、沢山の親子が賑わいを見せていた。

インタビューに答えてくれたのは、東北芸術工科大学(以下、芸工大と略す)コミュニティデザイン学科 3年の有我朋恵(ありが ともえ)さん。

有我さんは、この「原蚕の杜」にて行われたアートワークショップイベント「新庄教室」の学生代表として活動の主軸となって活躍してい

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ゴミに向けられた、それぞれの思い

ゴミに向けられた、それぞれの思い

私は、「白の橋」(しろのはし)という学生プロジェクトの参加者にインタビューを伺った。インタビューに応じてくれたのは。東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 日本画コース1年(2021年度入学)の勝又愛乃(かつまたあいみ)さんと、同学、学部、学科、同
コース3年(2019年度入学)の江守彩夏(えもりさいか)さんである。

「白の橋」とは、芸術作品を制作、オンライン公開し、販売する活動である。活動のそれら

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捨てられる遺骨をアートに変える

捨てられる遺骨をアートに変える

──「白の橋」プロジェクトとは。

愛護センターで生を終えた動物たちの遺骨は、どうなるか知っているだろうか。愛護センターで殺処分または施設内死亡となってしまった犬や猫の遺骨は、一般廃棄物つまり”ゴミ”として処分されてしまう。そんな中、「人間と共生してきた犬猫をゴミにしたくない」という思いから、東北芸術工科大学 美術科 日本画コースと有志の学生が集い、動物の遺骨を「骨絵の具」として利用し、絵画作品の

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美容室から始まるアートと地域の繋がり

美容室から始まるアートと地域の繋がり

「芸術地域連携企画Daz」

 年内の展示を目指し活動する「芸術地域連携企画Daz(ダズ)」。
 その代表の総合美術コース3年永沢ほのかさんと、副代表日本画コース3年宮古真奈さんに活動内容やそれぞれの企画にかける思いを聞いた。(以下、苗字表記)

–「Dazの活動内容について」 Dazとは、代表の永沢さんが美容室『Kuria.』のオーナー(滝本義貴さん)より「芸工大生に展示用の絵を描いてもらえない

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音楽と絵画が繋ぐもの

音楽と絵画が繋ぐもの

お気に入りの色だという、赤青黄の鮮やかなネックホルダーを首から提げている。東北芸術工科大学(以下、「芸工大」)の洋画コースの卒業生であり、現在、総合美術コースの副手として勤務しながらアーティストとしても活動している飯尾淳太さん(以下「飯尾さん」)にお話を伺った。

音楽と絵画を融合させるという独特のコンセプトを持つ作品には、様々な素材を使用する飯尾さんのこだわりや地域との関わりが反映されている。

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