ナマクラトモミ

30代。男。会社員だったり、写真撮る人だったり、動画制作する人だったり、普通の人間だっ…

ナマクラトモミ

30代。男。会社員だったり、写真撮る人だったり、動画制作する人だったり、普通の人間だったり。

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普通の日々、普通の人間

はじめまして。ナマクラトモミです。 30代、男です。妻と二人暮らし。 とある田舎で、会社員をしつつ、写真を撮る仕事もしています。 これといって面白いことを言えるでもない普通の人間が、これといって面白いことが起きるでもない普通の日々で、なんとなく覚えておきたい出来事や感じたことを書いていこうと思います。 おそらく、読んだ人にとって、これっぽっちも役に立たないであろうし、心に響かないであろうとは思いますが、僕なりの文章で綴っていきたいと思います。 なぜ、noteで文章を

    • 読書記録「残像に口紅を」筒井康隆 著※ネタバレあり

      あらすじ 小説家・佐治勝男は「現実そのものが虚構であり」「虚構こそが現実だ」と考えている。 佐治は友人から、世界から徐々に「音」が消えていく物語を書くように持ち掛けられる。 たとえば「あ」の音が消えれば、「愛」や「あなた」のような言葉が消え、「ぱ」の音が消えると、「パン」という言葉が消える。 物語として作られた虚構の中で消えていく言葉が、現実の佐治の世界でも同様に失われていく。 おそろしいことに、名前が消えると存在が消え、概念が消え、親しかったはずの人も思い出せなくなってし

      • 読書記録「ロートレック荘事件」筒井康隆 著※ネタバレ感想

        あらすじ 避暑地にある洋館はロートレックの作品で彩られている。 そこに集まった主人公とその友人、美しい娘たちとその家族。 優雅なバカンスのひととき。 仕事や恋愛に、それぞれの思いが交錯する中、一人の娘が殺される。 警察が捜査・監視を強めていくが、一人、また一人と美女が殺されていく。 外部の人間の犯行か。それとも内部に・・・ 感想 「やられた!」 夏の別荘。 友情。恋愛。仕事。金。殺人事件。 ありきたりな設定だと思った。 (刊行されたのが1990年とあり、30年以上も前

        • 言いたいことも、言い方を考えれば言ってもいい、そんな世の中じゃない?

          基本的に、僕はデリカシーのない人間で、思ったことはあまり躊躇せずに吐き出してしまう人間だ。 それによって、傷つけたり、嫌な思いをさせてしまったことは数知れない。 さらに、謙虚さというものを持ち合わせていないがゆえに、周りからは礼儀知らずの傲慢野郎と思われているだろう。 今の時代、多くの人が自分の言葉を発信することができる。 言いたいことも言えないポイズンな世の中ではなくなったと思っている。 言いたいことはどんどん言うべきだ。 ただし、言い方を考えなければいけない。 例

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        普通の日々、普通の人間

          気づいたら1年経ってた

          何の気なしにnoteを開いたら、1周年記念バッチを手に入れた。 まったく投稿もしていないし、人の記事もほとんど読んでいないのに、 これは1周年と呼んでいいのだろうか。 まあ、貰えるもん貰っておいて。 どこかで役に立つ時が来るだろう。

          気づいたら1年経ってた

          副反応の思わぬ代償

          本当にどうでもいい話をします。 もしかしたら、読んでいて気分が悪くなる方もいるかもしれません。 そしたら、そっとブラウザ(もしくはアプリ)を閉じてください。 先日、3回目のワクチンの接種に行きました。 1、2回目ともにファイザーで、副反応は多少の発熱があった程度。 3回目はモデルナを打ちました。 妻から聞いていた通り39度を超える発熱で、なかなかしんどい思いをしました。 接種当日の夜から、翌日はずっと布団の中でした。 そして、何より驚いたことは、 僕だけでしょうか?

