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席を立ってうろうろしてしまう子どもへの考え方&支援@小学校

※いわゆるADHD傾向の子ども向けの支援です。
※忙しくて本を読んだり、研修会に出たりする時間がない、もしくは、いろいろな本を読んだり聞いたりしたけど、具体的にどうしていいか分からない…という方に、是非読んでいただければと思います。

0.はじめに

発達障害の可能性があるとされる児童生徒の割合は6.5%といわれています(2012年文部科学省公表)。30人学級ならば1~2人といったところですが、約10年経った今、もっと多いというのが、学校現場の教職員の方々の実感ではないでしょうか。

その中でも、今回は、席を立ってしまう、「離席」してしまう子どもの支援に焦点を当ててみます。

今やどこの教室でも珍しくない、授業中に離席してしまう子ども。

しかも、担任一人で30人も一斉に授業している中、個別の支援が大事とわかっていても、そうそうできるものではないですよね。
支援員さんが入ってくださっても、そばに着いていないと学習しない…というか、そばにいてもそわそわしてる…

なぜ離席してしまうのか?
そして効果的な支援は?

様々な本などが出ていますが、ここでは筆者自身の経験や関わった、あるいは見聞きした事例等をもとに、効果的だった考え方や支援方法を書いていきます。
※もちろん、理論や医学的見知も踏まえています


ちなみに、先に少しだけ結論をお伝えします。
席を立ってしまう子の支援における最大のポイントですが、NGワードがあります。
しかもそのワード、思わず言ってしまっている先生方が多いです。
NGワードを言わないことで、その子どもの学習への向かう率が、格段に上がります。

NGワードとその理由、追ってお伝えします。

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