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東芝テックCVCのこと 記事まとめ

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私たちの日々の活動や出資情報、メンバーの思いなどをまとめています。東芝テックCVCに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです!
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#オープン社内報

飲食店のDXと集客支援サービスを提供するスタートアップ企業に出資しました

2021年9月30日、ようやく4回目の緊急事態宣言が解除されましたが、飲食店では人手不足やコスト削減など厳しい状況が続いています。そのような中で当社の顧客である飲食店の現場(店舗)でも、DXによる業務効率化・集客改善が急務の課題となっており、店舗全体のオペレーション改革へのニーズが高まっています。 私たち東芝テックは、この度、株式会社Bespoに出資をいたしました。 今から「ごはんを食べに行こう」「飲みに行こう」と思ってお店を検索した時、ネット予約は当日「TEL」や「×」

単発アルバイトのマッチングサイトを提供するスタートアップ企業に出資しました

少子高齢化・労働人口減少に伴う人材獲得コスト上昇から、採用コスト削減が企業課題の一つとなっています。また、働き方改革によるビジネスパーソンの副業ニーズの増加、ギグワーカーの拡大による短時間労働者の増加など、求職者のライフスタイルも変化してきており、従来の求人サイトや人材派遣サービスを活用した採用だけでは、ワーカーや企業のニーズを全てカバーすることは難しくなってきています。 そのような中、新しい雇用/採用手段として空いた時間に気軽に働けるというスポットワーク(日雇いの直接雇用

アルバイトに特化した労務管理サービスを提供するHRテック企業に出資しました

小売店や飲食店などの店舗では、アルバイトなどの非正規雇用者の入社手続きや労務管理業務が多く発生します。しかし、店舗のIT環境が十分に整備されていなかったり、現場のITリテラシー不足が原因で、各種業務をアナログで行なっているケースも少なくありません。 実際に東芝テックのクライアントである小売・飲食・サービス業様も店舗の“人”に関する課題を抱えているケースが非常に多く、主にHRテック領域で店舗のDX化をサポートしていく必要があると感じています。 そのような背景から、私たち東芝

ダイナミックプライシングを実現するスタートアップ企業に出資しました

顧客ニーズが多様化する中で、需要と供給のバランスは常に変化し、市場における商品の適正価格は随時変動しています。 そのような背景から、ITやAIを活用して需要予測をしながら適正価格を決める「ダイナミックプライシング」があらゆる業界で徐々に浸透しつつあります。その流れはCOVID-19禍でさらに加速し、密を回避する施策の一つとしても期待されるようになり、「固定価格制」ではなく「変動価格制」を取り入れる企業が少しずつ増えています。 私たち東芝テックの注力領域の一つであるリテール

スタートアップ経営者と読書。効率的なインプット術やおすすめ書籍について

皆さん、いつも情報は何からインプットしますか? 最近はインターネットやSNSのほうが便利で、書籍になった時点でそこに書かれている情報はもう古い、なんてことを言われたりします。 でも、時代を超えて読み継がれる良書があるように、インターネットではなく本とじっくり向き合うことで得られるものもあるはず。 今回は投資メンバーが普段どんな本を読んでいるのか、効率的にインプットする方法、日々多くの経営者とご一緒する機会が多いメンバーだからこそ感じていることなど、参考になりそうなポイン

【後編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜相談する時は協業案がないとダメ?それよりも必要なのは〇〇

前回の記事では、スタートアップ企業の方とコンタクトを取るタイミングやきっかけについて投資担当メンバーに話を聞いてみました。今回はコンタクト時に知りたい情報や、スタートアップ企業とコミュニケーションを継続させる方法についてもう少し聞いてみます。 知りたいのは協業案よりも事業のことスタートアップ企業がCVCからの調達を検討している時に、「話をきいてくれるのだろうか」となかなか声を掛けにくいケースがあるかと思いますが、皆さんはどう思いますか? 吉村:興味はあるけれど、東芝テック

【前編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜どんなタイミング・方法でコミュニケーションをとっているの?

