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子どもだけの長靴の世界 /詩 #18


今日は雨が降っていたから、息子は長靴を履いた
長靴を履いたら天下無敵のように水溜まりへ飛びこんだ

大人は水溜まりを汚れていて汚ないと思う
水溜まりにはまって濡れると嫌な思いしかしない
茶色で泥水で服も靴も汚れる
大人の目にはマイナスでしか映らない
好き好んでわざわざ水溜まりにダイブなんて絶対ない

だけど長靴を履いた子どもは違う
靴だと禁止令が出ちゃうからやめようと思っていたことが、長靴だと許される
何の迷いもなく水溜まりへどぼーん
子どもは靴だろうが長靴だろうが裸足だろうがきっと関係なく水溜まりでばしゃばしゃしたい
子どもの目に映る水溜まりは汚れては見えない
汚ないとも思っていない
靴が濡れても服が汚れても気になるのは大人の顔色だけで、目に映るものは汚れていない
見た目が茶色の泥水でも子どもにとっては汚なくない
びちゃびちゃに濡れてもそれは子どもにとっては嫌なことではない
子どもの目に映るものは心のままに
何が汚なくて何が綺麗かはきっと心で決めている
子どもの目が綺麗なのはきっと目で見たものを目だけでは判断しないからかな
ちゃんと心で感じて決めている

子どもだけの長靴の世界を通じてわたしは今日もまた子どもから学ぶ


 世界の片隅にある小さなお部屋。 
 そこにある、言葉たち。
 つな


つなとは、

Thank you so much.
See you again.


Big love.🤍🕊️

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