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【開催レポ】エネルギー王に俺はなる!地域の「ありがとう」を集めるため、御旗を上げた磯﨑さんが取り組むSDGsの目標⑦「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」

こんにちは。つながるキャンパス事務局の高橋です。
つながるキャンパス(以下つなキャン)は、「あなたの出会いと学び、挑戦をボーダーレスに」をコンセプトに日本全国の高校生・大学生および100を超える地域団体・企業・社会人サポーターが集うオンライン上の仮想キャンパスです。

本記事ではつなキャンが実施するキャリアセミナー「つなキャリ」で1月24日に実施した「経営者図鑑Vol.1」の様子をレポートします。経営者図鑑シリーズの詳細はこちらの記事をご覧ください。

1.series1「経営者のパーソナリティ×SDGs」

経営者図鑑シリーズ、第1弾のテーマはSDGs。SDGsとは17のゴール・169のターゲットから構成される、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。その目標に対し、地域社会の中で、経営者たちは何を想い・考え、どのように取り組まれているのでしょうか。SDGsへの取り組みを通じて、挑戦し続ける経営者のパーソナリティに迫ります。(イベント詳細は下記よりご覧いただけます。)


2.GUEST|(株)エネファント 磯﨑顕三さん

第1回のゲストはSDGsの目標⑦「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に関連した企業・(株)エネファント代表取締役・磯﨑顕三さんをお招きしました。地域復興と新たなエネルギー社会の実現を目指し、「エネルギー王に、俺はなる!」と公言する磯﨑さんの会社(株)エネファントについて紹介します。

エネルギーの中でも「太陽光」

起業を考え始めた21歳の時に知った太陽光エネルギーの力に可能性を感じた一方で、化石燃料などをめぐる争いに疑問を持ったという磯﨑さん。

磯﨑さん:60億人の人が1年間に使うエネルギーは、1日に地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーと同じ量だという話をたまたま聞いたんです。エネルギーに関することで人と人とが争い、奪い合う姿や国同士のパワーバランスが変わることをニュースや教科書の中で見たときに、上を見れば大きいエネルギーが降り注いでいるのに、なぜ自分たちの地面の下にあるものばかりを見て、小さな争いをしているのだろうかという疑問を強く持ちました。

(株)エネファントとは

そんな磯﨑さんが立ち上げた(株)エネファントは「『創る』と『使う』を最短で繋ぐ街創り」という思想を土台に、地域で電気を「創る」再生可能エネルギー事業、創った電気を「配る」小売電力事業、電気自動車を蓄電池として電気を「蓄える」レンタカー事業に取り組まれています。

これらの取り組みは多くの企業から注目され、21年には環境スタートアップ大賞のファイナリストに選出されたり、パナソニックなど大手企業と連携した事業展開を行っています。

3.つなキャン生が聴く「磯﨑社長」とは

経営者シリーズはつなキャン生、つなキャンの協働パートナーがモデレーターを務めます。今回は大学4年生・小澤琳くんがモデレーターとして磯﨑さんに質問をぶつけました。

「やりたいことが分からない」という悩みとの向き合い方

小澤君から投げかけられたのは、若者たちが誰しも持つ悩みの1つ「何をしたいか分からないこと」との向き合い方でした。これに対して磯﨑さんは「見えないから決められないのではなくて、決めないから見えない」という考え方が大事だと語ります。

小澤:これは僕自身もそうなんですが、参加者の中には「何をしたいか分からない」という人が多いと思います。どういう観点でこの問題に向き合いますか?

