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散策記録

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片島成好堂 期間限定POP-UP in MARUNOUCHIに行ってきました。

片島成好堂 期間限定POP-UP in MARUNOUCHIに行ってきました。

 2023年11月3日(祝・金)~2023年11月5日(土)の期間限定のPOP-UP in MARUNOUCHIの初日にお店を訪れることができました。

 店内の内装は落ち着いており。オープン11時の少し前にお店の前を横切ったのが、きっかけでした。優しい米粉の香りが店内に入るとより一層に強くなり。プレーンのカヌレと、グルテンフリーのお店のきっかけとなったメシテラを購入しました。

 丹波のブランド

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散策記録 No,00 漱石先生と芥川龍之介さん

散策記録 No,00 漱石先生と芥川龍之介さん

 朝。10時
 田端文士村記念館の開館。
 流れ込む人たちとほぼ同時に入館。
 (右から)芥川龍之介氏、萩原朔太郎氏、室生犀星氏の並びのパネルを発現。

 (※真ん中にある黒猫は、記念館のものではありません)

 展示されていた原稿のひとつ『仙人』には赤い落書き、その隅にちらっと書かれている文字はなんと、Doppelganger.

 え、ドッペルゲンゲンガー!?
 ドッペルゲンガー……といえば、

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散策記録 No,01 芥川龍之介がみた江戸・東京

散策記録 No,01 芥川龍之介がみた江戸・東京

 序 隅田川に架かる両国橋

 両国橋へ、足をすすめる。隅田川(大川)へ近づいてゆくにつれて独特の空気感が鼻孔をくすぐる。両国橋を渡り始める刹那に、その空気が自分の肺を満たしてゆく感覚がした。それは、大自然の空気を吸い込むというようなものではなく、酸欠の脳内に血液を流し込むような。たばこを吸った時の安堵に近い感覚のような気がした。それは、気のせいだったかもしれない。そう思い、ふと立ち止まりかけた足

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番外:勅使川原三郎版「羅生門」の感想

番外:勅使川原三郎版「羅生門」の感想

 僕は、転職をしている。生活というものに困ってもいるが、困窮しているともいわないので羅生門の下人にくらべるとのんきなものだと自分ながら思い苦笑したくなる。面接帰り、ふと東京芸術劇場に立ち寄った。なにか引き寄せられるように劇場に入ると30分遅れではあるものの劇場の最終公演を鑑賞することができた。僕はスタッフに導かれる。
「いいですか、お静かに願いますからね」
と、言われたあとですまじい速さで、席へと

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