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2023 大学入学共通テスト 英語 (リーディング) 講評めいたもの(2023/01/16追記)

追記事項:難易度は下に書いた通り、易しい
ただし、平均点は下がりそう(多分下がる)
おそらく、下に書いた”解きづらかった(だろう)ポイント”がネック
さらに何となく話題になっている第6問Bのスライドと本文の順番が違ったということが平均点下げポイントかなと。

総じて、英語それ自体は易しいが、試験として解きづらく、平均点は下がる、という感じ。

生徒からもらった「難しいというより、厭らしい」というのが的を射ている気がいたします。

共通テスト英語 2023 リーディング

昨日(2023/01/14)に行われた大学入学共通テストの講評めいたものを書いたので置いておく

難易度など(体感・予想

難易度→易しい(5段階中2)
読解量→多め(5段階中4)
語彙レベル→相応(5段階中3)

“英語”としては易しい部類
“英語試験”としては長くてしんどい部類
“方向性”としては良くも悪くも中途半端。もっと英語力に振り切るか、4技能に振り切るかすれば良いのに
まぁこのフォーマットの限界です
“入試のための教材”としては比較的優秀。
 ①設問をチェック→本文読解
 ②1文を丁寧に読む→パラメモ→トピックメモ→各メモを参考に解答
 ③問題集、模試と違ってパラ全体もしくは本文全体から解答を判断する
 という3点の基本作法が身につく。さらに
 ④長いけど、硬めの文章で演習できる→易しめの長文問題集の長文が小説文体などが多いが、共通テストでは、評論寄りにエッセイや説明文、評論文の易しいレベルで長いものが採用されている

解きづらかった(だろう)ポイント

注意点
①一部専門用語など→一旦立ち止まるが、前後関係、全体読解、設問から理解可能(容易
②文章の長さ→教科書の1レッスンを内容理解、内容まとめを行いながら普通に読書できるなら問題ない
③設問→設問の流れが本文からチグハグに感じるところはあるが、設問と本文で相互補完して内容理解しやすかった

上記3点で解きづらさを感じた受験生はいる

予想(平均点とか)

平均点は高め?
ただし、高得点帯と低得点帯の二極化になりそう
場合によっては平均点が下がるが、
表面的な学習に終始している学習者が低得点
普通に英語の読書をできるか、という視点の学習者が高得点
という結果になりそう

学習を得点に結びつけるために

悪い例
①語彙の丸暗記
②雰囲気による読解もどき
③場当たり的な文法知識
④謎理論に依拠した長文読解テクニック・ルール頼り
⑤一問一答式の丸暗記型文法問題集の正答率で一喜一憂するタイプ
⑥第○パラグラフ第○文に書いてあるので、○番の選択肢が正解、みたいな問題集愛用者

上記タイプの人が人生の敗ぼk…違った(話題が大きくなってるし言葉が強くなりすぎそうだった
上記タイプの人が将来騙されて壺をk…違った(全く話題が違った
上記タイプの人はスt…サp…でせk…違った(合ってるけど、コンプラ的にダメ

上記タイプの人が得点沈没タイプ

その逆の人が高得点帯という意味で真っ当なテストかなと

必要な力(敢えて言うなら

今回の問題中で
英語知識項目として解説すべき点は少ないです
どちらかというと、読書、読解について指導する点はあります

日本語の読書、読解に不安がなく、丁寧に英語力をつけていった人には簡単な問題でした

高校1・2年生なら
時間は倍とるか、無制限で解いてみると良いかな
分割して構わないので

で、英語力が足りないのか
それとも読解力が足りないか

よく考えた方が良いかと
良い材料だと思います

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