インプットの奴隷
noteを始めて1週間になる。
と言っても、まだ2記事しか書いていないにもかかわらず、
早くもネタ切れの危機に直面している。
如何せん、僕の人生にはこれといった事件は起きない。
基本的に、毎日同じ時間に起き、似たような朝食を食べ、同じ道を通り職場へ向かう。
日々の業務をこなし、ストレスと闘い、くたくたになりながら、朝に通った道を逆走し家路につく。
やはり今日もネタになるようなことは起こらない。
お笑い芸人がテレビで喋る、抱腹絶倒のすべらない話などは
滅多に生まれない。
もしかしたら、多くの人が同じように感じているかもしれない。
むしろ、事件など起きていない人の方が多いだろうし、
事件が起きまくりの人生は、それはそれで疲れるだろう。
しかし、世の中は事件であふれているし、
ネットを見れば毎日誰かが何かに噛みついている。
僕もそれらを見て、何も感じないわけでもないが、
何でもかんでもインプットできるほど僕の前頭前野は優秀ではない。
「アウトプットが重要だ」と数年前は言われていた。
今はインプットが大切だと言う。
実際、僕もインプットは重要だと思っているので、なるべくたくさんの本を読み、通勤の時間は含蓄のあるポッドキャストを聴いて解像度の向上に躍起になっている。
しかし、本当に大切なのは、インプットしたことを自分の中で解釈することだと思う。
それがなかなか難しい。
目にしたものや聞いたこと、それらを自分なりに読み解いて咀嚼して、言葉にする。
それは非常にエネルギーの要る作業だ。
脳も筋肉と同じだと聞いたことがある。
繰り返すことで鍛えることができるらしい。
肉体もそうだが、鍛えることはとても疲れる。
だから敢えて(自分に)言いたい。
そんなに肩肘張らなくてもいい。
好きな時に、好きなだけ、好きなものを。
楽しめる範囲で、少しずつ増やしていけばそれでいい。
そうやって言い訳しながら、僕の本棚には新しい本が積まれていく。
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