知って納得栄養素の話〜「脂質」
本日は「脂質」について解説の記事となっております
脂質と聞くとみんな忌み嫌いますが、人間の体にはなくてはならない栄養素の一つです
脂質は何も悪くないのです
悪いのは脂質をとり過ぎる人間です
愚かな人間どもを滅ぼす前に今回の記事を読んで、健康増進やダイエットにお役立て下さい
それでは脂質について解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください
主な働き①効率の良いエネルギー源
脂質は1gで9キロカロリーと少量でも大きなエネルギーが確保できるのが特徴です
タンパク質や炭水化物の約2倍のエネルギーがあります
体内で消費せずに余った分は体脂肪(中性脂肪)として蓄えられて貯蔵エネルギーとなります
体脂肪は体の表面から体温が放出されるのを防ぐので、体温維持に役立ちます
また、内臓を衝撃から守る緩衝材の役割も果たします
食品に含まれる脂質の主成分は中性脂肪で、含まれる脂肪酸の種類によって体内での代謝の仕方や作用が異なります
主な働き②細胞膜やホルモンの主成分になる
細胞の表面をおおう細胞膜は、脂質に含まれるコレステロールやリン脂質が主成分です
また、これらはホルモンや消化吸収に関わる胆汁酸の原料になります
主な働き③脂溶性ビタミンの吸収を助ける
脂質は、油脂に溶ける性質のある脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E ・K仕様性はDAKE(だけ)と覚えよう^^)の吸収を助ける働きがあります
不足すると・・・
脂質が不足するとエネルギー不足になりやすく、基礎代謝や身体活動の低下などの影響が出るため、食の細い高齢者などはとくに要注意です
また、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなり、皮膚炎などの肌荒れや便秘を起こしやすくなります
年齢別の栄養補給についてはこちら
とり過ぎると・・・
エネルギー過剰になり、消費されなかった分が体脂肪になるため肥満になります
また、動物性脂肪は飽和脂肪酸が多いため血液中の脂質バランスが崩れてしまい、動脈硬化などの血管疾患や生活習慣病の引き金になります
どんな食品に多いのか?
油脂製品、乳製品、肉、魚介に入ってます
植物油、バターは非常に脂質の多い食品です
また、脂身の多い肉のほか、生クリームやクリームチーズなど、加工の過程で脱水するものにも脂質が多く含まれています
油で揚げた製品も多くなる傾向があります
効率良く食べるには?
適度な量を心がけて食べましょう
日本人の食事摂取基準では脂質から取るエネルギーの割合は20%以上30%未満を目標としています
しかし、実際にはとりすぎの人が増えている感じはみなさんお分かりでしょう
脂質のとりすぎは肥満や生活習慣病などのリスクを高める恐れがあるため、脂質を含む食品を食べる際にはその量に少しは注意を向けていきましょう
脂質は、含まれる脂肪酸の種類によって健康に及ぼす影響が異なります
そのため量だけでなく、どんな種類の資質を摂るかにも注意が必要です
一つの食材に偏らないで、肉、魚介類、植物性食品をバランスよく摂るようにしましょう
飽和脂肪酸は肉の脂身などに多く、おもにエネルギー源になるよ
不飽和脂肪酸は、肉の脂身やバターなどに多く含まれ、常温で固体のものが多いのが特徴です
体内でタンパク質や炭水化物の代謝物から生成されます
おもにエネルギー源として使われる重要な栄養素ですが、中性脂肪のもとにもなるので、摂取量には注意が必要です
また、摂りすぎると、血液中の悪玉コレステロールが増加して、動脈硬化のリスクを高める可能性があります
不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く、いろんな機能をもつ
不飽和脂肪酸は、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」の二つに分けられます
どちらも植物性の油食品や魚油に多く含まれ、常温で液体なのが特徴で、エネルギー源として使われるほか、さまざまな機能を持っています
一価不飽和脂肪酸は「オメガ9系」脂肪酸ともいわれ、その大部分がオリーブオイルなどに多く含まれるオレイン酸です
多価不飽和脂肪酸は「オメガ6系」と「オメガ3系」に分類できます
日本人が摂取するオメガ6系脂肪酸の大部分は食物油に豊富なリノール酸です
オメガ3系脂肪酸には、食用油の多くふくまれるαリノレン酸や魚に豊富なEPA、DHAなどがあります
とりたい「体内で作れない必須脂肪酸」
脂肪酸のうち、体内で合成できなかったり、合成できても量が十分でないものを「必須脂肪酸」と言います
それがリノール酸、α–リノレン酸、アラキドン酸で、これらは食品で補給する必要があります
豊富な油はこちら^^
その時、あわせて摂って欲しいのが、抗酸化作用のある栄養素です
これらが豊富なのは野菜とか果物ですね^^
多価不飽和脂肪酸は参加しやすいためビタミンA・C・Eなどの豊富な食品も一緒に摂取しましょう
まとめ
脂質は体に必要な栄養素の一つ
一方的に嫌わないで、積極的にとりたい栄養素
摂取方法は、肉や魚、食物油からとりましょう
サプリメントも有効に活用したい
とり過ぎると中性脂肪になり生活習慣病や動脈硬化の危険性がある
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
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