見出し画像

行間を訓む vol.30 ~ 大神ミオ生誕祭記念「夜行通信」編~


プロローグ


 皆様こんばんみぉーん!!最近取り憑かれたようにnoteばかり書いているつななでございます!
 さて、早速ですが本日8/20はホロライブゲーマーズの大神おおかみミオちゃんこと「ミオしゃ」のお誕生日です!おめでとうございます!!🎊🎉🎂
 
記念すべき30回目(=語呂合わせでミオ回という神タイミング)であるスペシャルな本日の企画ではそんなミオしゃのオリジナル曲「夜行通信」をPICK UPさせて頂きますよ!


昨年の生誕祭ではミオしゃの紹介も兼ねて
初オリ曲「Howling」をませて頂きました!▼


 「夜行通信」は「サヨナラは、まだ」の投稿から一週間後の2022.12.07.に行われた「大神ミオ4周年記念ライブ - Mio Forest night party -」にて突如初お披露目され、ミオファを驚かせました。そしてその日のうちにYoutubeで公開されております。「わんわんわおーん/さしみお feat.スバおか」を含めると恐らくこれで5曲目の披露です。
 最近の大きいイベントでは2023.03.19.に行われた hololive 4th Fes. Our Blight Parade (DAY2) にて、この「夜行通信」がミオしゃによって歌唱披露されていましたね。

下記にリンクを貼っておりますのでどうぞ一度ご試聴くださいませ。▼


 ――― リズミカルかつエモな歌詞。そして落ち着いたミオしゃの歌声が織り成す良曲でした。

 この曲は作詞・作編曲を堀江晶太さんが担当されています。かの有名なわためぇのオリ曲「My song」の作編曲やホロライブ4thフェスの全体曲「Our Blight Parade」の作詞・作編曲など、ホロライブの多くの曲を手がけられたことでも知られます。
 歌い手の感情を乗せているような曲が多いので、堀江さんの手がける曲はもれなく良いという印象があります。では、具体的に次の章から歌詞の内容に注目しながら曲の中身について見ていきましょう。


 注)セクション分けや歌詞の内容の考察ついてはあくまで筆者である私の個人的主観です。もちろん私自身は専門家でもありませんので、もしかすると表現や言葉使い等に間違いもあるかもしれません。万一の場合は生暖かい目で何卒ご容赦くださいませ。



歌詞訓み(§1)


「聴こえますか」という呼びかけの一言からこの「通信」は幕を開けます。


聴こえますか

ハロー ハロー 聴こえますか そっちは何年?
正しく分かり合う手段は 一つじゃないさ

 今歌っている私のこの声が君に届いているかな?そちらは今現在どんな時を刻んでいるのかな?
 お互い置かれた場所や境遇は違って、価値観も違うかもしれないけど、心を通わせる手段はいくらでもあるから。そのひとつとして、私は歌って発信してみる。



漂う時間は何処へ行くのか
さよならは いつ誰が決めるの
その手に触れようと願ってる 本当さ

 永遠の時の流れに乗って波間に漂っているけど、一体どこへ向かっているんだろう。別れのときは誰がいつ判断するのかわからないけど、その前にいつか君のその温かい手に触れたいと心から願ってる。嘘じゃないよ。



永遠の夜光 君に歌う
世界中が 君にいじわるでも
思い出して 覚えていて
瞼の裏 ずっと また 会えるからね

 永久に続き、吸い込まれそうに見える夜の光に照らされながら、君に向けて歌ってみる。たとえ世界の全てが君を受け入れなかったとしても、私のことを心に思い出して瞼の裏に姿を写し出してみて欲しい。忘れずに覚えていてくれれば、ずっと一緒にいられるし会うこともできるから。



穏やかに 健やかに 枯れるブーケ
君だって 私だって 消えるのは 言葉だけ
ふんわり 君を 抱きしめてあげるからね
泣かないで

 窓辺に飾られた花束がいつかその役割を終え、健やかな環境で穏やかに朽ちていくように、いつか訪れ来る「別れ」に直面したとしても、君や私は通信手段としての「言葉」を失うだけだから。
 そんなとき私は、君を包み込むようにギュッと抱きしめてあげるから。どうか泣かないで欲しい。



