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ひとり水族館。

巷にはたくさんのひとり○○がある。

ひとりカラオケ、ひとり旅、ひとり映画…

昨今の社会情勢の影響もあり、私もひとり○○をする機会が増えた。その中で、最近、私のひとり○○の一員になったのが「ひとり水族館」だ。


ひとりで行く水族館は、誰かとの会話を気にすることもなく、自分の好きな生き物を好きなだけ見ることができる。

伸び縮みするチンアナゴに、岩場でうとうとするペンギン。
穏やかに流されているクラゲに、せわしなく動き回るカワウソ。

そして、

チンアナゴを見て喜ぶ子どもたちに、ペンギンにご飯をあげる飼育員さん。
クラゲをぼーっと見つめる女性に、カワウソを見て微笑むカップル。

というように、水族館に海や川の生き物たちを見に行ったはずが、いつの間にか、人間観察になっていた。ひとりという自由な身の分、普段より視野が広がったのだろうか。

そして、たくさんの人々を観察することで、自分の存在も改めて認識する。

きっと私もどこかのひとりさんに、チンアナゴを見る喜ぶ子どもたちを見て微笑んでる変な奴だと思われたことだろう。


もちろん、友人や家族と行く水族館は何倍も楽しいことが多い。
時間を合わせて見に行くショーは、私に改めて生き物のすごさを感じさせるし、生き物たちには悪いが、勝手にみんなでアテレコをして楽しむのも水族館でのあるあるだろう。

ただ、ときにはひとりで、何も気にせず水族館を楽しむことも悪くない。
ひとり水族館は、癒しを感じるだけでなく、海や川の生き物、そして人を知る良い機会になるからだ。


さぁ、次はどんなひとり○○をしてみようかな。

何かおすすめのひとり○○があったら是非コメントにて教えてください。

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