「失敗したらどうしよう」と経営者なら誰でも考える。では失敗をどう考えたらよいか?
なんてよく耳にします。
この耳触りのよいチャレンジという言葉には失敗を恐れず"リスク"をとることが含まれています。
経営も然り、成功へのチャンスと失敗へのリスクを前提にチャレンジします。それこそが企業の生命力だからでしょう!
失敗すれば、チャレンジは即ピンチにもなる。
しかし、「ピンチはチャンスだ!」という言葉もありますね。
この言葉からすると、チャレンジはチャンスに転じると言える。
そして、チャンスはリターンに跳ね返る。
だったらチャレンジしよう、というわけです。
つまり、ピンチはチャンス、リクスはリターンの背中合わせということで、失敗の可能性の中にはチャンスとリターンが詰まっているのです。
では、このチャレンジとはどのようなものか?
「トライする」という言葉よりはハードルが高そうですが・・・。
私の定義です。チャレンジとは‥、
のことです。
だからこそ”やりがい”という価値あるのでしょう。
その価値とは、失敗する可能性が十分にあるからこそ勇気と決断が試されることで生まれるものと思います。
そして、そのやりがいは"気概”、”覚悟”、"胆力”を育てたり、根付かせたりする。経営者としての成長と言ってよいでしょう。さらに、この成長が新たなチャレンジへの源泉となるのです。
と言ったのは、サンディゴ州立大名誉教授であるスティーブン・P・ロビンズです。つまり、
失敗する可能性が低い選択肢はチャレンジとは言わない。そして、成長もできない。
もし、経営者がチャレンジを怖がり尻込みをするようであれば、会社は現状維持どころではなく衰退の一途を辿るでしょう。最悪、倒産にまで至るケースもあります。
失敗を嫌う経営者は発展への道筋はつくれない。
なぜならば、失敗を恐れず変化し続けるチャレンジ行為が発展への原動力だからです。
企業経営の視点からすると、チャレンジは改革。
つまりイノベーション(Innovation)の概念を含み、トライは改善。つまりトライアンドエラー(Try and Error)の概念を含みます。
本当でしたら私はこのイノベーションをリボリューション(Revolution)と呼びたいくらいです。
そのくらい大胆にして斬新な転覆行為なのです。
そして、改革は現状を否定して、根底から会社の在り方、事業の在り方を将来に向けて見直すことを指す。
改善は現状を肯定して、より早く、より安く、より簡単”にしていく視点から現実の業務を見直すことを指します。
改革、改善、どちかが失敗に対する恐怖心を抱くか?それは根底から変えようとする改革です。
経営者は会社の危機局面において改革を断行する際、恐れに立ち向かう気概が必要です
このメッセージは改革を意味します。言い換えれば企業の「再誕」です(再生ではなく)。
この指針を経営幹部会で議論をしたとしても最終的には社長のトップダウン、つまり、独裁(独りの決裁)によって改革の旗を掲げる。
その意思決定プロセスには失敗すると会社が存亡の危機にさらされるリスクを踏まえていたはず。
その上で社長一人孤独な世界で勇気をもち決断するための自問自答が存在しているはず。
まさしく”勇者・雄姿”そのものですね・・・。
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