見出し画像

3年間で「2時間4500文字」書けるようになるまで

はるかさん、こんにちは。有料記事、すばらしい内容でした。はるかさんは、3年前からブログを始めたそうですが、どのような努力をして、今のように感想が書けるようになられたのか、また、意見を述べられるようになられたのか教えていただけましたら幸いです。私は自分の感想文の浅さに悩んでいます。

前回有料記事をアップしたのですが、購読してくださった方から、このような感想をいただきました。うれしいです。ありがとうございます。

実は、前回の記事なのですが、無料+有料部分を合わせて2時間で4500文字書いています。その上で、私は今までどんなことをしてきたか振り返っていこうと思います。


私が文章を書き始めたのはちょうど3年前。上手な文章を書くために…最初に出会った格言は「たくさん読んでたくさん書くしかない」です。よく耳にしますよね。それで、月3冊読んで、3記事感想を書くというのは、守ってきました。1年くらい継続すると、随分と楽に書けるようになります。

けれども、原動力というものが加速した瞬間があります。それは、心のざわつきです。本を書く人、それを生業にしている人って、文章を書きたい私たちからすると、それだけで崇高なイメージではないですか?私は中野信子さんのような聡明な文章に憧れていまして、一時期模写をしていたことがありますが、一向にそのように書ける気配がしませんでした。「うー、すごいー。うわー、頭いいー」みたいな感じで、ただただ感激するだけ。

でも、身近な人の文章を読んだときに感じた気持ちがあります。身近な人というのは、著者でもなく文章のプロでもなく、SNSで発信している仲間です。そういった仲間の書いた記事を読むとドキッとします。「なんでこんな難しい言葉を知っているんだろう」「何この面白い言い回しは…」そこから入り、「悔しい」「私も肩を並べられるくらいな文章が書きたい」という嫉妬に駆り立てられるんですよね。

八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方』にまさしくそのことが書いていまして、憧れはただ魔法がかかった状態、それは自分の才能とはフィールドが違う、嫉妬を抱くのは、自分と同じ才能を持っているからだと。だから、モデリングをするのであれば、思わず嫉妬しちゃう人がいいと思います。私にはそれがぴったりでした。

そのような人が見つかったら、その人の文章を読んでいきましょう。たぶん、どんな本を読むよりも、理解力や読解力、語彙力が磨かれます。ツイッターやnoteの記事、どんどん読んで参考にしていきましょう。

そして、それだけで満足するのではなく、感想を送ってみてください。長くなくていいんです。「面白かったです」とか「また楽しみにしています」とか。そうすれば、おおむね返信があるはずです。いつしか、それが一方通行ではなく、お互いに感想を送り合える仲間になっていきます。それは、書くことへの楽しみへとつながっていくでしょう。


斉藤孝さんが何かの本で書かれていたのですが「しゃべれれば書ける」ということです。これは、私も意識しています。週に1回は人と会うようにしています。それも、ただの愚痴大会で終わってしまってはいけません。

たとえ悪口だったとしても「自分だったら、こうしてみたいな」「でも、あの人のこういうところは自分にはないところだから、すごいと思っている」と、自分がこれからどうしていけばいいのかということを述べられる時間を作るのが大切です。

自分の会話に少しでもポジティブな要素があれば、そういう人しか残らなくなります。自分の意見を述べられる人は、思いやりのある意見交換ができる人だと私は感じています。勝手に質問してくれたりします。「どうしてそういう考えにいたったの?」「私はこう考えるんだけど、あなたはどう?」と聞いてくれるので、自分の思考が広がっていくのです。

オンラインもおすすめです。それこそ3年前、ツイッターで本の感想を書いていたら、「オンライン読書会をしましょう」と声がかかりました。すごく感謝しています。10回以上は参加したと思います。はじめは、何を話していいか分かりませんでしたが、ただ自分の感想を否定せずに聞いてくれる環境があるだけで、うれしかったです。

マンツーマンであれば、1時間くらいあっという間に過ぎます。それをそのまま記事にしてしまえばいいのです。「あ、こんなことも話したな~」と思い出しながら書けば1000文字は書けるようになります。情報発信には、こんな楽しみ方もあるんだなぁと思った次第です。


文章術は勉強したほうがいいのか問題。これは、勉強した方がいいです。書くならまず読んでください。1冊読むだけでも違ってきます。「私は『そして』が多いな」とか「『私は』がなくても意味通じるんだな~」といくつかものにできればそれだけでも十分学んだ価値があります。

しかしながら。結論→理由→事例→結論というような型に当てはめて書いていた時期もあるのですが、どうやら私には難しくて。なんだろう、一畳のたたみの上で縄跳びをやっている感じがしまして。それよりも外で、ビュンビュン縄を回した方が思いっきりやれる!みたいな感じでしょうか。

情報発信を学ぶ塾に入り、文章を習っていますが、おそらく私は劣等生です(笑)はい、全然教えの通り書いておりません。でも、反発しているわけじゃないんです。その方が私らしいし、書いている私が楽しいのです。

高校生のとき、私はベリーショートでした。部活をしていたからというのもありますが、それはそれは目立ちます。でも、校則違反ではありません。先生からは「言うことなし、似合ってるよ」と言われました。別に先生にウケることを狙っていたわけではありません。自分がそうしたかったからです。今も、そのときのような気持ちで書いています。

と言いつつも、先生やまわりの誰かに褒められたくて書いているときもありました。目的は人それぞれです。けれども、ご褒美を求めていたときは、しんどかったです。自分が「楽しい」と思える方が、どんどんどんどん書いていけます。その感覚を、見つけてもらえたらなと思っています。


そうそう、みんな書けるのです。「上手く書こう」とするから書けない。前回、2時間で4500文字書いたときは、好き勝手書きたかったので、途中から有料にしました。私に興味のある人だけが読んでくれたらいいと思って。いつもは2時間で2000文字くらいなのですが。なんと倍!

人の目があるのは、緊張感が生まれてよりよい文章を書くには必要なノウハウかとも思いますが、不自由でもあります。今どこか不自由さを感じているのなら、誰にも見せない文章を書いてみてもいいと思います。または、気の許せる人、一人に向けて書いてみるなど、あなたが心地よく書ける環境は必ずあるはずです。


さて、ここまで一時間で2800文字書いています。全然上手く書こうとは思っていません。たぶん、それがいいのです。私はそれでいいのです。でも実はこの文章を書く前にノートに手書きで4ページくらい考えをまとめています。いきなりPCに打ち込むのは、無理ですね…。できる人もいると思いますが、私にはできません。

子どもを寝かしつけながらとなりで書いてみたり、朝子どもが起きるまでの間書き留めてみたり。スキマ時間にさらっと書いておくだけで、文章は書きやすくなります。箇条書きでもマインドマップでも何でもいいので、まずは頭にあるものを書いてみてください。

書けば書くほど、自信になります。でも大切なのは、普段から「良い」「悪い」で判断しないことです。「私はどう考えるだろう」それさえ持ち続ければ、多角的に物事を見ることができ、心にも余裕が生まれます。考えに「浅い」はないと思っています。ただ、色んな考えがあるし、その上で自分はこの選択をしたということが述べられれば、いつの間にか自由になった自分に出会えるような気がしています。その状態が、他人から見たら「深い」状態なのかもしれません。


ご質問やご感想がありましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。noteやTwitterで回答させていただきます。


Twitterでも繋がっていただけると嬉しいです。
https://twitter.com/tsukuharu

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?