私たちは日々、新規事業創出に向けてスタートアップ企業を探索しているわけですが、スタートアップ企業の方からすると事業会社のCVC担当者に声をかけることは少しハードルが高いと感じる場合もあるようです。 「CVCにはどういうタイミングでコンタクトを取ればいいの?」 「協業案がなくても相談できるの?」 といった声も実際にチラホラと耳にします。 そこで今回は投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に、「どういうタイミングや方法でスタートアップ企業とコンタクトを取っているのか」「コンタ

継続的なコミュニケーションを大切に。投資先スタートアップと一緒に、裾野市長へご挨拶に伺いました

ドローンを活用した裾野市の3D地図が完成今年3月に実施した投資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトでは、裾野市御宿新田区及び岩波区でドローンを活用した測量を行いましたが、先日そのデータを用いた3D地図がついに完成しました。 TRJX(※)へ取り込み後の3D Map 今回はドローンで測量したデータに、静岡県が所有する3次元点群データを掛け合わせることで、通常の点群データよりも正確な位置を表せる非常に精度の高い地図を作成することができました。 数

アーリーステージのスタートアップと連携するために私たちが心掛けていること

前回の座談会では東芝テックCVCがアーリーステージのスタートアップへ投資をする際のシナジーの捉え方や提供できる価値について投資チームに話を聞きました。 今回はアーリーステージのスタートアップのバリュエーション評価や事業の途中でピボットするケースについて投資する側の視点でどう捉えているのか、もう少し突っ込んだ話を投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に聞いてみたいと思います。 アーリーステージに高いバリュエーションがつくことのリスクとは?最初にお聞きしたいテーマは、「フィナ

CVCがアーリーステージのスタートアップ企業に投資するのはなぜ?率直な疑問を投資チームに聞いてみた

事業会社のCVCはPMF(プロダクト・マーケット・フィット)の後やプロダクト拡販を迎えるシリーズBぐらいのスタートアップに投資するケースが多く見られます。 どのステージのスタートアップに投資するかは事業会社の状況によって異なると思いますが、スタートアップ側から見ても、アーリーステージで事業会社のCVCに投資してもらうことについて気になるところがあるのではないかと思いました。 そこで今回は、 「CVCがアーリーステージに投資をするってどういうこと?」 「アーリーステージでC

4月からの新体制。CVC投資活動はより積極的に!新たに加わったバリューアップチームとは?

4月に入り、組織改編や部署異動などがあった人も少なくないと思います。私たち東芝テックCVCチームにも若干の体制変更がありました。 まず、部署名が変わりました(企業あるある、ですね笑)。 「経営企画部 ビジネス・イノベーション・センター」改め、「新規事業戦略部 CVC推進室」です。 部署名が変わっても基本的なミッションは変わらないのが私たちのチームですが、よりポジティブに活動できるような体制になりましたので、そのあたりをCVC推進室・室長の鳥井と新しく加わったメンバー(宮原

投資先支援プロジェクト:プロジェクト開始から3か月。大企業がなぜスピード感をもって取り組めたのか?

先日、出資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトを紹介しましたが、今回はプロジェクトがひと段落したタイミングということで、プロジェクト推進主要メンバー(勝又、南日)と投資担当の鳥井を交えた振り返りの座談会を実施。投資先スタートアップ企業とのプロジェクト立ち上げの経緯から今後の方向性まで聞いてみました。 ※プロジェクトのレポート記事はこちらをご覧ください スタートアップ企業とのプロジェクトってどうやって始まるの? トラジェクトリーに東芝テックが出資

東芝グループとしてスタートアップ企業に寄与できることは?-「100 Give, 1 Take」の気持ちを大切に。

私たちは東芝グループのオープンイノベーション活動にも積極的に参加しています。東芝グループとしての新規事業創出に向けた取り組みを少しご紹介させていただきたく、今回はゲストをお招きしました。 この度2021年3月に行われたPlug and Play Japan主催の「Winter/Spring 2021 Summit(※1)」で、東芝が「Ecosystem Builder Award」を受賞したということで、東芝グループのオープンイノベーションを推進している相澤宏行さんにnot

ドローンAI管制システムを開発するスタートアップ企業に出資。そして裾野市で3D地図作成プロジェクトを開始します

私たち東芝テックCVCは、日々イノベーションを起こすタネを探していますが、見つけるだけではなく、協業する仲間と一緒に新たなビジネスを共創する活動も大変重要だと思っています。 今回は、私たちが出資したスタートアップ企業との取り組みを紹介させてください。 AI管制プラットフォームとドローンのトラジェクトリーに出資しました。 2020年9月、私たち東芝テックはAI管制プラットフォーム「TRJX」を開発・提供する「株式会社トラジェクトリー」に出資しました。 トラジェクトリーは