マガジンのカバー画像

余命3ヶ月の父

17
2022年1月に余命宣告を受けた父と娘の記録 父の「家で死にたい」を叶えます
運営しているクリエイター

記事一覧

夢枕 父からの電話

夢枕 父からの電話

父の49日が数日前に終わり、節目を迎えた矢先に私のところに現れました

これは覚書

一部しか覚えてないので覚えてるところだけを記録します

私や他家族と父の実家の山口へ帰省
父は具合が悪かったのか?
自宅に置いて行ったよう

朝早く父から電話があり
『みゆきちゃんどうしても山口に行きたいっちゃん。今から行けば間に合うから』と。掠れた声で話す。途中まで来ていて、その時に電話をしたようす

墓参りに

もっとみる
夢枕 2

夢枕 2

今日は私の娘のところに父がやってきた

聞いた話 回想録

じいちゃんも舟にのってた
娘も別の舟なのってた

トントンとじいちゃんがドアをたたいてたけど、娘はメイクしてたから気づかなかった

鏡にじいちゃんが映ってたから、トントンしたのはじいちゃんってわかった

後ろ向いたらじいちゃんがいなかった

じいちゃんはなんか修理してた 
ねじを固定してた

その後も一緒に舟に乗ってたのに、
いつのにかじ

もっとみる
夢枕

夢枕

昨日無事に葬儀も終わり、私は深い眠りにつくことができました。

そんな中、旦那の夢枕に父と祖母がきてくれたようです。

7年前に94歳で他界した父の母

脳梗塞で倒れ施設にずっと入院していました。
県外なので、私は最後は看取れませんでした。

生前は『よぉ来たね〜』と笑顔で迎えてくれ、とても優しかった祖母

父が他界する前、『まだばあちゃん(祖母)は迎えにこない』と言っていたので、ちょっと心配して

もっとみる
死に際を子どもに見せる事が、親が最後に教えれる学びの場

死に際を子どもに見せる事が、親が最後に教えれる学びの場

通夜の際、僧侶が最後に伝えてくれた言葉

死に際を子どもに見せる事が、親が最後に教えれる学びの場

死に際を通してほんとに沢山の事を学びました。

オムツ交換やご飯をあげるだけの技術的なものもそうですが、家族とは…夫婦とは…兄弟とは…を一緒に過ごすことで学びとりました。

いやっていうほど、最後の最後までワガママ聞いたし、喧嘩しながら苛立ちながら、感謝しながら過ごしました。

お骨になって帰ってき

もっとみる

無事に通夜、葬儀も終わり骨だけが残った父
本人もだけど、私たち家族もやりきった
あとは思い出を胸に生きていこう

はぁ〜なんか疲れた😮‍💨

最後にみせてくれたもの

最後にみせてくれたもの

色々先延ばしにしていた死が父の元にやってきた

先週、我が家がコ○ナになり逢いにこれず。
やっと解禁になって顔を見に来た途端、もう力尽きたのでしょう

最後の数時間はちょっと辛そうでしたが、家族で最後の時を迎えることができました。

我が家らしく、
笑いもあり〜ののお別れ

ドラマみたいな終わり方ではないことを、知りました

変な父だったけど、毎日母とけんかしてたけど、
家族とは夫婦とは仕事とはを

もっとみる

今日の夜から下顎呼吸がはじまった
きついっていうから、ちょっと酸素使ってみたけどあまり効果はなさそうなので辞めてみた
さっきより穏やかな顔
目も開いてる
大きく一呼吸一呼吸かみしめてる

念願のスイカが届く
この時期のスイカは送料込で7000円

がぶりついて、タネを飛ばせる力はまだ残ってる
#ターミナルケア #在宅死

毎日が命の終わりと隣り合わせの暮らし

こんにちは
松藤美由紀です

父が、3ヶ月という余命宣告を受けてもうすぐその3ヶ月を迎えようとしています。

2月の頭に在宅医から私に直接電話があり『検査データを見る限り、私の経験上あと1ヶ月ぐらいでしょう』と告げられました。

日に日に衰弱し、か細くなっていく姿をみて私達家族もそうかなぁと感じつつ過ごしています

3月8日に長男の高校受験を控えていたので、それまでは頑張れ!と励ました甲斐もあり、

もっとみる

ぐるぐるヒモに巻かれた父の携帯

「この携帯は壊れとる💢」と巻き巻きに…

病気のせいなのか?
歳のせいなのか?
#ターミナルケア #在宅看取り #肝癌ターミナル

今日のお願い2022.3.2

今日のお願い2022.3.2

元気な頃は自分で電気屋に行って、何軒もはしごして値段や機能を比べまくって買っていた物が買えなくなるのももどかしかろうな。

今日は朝から「DVDプレーヤー」がほしいと電話があり、用事を済ませて夕方実家へ

以前から話は噛み合わなかったけど…😅
もっと話が噛み合わない

ほしいほしい!と
ダダをこねる五歳児のように
値段のブロックが外れて
今は欲望のまま買い物をしてる

今日はまだ字がしっかりして

もっとみる

【ターミナル期の父】本を読むのが大好きな父が何年もかかって買い揃えた本を手放す時「もう読まんからいらんね」と言った。”もう興味がないならいらない”と”もう(命の長さ的にも)読めないからいらない”とでは全然意味が違う。なんか整理してスッキリするはずだったのに胸が締め付けられた。

家で逝く準備

今日から一泊で新しい新薬を試すため入院

先程無事に終わった連絡があり、明日退院予定

数日間はなんともないけど、いきなりガタッと体調が悪くなるため油断禁物

訪問看護を入れたいと主治医に相談し、指示書を書いてもらう事になりました

今まで根気よく関わって頂いた医師に感謝しかありません

治療をしている時点ではまだ緩和ケアの病院へ転院できませんが、行く行くはこの病院は卒業しないといけません

次の

もっとみる
心残りなく逝く準備

心残りなく逝く準備

ここ数年は闘病していたため、食べたい物も食べれずな毎日でした。

今はもう良かろうという事で、

食べた物を食べています。

そして先日父の実家に帰省しました。

親戚が作るコロッケや瓦そばを美味しそうに食べ、
ビールやマッコリを一口口にして
「美味しかね〜元気になる」と最近ほとんど口に出来なかった食べ物を食べ、活力に満ちていました。

いつもは食べた後に吐くんですが、この日は吐かず。
便も4日で

もっとみる