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snapする。

最短焦点距離


NOTEを始めて、Leicaのレンズは
寄れないとデメリットに感じながら
使い続けていました。

以前の記事でもクロップする。
望遠の焦点距離にして撮影する。
マクロアダプターを使用して寄る。

そんな工夫をしてデメリットを
克服しようとしてきました。

それまでは物撮りや映像で中心で、
スナップに力を入れて
写真と向き合う事が少なかったので、
特に寄りたいに意識を置く事が
強かった…

寄れない事はスナップにおいて
特に気になるシーンが無く、
スナップを続ける事で
自然と寄らない中で
構図やその他で意識を向けて撮る事が
増えていった。


ボスキャラ現る


このショット。
エピソードはこんな感じ…

公園の外堀をサクラのシーズンに
スナップしていた時
約100m先にこのシーンが拡がった…

付いていたレンズはズミクロン40mm
leica type107で実際の焦点距離は
60mm

望遠なんか無い。
鳩だけでなく鴨も見事に並んでくれて
寄れない…

寄りたいと寄れない。

足音と気配をなるべく消して
絞りを解放から絞り込む…
カチカチとクリックする絞り値すら
息を飲む勢い。

このショットはスナップの
楽しみでもあった。

突然、目の前に広がるシーンに
ワクワクするスナップは、
多少ズレていたりボケていたりしても
問題はない。

突然の遭遇に、感謝。
撮れていたらラッキー。
そんな気分で持ち続ける。

スナップの瞬間


その時にしかない光。
その時にしかない非日常。
その時にしかない仕草。
その時にしかない影。

スナップが教えてくれるのは、
焦点距離だけでなく
とても多くの要素。

スナップに限らない事だけど、
その突然現れるシーンを思うままに
撮る事の楽しみ。

そしてleicaの魅力は寄れなくても
美しく、その時のシーンを正に切りとる
道具としての楽しさ。

便利さ。これに特化した
カメラやレンズである事。

道具には向き不向きがあるから、
その目的に合わせて、使いこなせば
良い。

これが、結論なのだが

実在感の感じられる写真は
私にとって今後も、より多く
より美しく残していきたいと
思う最近の心境です。

今回も、最後まで
ありがとうございます。


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