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パラ見て思う。年齢でカテゴライズしたスポーツの祭典があっても。

30過ぎたら運動しない日本文化はどこから?

日本人の4割の中年男性は肥満らしい。

中年とはおよそ30代、40代のことですが、この年代はプロスポーツ選手も引退する時期。かつてのヒーローが解説者として太って出演しているのを見ると、ちょっとがっかりする。

人生100年時代と言われているのに、スポーツ選手が30代でどんどん引退していく。その後の人生50年、60年どうするんだろう?転職必須の人生。

スポーツ辞めた後の人生の方がまだ2倍ある

子どもがスポーツ選手になりたいと言ったら、スポーツ選手以後の夢も持ちましょうと言う。その後の人生のほうが長いのだから。

スポーツ選手になるから学校の勉強はいらないと思いたいらしいが、スポーツ選手以後の人生のほうが長くて、20代前半で一般社会に出て社会を学ぶ一般人よりも、30代中盤で社会に放り出されるスポーツ選手のほうが知識と教養はよりつけておくべきだろうとも思う。

プロスポーツの引退雰囲気に流されて一般の30代もスポーツをやめていく

中年はスポーツをやめるというのはそんなスポーツ選手事情が生んだ勘違いであり、一般の人はまったく辞める必要はないはず。
パラリンピックの選手生命はオリンピックよりも長いのは見ていてわかる。理由はカテゴリー分けだ。障害レベルによるカテゴリー。
パラリンピックに出たい!と思って出られるものではないのだから。
出場できる機会があることがやる気にさせる。継続させる。きっとそうだ。

活躍できる舞台がないのが不幸

パラリンピックが成功できるならば、あらゆるスポーツを年齢でカテゴリー分けして国際大会も開けば良いのではないか?と思う。

オーバー40、オーバー50、・・・オーバー80くらいまでカテゴライズしてスポーツの祭典でもしてくれれば、プロリーグを離れた後もオーバー40で日本代表目指します!とか言って現役続行できるだろう。

50代、60代でもスターが活き活きと現役貫いてくれると、それを見ている同世代も自分も頑張ろう!って思うだろう。

希望の星は三浦知良ただ一人?

そして世の中年はスポーツを辞めずに自分も頑張ろうと思うだろう。

そうしたら、健康寿命が伸びて医療保険の国家負担も減るだろう。

今は三浦知良選手を見て、まだまだやれる!って思う。思いたい。希望の星は彼くらいしかいないのだ。横浜FCのベンチメンバーに三浦知良と表示されるだけで、よし、まだまだできる!と自分に言い聞かせる。

40過ぎて終わったと思ってる中年が多いのは世の中に害を与える

40過ぎて、俺たち終わったよねっていう空気。
連鎖してみんながそう思い始める。まだまだやれる!と思っている人にとっては弊害だ。
社会全体が、「もっと若い人が」どーとかこーとか言う風潮があるけど、お前も頑張れよ、まだ半分以上あるぞと言ってあげたい。
たしかに「終わった」と思わせてくる業界はスポーツ以外にもある。転職業界も、芸能界もどんどん不利になっていく。
40過ぎたら転職案件まるでない。理由は年輩者は使いづらいからだ。
年功序列の弊害を自ら作っているのは中年の方かもしれないです。
そういう空気も相まっておっさん差別っていうのが世の中にどことなくあるのはおっさんになって感じている。それはおっさんが活躍しづらい構造だからだろう。
おっさんとひとくくりにカテゴライズして省くのではなく、活躍の場を作りたい。そういうカテゴライズなら大歓迎だ。
渋谷の若者とカテゴライズされてワイドショーでブツブツ文句を言われる若者も頭にくるだろう。おっさんもそうだ。一緒くたにしないでほしい。
男性も女性も、30代、40代で終わったと思わせる社会構造にメスを入れるには、スポーツが鍵なのでは?と思ったパラリンピックでした。


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