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【カフェ営業記】外国人観光客を迎えるにあたり押さえておきたいポイント5選

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

京都はもちろんですが、今やどこの場所でも外国人観光客が訪れています。
コーヒーショップの経営においても外国人のお客さんの来訪も想定しておかなければなりません。

言葉の壁や文化の壁など日本人の方に接客する際とは違ったポイントもあります。
3年半ほど京都でお店を構えてきた僕が感じた、外国人観光客の方を迎えるにあたってのポイントをご紹介します。


・可能ならエスプレッソマシンの導入を!

「Laughter」は京都市内に直営2店舗を構えていますが、先にオープンした西陣店ではエスプレッソマシンを導入しませんでした。
コーヒーといえば日本人にとってみれば「ドリップコーヒー」ですが、海外ではエスプレッソが主流です。

エスプレッソやアメリカーノ、カフェラテといったエスプレッソ系メニューを頼まれた際は、「エスプレッソマシンが無いので、ドリップコーヒーやカフェオレなどは出せますよ」と説明しますが、結構な割合で「エスプレッソ系メニュー無いならいいや」と帰られてしまうことが…。

私たちが想像している以上に外国人のエスプレッソ系メニューへの愛着は強いものです。

後からオープンした賀茂川店ではエスプレッソマシンを導入し、好評いただいています。
最近では比較的安価で高性能なエスプレッソマシンも増えてきました。
外国人をターゲットに据えているなら、可能な限りエスプレッソマシンの導入をした方が良いと思います。

・オーツミルクや豆乳といったべジタリアンやヴィーガンメニューの需要アリ

カフェオレやカフェラテのミルクを牛乳ではなくオーツミルクや豆乳に変えられるか?というオーダーもちょくちょくあります。
豆乳やオーツミルクは賞味期限も短いので、オーダー数を見て用意するかどうかを決めても良いかもしれませんが、ベジタリアンやヴィーガンメニューにも一定の需要があります。

・グーグルマップはしっかり登録を

外国人観光客が地図で使っているものランキング第一位はグーグルマップです。お店の前に立って「これは何のお店?」とその場でグーグルマップを開いてメニューや値段を確認するケースも。
ちなみに、外国人の方は結構レビューを書いてくれます!
英語でのレビューが増えるとそれがまた外国人の方を呼び込んでくれるので、グーグルマップへの店舗登録はぜひしておきましょう。

・複雑なメニューやルールは英語化を

外国人への接客にあたり言語の不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はスマホの翻訳機能もかなり充実しているので、意外と意思疎通できます。

ただ、複雑なメニューやワンドリンクといった必ず守ってほしいルールがある場合は定型文で英語化しておくのが無難だと思います。

込み入ったコミュニケーションまで取ろうとなると結構大変です。
細かいニュアンスを伝えるのは結構難しいので、絶対に伝えたいことは伝えられる準備をしておきましょう。

・硬貨もクレジットカードもしっかり対応を

クレジットカードでの支払いはもちろん、現金で支払う外国人の方も結構いらっしゃいます。
私たちも海外旅行で小銭が余るように、小銭をたっぷり抱えた方も。
先日当店でも650円のお会計を
500×2 100×1 50×2 10×8 5×4の17枚でお支払いされた方が。
悪いことではありませんし、ぴったり支払ってもらっているので良いのですが、両替手数料も年々上がっているので、しっかり対応できるようにしておくのが大切かなと。

・外国人観光客との時間は楽しい!

旅行の行程やどこの国から来たなど、お話していくと面白いことも沢山あります。これまで立ち寄った場所の写真を見せてもらうことも。
どこの国の方であろうと大切なお客さんの一人。
お互いに気持ち良い空間が作れたら良いなぁといつも思います。

これまでのポイントもぜひ参考にしていただけたら幸いです。





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