横手家に暮らすひとびと #04(城内夫婦)
2022年9月に千葉から移住された城内夫婦は、現在3児のパパとママ。
夫の勝(まさる)さんは大阪市出身、妻の明莉(あかり)さんの地元がここ、横手市。
2人の出会いは、渋谷のとある飲食店のトイレ。
大阪と秋田の美男美女が鉢合わせた場が、渋谷のトイレとは滑稽な話だ。
東京らしいと言えばそれまでだが、渋谷の深夜にお酒に酔った男女が行く行くは結婚し、今横手に住んでいることがまた、奇天烈だ。
そんな2人も出会って10年を迎える。
―――まずは明莉さん。
Q:どうして千葉から移住を決めたの?
A (明莉):若いうちに子供を産み終わりたいってずっと思っていて、でも、妊婦も子育てもほんとに辛くて。
もちろん子供たちのことはめちゃくちゃ可愛いし、愛おしいし、毎日幸せって思ってるけどね!
でも、妊娠中はわがままかもしれないけど、私にとってみたらマタニティライフなんてあったもんじゃないと正直思ってたし、日中一人で子供たちを見るのがしんどいことを毎日勝さんに嘆いてたけど、多分オーラもすごかったと思う(笑)
3人目を妊娠した時に「あ、無理だ」ってなっちゃったんだよね。
そんなとき「秋田に帰るか?」って勝さんの方から提案してくれたの。
Q:子育てする上で都心と比べて感じることは?
A (明莉):やっぱり楽だなぁーって思う。
都心だと移動が全部電車だし、電車に乗るためにエレベーターを探さなきゃいけない。
幼児2人にベビーカーもあるから、良くないけどベビーカーに2人を乗せちゃう時もあった。
でも、こっちは人が少なくて混むことも並ぶこともない。
私は子供3人に対して、大人が3人じゃなくて4人いないと育児しながら家事もなんて無理だと思ってるから、助けてくれる家族がすぐそばにいるのは本当にありがたいよ。
Q:自分の時間は作れてる?
A (明莉):上の2人が昼寝をしてくれている間だけ。
むしろ、午前中にたくさん走り回らせて昼寝させるって感じかな。
自分の時間を確保しないとメンタルきついなーって思う(笑)
本を読みたいし、書類書いたりしたくてもなかなか書かせてくれないしね(笑)
(勝):最近長女のもの分かりが良くなってきたし、もう少ししたら手がかからなくなるんじゃないかな?
(明莉):え~?そうかなぁ~😂
―――勝さん。
Q:はじめての田舎暮らしはどう?
A (勝):自分から秋田に帰るかって提案したものの、正直想像していたよりも田舎でびっくりした(笑)
「田舎」ってものをそもそも理解していなかったのかもしれないなーって。
暮らしてみて思うことは色々あります。
手軽に買えていた服屋がなかったり、どこへ行くにも遠いなーって。
あとは、都会よりルールが多いなって思った。
身近なことだとゴミの出し方が厳しい!
プラスチックの回収が月に1回しかないことには、ほんと驚いたね。
でも、だからこそみんな行儀がいいなぁって思う。
はみでる人がいないよね。
Q:方言は大丈夫?
A (勝):あ、全然大丈夫じゃない(笑)
子どもたちを遊びに連れて行った先の大人に「さがしな~(賢い・良い子などの意味をさす方言)」って言われたけど、なんのこっちゃだった。
あとは「ズック」!
明莉のお母さんが「ズックがない!ズックがない!」って言ってて、滑り止めのついた靴下のことかなって思ってたら、体育館シューズのことって後々気付いた。
あとは、車の免許を取得しに通っていたんだけど、何か怒られてることは伝わるんだけど、何に怒られてるかが全然分かんなくて。
正直、明莉のお父さんも何言ってるか分からない時がある(笑)
(明莉):それは私もそう。テキトーに相槌打っちゃってるわ(笑)
Q:雪のシーズンがやってきますね!
A (勝):大阪は雪が降ったらおおはしゃぎですよ。
今の時点では、ただただ楽しみでしかない♡
(明莉):すぐ嫌になるよ。
(勝):雪ってきれいやん!✨雪だるま作れる~!⛄
これくらいの認識だし、ポジティブなことしか考えられてない!(笑)
都会の人はホワイトクリスマスなんかを想像しているのでしょうか😇
それはそれで大きなギャップが待ち構えていることになるので、早く現実を見てほしいなとは、正直思うところだけど…
でも、どんな形であろうと、こうして移住した仲間が増えることは、すごくすごく嬉しいこと😌
大切な家族の笑顔を守るために、はじめての田舎暮らしを決意した勝さんを選んだ明莉さんの笑顔は、ずっと自然体の笑顔であってほしい。
渋谷が生んだ城内夫婦。
城内家の今後の暮らしぶりが楽しみだ。
🎤城内 勝さん、明莉さん
『横手家に暮らすひとびと』では、横手市に住む人、来る人、好きな人など、横手さんちの大きな大きな屋根の下に暮らす人を紹介していきます。
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そんな想いを込めて始めた企画です。
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