歌詞訓み(§2)


延々と続く今日は 雪原のようで
当然の幸せまでも 眩ませるんだ 忘れないで

 雪がしんしんと降る夜の雪原のように、延々と続きそうな今日という日を送る中では、目の前に当然の如く存在する幸せですら雪の下に隠れて姿を眩ませてしまう。だからこそ、忘れずに覚えていて。



何処へだって繋がる 回線
寂しい宇宙と オレンジの公園
慕わしい心の限りを 歌おう

 今や通信しようと思えば回線やチャンネルは世界中何処へだって繋がっているから。何も無く寂しい宇宙や夕焼けの橙で染まる公園のように、親しみと愛着に湧くこの心を歌に乗せて君に届けよう。



永遠の夜光 届くよね
幻想よりも 優しいかたちのまま
濡れそぼる その頬を こっそり撫でて
乾かしてあげるからね 何度だって 何度だって

 永久に続くような夜の光に照らされながら、君に向けて投函したこの歌はきっと数多の回線を通じて君の元へ届いてくれるだろう。とりとめの無い空想ではなく、歌という優しい形のままで届けよう。
 君の頬を伝う涙で顔がびしょびしょになってしまっても、いつかこの歌がこっそり頬を撫でて涙を乾かしてくれることを願って。何度でも、何度でも、君の元へ向けて。



歌詞訓み(§3)


永遠の夜光 虚空に歌う
会いたいよ 消えたくなんてないよ
思い出して 覚えていて
今、ここで 笑い合ったことを

 永久に続くような夜の光は私の声に応えてくれず、何も無い虚空に響くだけかもしれないけれど。会いたいという気持ちはいつも同じ。このまま無かったことになんてされたくないから。
 どうか心に私を呼び起こして、覚えていて欲しい。今この瞬間ここで共に過ごし、笑い合った日々を。何度でも。



永遠の夜光 君に歌う
世界中が 君にいじわるでも
思い出して 覚えていて
瞼の裏 ずっと また 会えるからね

 永久に続くような夜の光の下で、君に向けて歌って通信する。もし世界が君の味方でなくて辛い夜だったとしても、君の瞼の裏に私を思い出してみて。私の姿を投影して覚えていてくれる限りずっと、きっとまた会えるのだから。



さよならは さよならは
ねえ 誰が 決めるもの 消えるのは 言葉だけ
ふんわり 君を 抱きしめてあげるからね
泣かないで

 ねぇ、じゃあ「別れ」はいつ誰が決めて訪れ来るものなの。消えてしまうのは言葉だけかもしれないけれど。予め教えてくれたって良いのに。
 でも、そんなときが来てしまったら、私は溢れんばかりのやさしさとこの手で君をギュッと包み込んであげるから。どうか悲しまないで ―――


エピローグ


 この世に生を受け、生きとし生ける全ての物に出会いと別れはどんな形であっても必ず訪れ来るものです。だからこそ、偉大さや功績なんかでなくても良いから誰かの心のどこかにずうっと残れるような、そんな存在でありたい。
 ささやかな願いを乗せた通信は「配信」という形で回線を通じ人々の手元に届けられ、沢山のファンに笑顔を届けている ――― 。

それって実は当たり前なようで「幸せ」って…コト!?


 ・・・話は逸れますが、実のところ今回は私のディレクションミスが発生し、少々思いつきから来る突貫工事で前日に慌てて作成しはじめであったこともあり、夜行通信より前(2022.11.30.)に投稿されている「サヨナラは、まだ」ではなく、個人的に好きという理由での選曲になりました。ユルシテ。また別の機会を見つけて投稿できれば良いなとは思っております。ささやかに。


 お披露目した楽曲の裏話などについてはライブの振り返り配信にてミオしゃ本人が話されていますので、詳しくはそちらも一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。(文面に該当のURLを埋め込んであります。)


ミオしゃのチャンネルと X(旧Twitter)は下記になります!▼

大神ミオX(旧Twitter):https://twitter.com/ookamimio


それではまた次回の「行間をむ」でお会い致しましょう!!
おつみぉーん!!👋✨
2023.08.20. つなな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?