見出し画像

冗談が通じないって、悪いこと?

 「冗談が通じない」って言われたことありますか?私は、何度か言われたことがあります。

 「こんなの冗談だよ、いちいち傷付かないでよ」

 たとえば容姿のこと。「なんか今日むくんでない?不細工だな〜!」とか。もしくは知識のこと。「え、馬鹿じゃん!」とか。不意の一言に、私は傷付いてしまうのです。
 相手からすると100%冗談で言ったのに、勝手に傷付かれて、不本意に加害者側になったようで気分が悪い、という具合なのでしょう。

 そういう時に傷付いたことを表に出すと、冗談として受け取れなかったこちらが悪いように思われてしまいますし、面倒くさい、やりづらいと思われていることをこちらも察します。だから、時には道化に徹して、その冗談とやらに乗っかって笑い飛ばしてみたりします。友達グループの中のいじられ役みたいな人も、こういうことってありそうですよね。

 だけど、こうして自分の心を殺し続けるにも限界があります。

 私は一度離婚しているのですが、離婚の原因もこういうところにありました。デリカシーの無い言動に心が耐えられなくなったのです。

 そんな経験からも学んで、今後は、恋愛であれ友人であれお付き合いする場合には、この感覚に配慮してもらうのが難しいならば、わざわざ一緒にいるのはやめようと思っています。無理して平気なフリをする必要も、無理して笑う必要もないと思うんです。そういうことをすると、後で絶対しんどくなるから。

 冗談っていうのは、笑わすために言うものです。面白いはずのものです。言われた側が傷付く、ってそれは本当に冗談として成り立っているのでしょうか?そんな冗談、通じなくて結構です。

 ・・・という、強い気持ちでいたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?