磯﨑さん:その問題は20代に関わらず、いま経営をやっていても持ちます。振り返って思うのは、社会にこれから出るという大きなタイミングの時には先のことが全く分からないし、イメージが付かないから「何を仕事として選んだら良いか分からない」という状況だったんだということ。そういう状況に悩むことは必要だと思うけど、どこかのタイミングでは決めないといけないと思います。見えないから決められないのではなくて、決めないから見えないのだという考え方、これは僕のモットーになっています。どんな事業で起業しようか考えていた時にはコメダ珈琲をやろうと思って動いたこともあったけど、ダメだったからやめた。太陽のエネルギーをやると決めたから、今がある。ダメだったら辞めれば良いんです。失敗したくない思いが強すぎると、決められなくなってしまうけど「ベスト」はなかなか取れないので、「ベター」を上手に取り続けることも大事です。

ありがとうがお金になるのが「仕事」

起業、事業の主軸はエネルギーと決断をして前に進んできた磯﨑さんに小澤くんが投げかけた次の質問は「なぜ、地域を選んだのか。」この問いに対して地域で働くことの魅力と、磯﨑さんが考える仕事とは何かをお話くださいました。

小澤:そういう選択の中で「都会」ではなく「地域」を選んだ理由はありますか?また地域で働く魅力って何ですか?

磯﨑さん:もともと起業することを選んだのは、僕が就活生だった頃が就職氷河期で「社会から必要とされていないのあれば、自分で必要とされよう」という想いからでした。創業して見えてきたことは「ありがとうと言ってもらって、お金をいただけるかというのが仕事だ」ということでした。そう考えたときに地域の魅力は「必要としてくれる人が多いこと」だと思います。都会では当たり前のことが当たり前で通ってしまうけれど、地域だとちょっとしたことでも本当に喜んでもらえたりする。電球を1つ変えるだけで喜んでもらえるんです(笑)自分がどうしたらありがとうを集めやすいか考えたときに、地域はそれがしやすかったんです。

自身も就活を終えたばかりの小澤くんの質問によって、地域の方々に寄り添い「ありがとう」を集める温かさと、迷いながらも決断を下す経営者としての強さを併せ持った磯﨑さんの姿を見ること出来た時間だったのではないかと思います。

4.3つのルーティン

最後に全ゲストに必ずお聴きする質問「3つのルーティーン」をご紹介。

磯﨑さんの「3つのルーティーン」

  1. 寝たら一回リセットする

  2. 松下幸之助「道を拓く」を常に鞄に入れておく(読むわけではないが、ずっと大切に持ち歩いている愛読書)

  3. 電気の神様にお参りいく(会社のみんなで集まる行事を大切にする)

鞄の中身と愛読書、生活で大事にしていることが分かる回答でした。ほかの経営者さんのルーティーンも楽しみです。

5.お知らせ

イベントの様子を限定公開中!

ゲスト・磯﨑さんとモデレーター・小澤くんでお送りした経営者図鑑 第1回。「起業」「エネルギー」「地域で働く」のキーワードに関心を寄せた9名のつなキャン生が参加してくれました。本レポートの中では紹介しきれなかったお話が沢山あるので、つなキャン公式LINEアカウントを友達追加してくれた方に限定でアーカイブ動画をプレゼントします!

動画をゲットする方法は簡単2ステップ!

  1. つながるキャンパス公式LINEアカウントを友達追加!

  2. チャットに「経営者図鑑」と送信!

ぜひつなキャン公式LINEを追加して、動画もご覧ください◎


次回はSDGsの目標⑩”ダイバーシティ&インクルージョン”

GUEST|早川工業株式会社 代表取締役社長・早川寛明さん

岐阜県関市にある金型設計製作と金属プレス加工を主要事業として持つ早川工業株式会社から代表取締役社長・早川寛明さんが登場します。「ダイバーシティ&インクルージョン」という考え方を土台に据え、多様な人、多様な価値観を認め合う中から、社員さんの自発的な取り組みが数多く生まれています。早川社長のダイバーシティに対する拘りや、自分の個性を発揮した生き方をする方法をお聞きしながら、パーソナリティに迫ります。
なんと当日は自社工場のある中国から、海を越えてお話いただきます!

実施概要
日時|2022年2月7日(月) 19:00-20:30/18:50より入室可
   ※申込締切:当日15:00まで
会場|オンライン(当日のzoomURLは申込者にメールでご案内します)
会費|無料
定員|20名程度(先着順/事前申込必須)

\ 詳細&申込はこちらから /


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