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『ハッピーマムアン』『日日是好日』『うたがみえる きこえるよ』『世界の美しい図書館』_つきこ文庫2022年5月
新しい挑戦、新しい環境、
変化の多い3月4月を乗り越えて、
ちょっとひと息の5月になりました。
友人のカフェに置く4冊の本たち。
今回は5月の穏やかな陽射しと共に楽しめる
何だかほっとする本たちを選んでみました。
*つきこ文庫 2022年5月選書*
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*建築/科学/アート『ハッピーマムアン』ウィスット・ポンニミット 著
ブックカフェで見かけた本。
イラストは『琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり』
(https://youtu.be/NyddMMiViZc )のPVで見たことがあって、
懐かしいなと思って手に取ると、
パラパラ読んでいたらびっくり。
描かれたイラストが、
言葉が、
世界が、
なんて優しいの!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1652306506285-xTOVCkbPFw.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1652306519159-1nFdI19yt9.jpg?width=800)
僕の読者はだいたい
マムアンちゃんの絵を見て、想像する。
マムアンちゃん私みたいだとか、
マムアンちゃんは大人だとか、
子供だとか、こういう性格だね とか、
読者によって違うと思います。
さて読んでみてね。 たむ
どのページも真理と愛で溢れてる。
とっても素敵な本でした。
ちょっと疲れたとき、
大切な人に会いたいとき、
癒されたいとき、
読んでみるのにおすすめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1652306558787-kWCvawUh4K.jpg?width=800)
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*文庫/名著『日日是好日』 森下典子 著
映画でご存じの方も多いかもしれません。
絶対おもしろい、という予感は感じつつ、
私はずっと観れてなくて、
本探しをしていて目につきやっと手に取れた一冊。
私たちは、ますますわからなくなるお点前を繰り返しながら、
和菓子を食べ、道具に触り、花を眺め、掛け軸から吹いてくる風や水を感じた。
今という季節を、視覚、嗅覚、触覚、味覚の五感ぜんぶで味わい、
そして想像力で体験した。
毎週、ただひたすらに。
やがて、何かが、変わり始めた・・・・・。
柄杓を、水差しの中ほどまで沈めて、くみ上げ、お茶碗に注ぐ。
キラキラキラキラキラキラ・・・・・・
(・・・・・・あ、ちがう・・・・・・!)
音が違うのだ。
お湯は「とろとろ」と、まろやかな音だった。
水は「キラキラ」と、硬く澄んだ音がした。
今までは、いつも同じに聴こえていた。
同じだと思っていた。
それがなぜか突然、ちがって聴こえた。
その日から、お湯と水は、いつもちがう音になった。
世の中には、「すぐにわかるもの」と、「すぐにわからないもの」の二種類がある。すぐにわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、すぐにはわからないものは、フェリーニの『道』のように、何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、「別もの」に変わっていく。そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、全体の中のほんの断片にすぎなかったことに気づく。「お茶」って、そいういうものなのだ。
と、日々の暮らしの中にある非日常空間のお茶の時間を通して、
著者が体験・体感してきた気づき・発見の喜びと幸せが、
赤裸々に綴られた1冊。
私自身、親族の山寺で暮らした一年間、
叔母にお茶を習った時期がありました。
あの何とも言えない不思議な心地よい時間。
究極の「イマココ」。
約1000年の時を経て進化し続けてきた、
古くて新しい日本の文化。
日本のいいもの、受け継ぎ引き継いでいきたいな。
そんな気持ちを思い出させてくれた1冊です。
私は強く強く思う。
会いたいと思ったら、会わなければならない。
好きな人がいたら、好きだと言わなければならない。
花が咲いたら、祝おう。
恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。
幸せな時は、その幸せを抱きしめて、
百パーセントかみしめる。
それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。
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![](https://assets.st-note.com/img/1652862663955-Y1A7XxZN4E.png?width=800)
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*絵本 『うたがみえる きこえるよ』エリック・カール 作/もりひさし 訳
最近、音楽を心から愛する人と出会って、
音楽の楽しみ方を教わりました。
それもあったから出会えた1冊。
みなさん!
わたしには うたが みえます。
音楽が えがけます。
色も きこえます。
わたしは 空のにじに ふれ、
大地のいずみを かんじます。
わたしの 音楽は ひとりでに かたりだし、
色は おどりはじめます。
さあ!あなたも耳をすませ、
空想のつばさを ひろげて、
絵本のなかの うたを みてごらんなさい。
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![](https://assets.st-note.com/img/1652306951007-apIYRcD0Tn.jpg?width=800)
世界が色と光と音に満ちていく。
究極の絵本です。
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*言葉/ 本 『世界の美しい図書館』PIE International 発行
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鉄鋼王・アンドリューカーネギーさんは
自分で築いた莫大な富をいろんなかたちで後世に残してくれました。
そのなかの一つに図書館事業があって、
その話を聞いたとき「私もそれ、やりたい!」とわくわくしてしまった。
そこから、いろんな人と出会える場として、
良書が揃った図書館をつくるのが夢のひとつになりました。
そのためにも大富豪にならなきゃ。
道は長いですが、
そんな夢をリアルに感じさせてくれる1冊。
![](https://assets.st-note.com/img/1652307215709-qusLgVq76c.jpg?width=800)
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不思議と本を選んだり読んだりするときは雑念が消えていく。
著者の意識レベルに引き上げられるからかな。
本は時間と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。
たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったらぜひ読んでみてください!
**本の選書のご案内**
本の貸出しや選書を承ります。
・お店に来た方にゆっくり過ごしてもらいたい
・子どもと一緒に楽しみたい
・最近本を読んでいない
・本が苦手だけどチャレンジしたい
・世界を広げたい
などなど
どんな方でもお気軽にご相談ください。
2022年はお試し企画でご提案します!
※貸出しを希望の方は送料はお客様ご負担
※ご購入を希望の方は書籍代はお客様ご負担
私が未来に残していきたいと思った感動の本をお届けします。
参照: https://note.com/tsuki5/m/m62112b6f15d5
3000年後にも残っていてほしい『良書』をご紹介しています。
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