          副反応の思わぬ代償

          読書感想文「石、転がっといたらええやん。」岸田繁

          日本のロックバンド【くるり】のギターボーカルである岸田繁氏が、音楽誌『ロッキング・オン・ジャパン』で連載したコラムをまとめたエッセイ。 この本を読もうと思った理由①くるりが大好き 僕がくるりを聴くようになったのは、京都の大学に進学してからだ。 それまで存在は知っていたが、音源を聴いたことはなかった。 たしか、河原町OPAにあるタワレコで、京都バンド特集のようなブースがあり、京都タワーが写ったジャケットのベスト盤があり、上洛したばかりの僕は思わず購入した。 そのアルバム

          読書感想文「石、転がっといたらええやん。」岸田繁

          プロとアマの違いは何か?フォトグラファーと写真家の目指すもの

          僕は写真を撮ることを生業としている。 名刺に書いてある肩書は「フォトグラファー」だ。 なぜ「写真家」ではなく、「フォトグラファー」なのか。 それは、あるフォトグラファーの言葉の受け売りだが、 確かこんなことを言っていたと思う。 随分昔に聞いた言葉だから、おそらく正確ではないし、そもそもそんなことを言っていたのかも怪しい記憶だが、僕の中ではなかなかに腑に落ちているので、僕が写真を撮る上で一つの信条になっている。 先ほどの言葉をもう少し掘り下げてみる。 これを読んでくれて

          プロとアマの違いは何か?フォトグラファーと写真家の目指すもの

          アイデアが生まれるところ

          良いアイデアが生まれるところ。 僕の場合、専ら車の運転中か、風呂に入っている時(特にシャンプーの時)が多い。 しかし、それらのアイデアをメモしておきたいが、大抵そんな状況にないから、アイデアごと忘れてしまう。 日の目を見ることなく流されて行ったモノたちの数はしれない。 手を使わずにメモすることができれば、どれだけのアイデアを救えただろう。 はたまた、机に向かってアイデアをひねり出そうと息んでみても、 奴らは顔を出してはくれない。 人との出会いも似たようなものか。 求めたと

          アイデアが生まれるところ

          金縛られた話

          先日、生まれてはじめて金縛りに遭った。 布団に入り、意識が離れかけた頃だろうか。 ふと、身体の左から、「トットットッ」と猫が駆け寄るような音が聞こえ、急に下腹部の辺りが重くなる感触があり、そこから中心に全身が硬直していきそうになる。 「あ、これが金縛りか」とはっきり意識することができた。 寝返るは打てるのかな、と気になったので試みる。 あっさりできた。 「あ、今のが金縛りか」と、少し拍子抜けした感もある。 今が丑三つ時であるなら殊更にリアルだろうなと思い、枕元のスマホで

          金縛られた話

          週末のフール

          ここのところ、週末は片付けに追われている。 秋には家族が増える予定なので、これを機会に家を建てる。 実家の離れを解体して土地を分けてもらうので、 その離れをせこせこと整理している。 離れは2部屋ある平屋で、私が幼い頃は、両親が寝室として使っていたが、30年近くは殆ど物置と化していた。 処分を先延ばしにしてきた不用品。父が昔どこかの旅行先でお土産として買ってきた不気味な置物。デッキがないので観ることもできないVHS。そして、埃をかぶり日焼けでバリバリに固まった本。 私に

          週末のフール

          インプットの奴隷

          noteを始めて1週間になる。 と言っても、まだ2記事しか書いていないにもかかわらず、 早くもネタ切れの危機に直面している。 如何せん、僕の人生にはこれといった事件は起きない。 基本的に、毎日同じ時間に起き、似たような朝食を食べ、同じ道を通り職場へ向かう。 日々の業務をこなし、ストレスと闘い、くたくたになりながら、朝に通った道を逆走し家路につく。 やはり今日もネタになるようなことは起こらない。 お笑い芸人がテレビで喋る、抱腹絶倒のすべらない話などは 滅多に生まれない。 も

          インプットの奴隷

          僕がmixiを始めた理由

          一億総発信者時代と呼ばれる現代で、僕もその流れに乗るべくnoteを始めたわけだが、ふと昔のことを思い出したので書いてみる。 10年以上前、私は大学生だった。当時全盛を誇り(もちろん、現在も立派に運営されている)、右を見ればやれマイミクだ、左を見ればやれコミュニティだ、などと誰もが夢中になっていたmixiに、例に漏れず僕も便乗した。 当時の僕は、「お前は文才がある」「あなた物書きにむいてるんじゃないの」「次の更新が楽しみだ」などと、友人からの賞賛を得たいがために、なんとか面

          僕がmixiを始めた理由