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継続的なコミュニケーションを大切に。投資先スタートアップと一緒に、裾野市長へご挨拶に伺いました

ドローンを活用した裾野市の3D地図が完成

今年3月に実施した投資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトでは、裾野市御宿新田区及び岩波区でドローンを活用した測量を行いましたが、先日そのデータを用いた3D地図がついに完成しました。

TRJX(※)へ取り込み後の3D Map

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今回はドローンで測量したデータに、静岡県が所有する3次元点群データを掛け合わせることで、通常の点群データよりも正確な位置を表せる非常に精度の高い地図を作成することができました。

数々の3D地図作成に携わってきたトラジェクトリー代表取締役社長 小関賢次氏も「自動運転に活用できるクオリティの高いものができた」と満足な様子。裾野市役所の皆様をはじめ、裾野市にウーブンシティを建設予定のトヨタ自動車東日本や、矢崎総業など周辺企業の皆様からも好評を頂いています。

また、東芝グループ各社が集うドローン関連の会議でも3D地図を紹介し、技術的な質疑も含めて活発な議論が行われています。

東芝テックとしては、これから新規事業創出に向けて仮説検証や顧客開発を進めていきます。プロジェクト推進メンバーであるバリューアップチームの勝又は、「出資先のトラジェクトリーとプロジェクト終了後も定期的にコミュニケーションを取りながら、次の打ち手を検討している最中です」と述べました。

今回のプロジェクトはあくまでもスタート地点。次の取り組みに向けて進める中で、「必要に応じて、相手に合わせた手段でコンタクトを取るように心がけています」と勝又が言うように、関係各所との継続的な関係づくりをとても大切にしています。

例えば、私たちは日常的にteamsを使って会議を行ったり連絡を取り合ったりしていますが、裾野市がそういったツールを使用できない場合、電話や直接会ってミーティングを行っています。逆にトラジェクトリーとのコミュニケーションでは、手軽にレスポンスしやすいメッセンジャーアプリを使うケースも。

裾野市とのやりとりに関しては、プロジェクト当初から東芝テックがフロントに立って連絡を取り合っていることもあり、引き続きトラジェクトリーと裾野市のハブ的役割を担い、3社が効率的にコミュニケーションを取れるようにしています。

3D地図完成を裾野市長にご報告

市長ご挨拶お写真

(右から)トラジェクトリー 小関氏、裾野市長 高村氏、東芝テック 勝又、宮原

先日、バリューアップチームの勝又、宮原とトラジェクトリー小関氏で、3D地図完成のご報告も兼ねて裾野市長・高村謙二氏のもとへご挨拶に伺いました。

「実施したプロジェクト内容や3D地図についてご説明を差し上げたところ、高村市長は趣味を通じて航空管制に詳しいこともあって、興味深く話を聞いていただけました」と宮原は当日の様子を振り返ります。

また、3D地図は緊急性の高い災害時の物資支援のほか、鳥獣対策などにも使えそうなど、今後の活用方法についていろいろと意見交換をすることができました。

市長へのご挨拶が終わった後は、みらい政策課や危機管理課の担当者の方とトラジェクトリー小関氏を交えて、ドローンでモノを運ぶだけではなくそれに関連する作業効率化のアイデアなどについてもディスカッションを行いました。

その際、物資輸送の在庫管理や棚卸を効率化するソリューションとして東芝テックのRFID端末を持参し、実際に見ていただきながらご紹介しました。

今回作成した3D地図が、裾野市の次世代型近未来都市構想「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ」(SDCC)の様々なシーンでお役に立てることを楽しみにしています。

※プロジェクトのレポート記事はこちらをご覧ください

※TRJX:AI管制プラットフォーム。複数の無人航空機が同時に展開可能な飛行ルートを自動で生成する。

【以前の記事はこちら】


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