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【小説】ネコが線路を横切った 番外編1

作者によるツッコミ編

全20話は マガジンから

2020年5月10日で最終話の20を書き終えました。
読み返してみると、誤字脱字はあるし、ストーリーの矛盾も目立ち。
というわけで、作者自らからツッコミをいれていきます。
誤字脱字はごめんなさい。

番号は、各話にリンクしてます。


1
*武蔵境駅のくだりは、必要か?
30年前との比較なら、国分寺駅でいいのでは。

*「ノスタルジー」って言葉を出す意味はあるか?

*最後の2行については、ノーコメントだけどさ。


2
*「線路を渡る」部分、説明的過ぎて情緒がなくわかりにくい。

*いいおっさんが、いいおばちゃんのことを「ちゃん」づけで呼ぶのはどうなのよ。マスターのキャラからすると、呼び捨てでいいよね。

*笑顔が変わらない、は、ちょっと逃げよね。
30年前のことは、ここではまだでていないから。


3
*30年前のマスターの店は「洋風居酒屋」だったのか。

*気持ちが落ち着いてくる、って、言い回しがダサい。なんで落ち着くのか表現しないとね。

*40代後半の主人公・春海は、ホットココアにクリームを盛大にのせたものを、飲むのか?! 更年期障害まっさかりの年代として、断るでしょ。


4
*突然舞台は30年前の春海の家。この展開に読者がおいてきぼり?

*2行目「1カ月」、13行目は「1ヶ月」で表記が違う。16行目は「一ヶ月」でまた違う。統一しなければ。そして、こんなに1ヶ月って協調してどうする?! 24行目と26行目にも「1ヶ月」だって。もうええわ!

*14行目「うーん、と、春海は言葉を返せなかった。」って、「うーん」って言ってるじゃない。へんな文章。

*なんで、ミチコは春海が誰かに惚れたと確信できたのか、根拠は???

*アルプス のケーキとクッキーは、そんなに魅力なのか。
魅力。成城学園前駅前にある実在する老舗のケーキ屋さん。
このお店のことで、春海の家は成城で、それなりの財のある家とわかる。
父も母も日中はいないとなると、夫婦で会社を経営してるのかも。
という背景をどこまで書くか。どこまで書いたら春海を描けるか。

*この日、春海が返ってくることを予測してミチコはケーキを買っていたのか。だとすればなぜ予測できたのか。または、いつもアルプスのケーキくらいは買ってある家なのか。たぶん後者。


5
*タイトルが「白状」っていうわりには、それほどの白状をしていないのではないか、春海。

*アルプスのケーキで、上にいちごが乗っているものはあるか?
確信できないなら、お店の名前をもっとぼやかすべき。
チョコレートケーキにしてごまかす、も、あり。

*ミチコの千里眼的な予測は必要か?

*小さい頃作文が得意だからといって、小説を書けと勧めるミチコの根拠は何??

*アルプスというお店のケーキ、と出すなら、花柄のお皿もブランド名をだすべき。ミントンかウエッジウッドか。つまり、春海の家はけっこう財のある家なのだ。

*ここまでは、マスターの店は「洋風居酒屋」となっていた。


6
*調理師学校に行って免許をとろうという春海の練習した料理が、オムライスとマドレーヌでいいの? 卵料理は基本仲の基本だという一文があってもいい。ビーフシチューとムースっていうちょっとレベル高そうなメニューでもよかったのでは。
ここで、竹中家(春海の家)の財がものをいって、高額食材をばんばんだしてきてもいいし。

*後半、あらすじみたいになっちゃってて、ミチコについての春海の想いをもっと丁寧に書いたらよかった。調理学校に行くことよりも、小説を書くことを選ぶ春海の決意が、ミチコが他界して取材ノートをとっておいてくれたから、で、いいの?
こじつけっぽくない???


7
*「ミチコのノート」「新しいノート」はどんなノートなんだろう。赤いカランダッシュのボールペンに合うノートは、どんなノートだろう。ノートと筆記具というワードはここで登場しているなら、文具の細かい部分にもこだわって書けばよかった。

*コーヒーの表現が足りない。実は、アルプスにはショートケーキはない。イチゴのパイはある。アルプスとまで限定しなくても。または、アルプスとするなら、確実なケーキで。

*春海が、小説の主人公・ハルミを意識するところ。「18歳の春海」「春海の小説の主人公のハルミ」をもっともっと混沌とさせて、現実と小説世界の境界線をなくす表現が面白くなる。
メタフクションに。


8
*5ミリ方眼のノートは、なんだ??
ただ、時代は現代ではないのであまり詳しく書きすぎないこと。
詳しく書くのは、ノートの内容。

*コーヒーのおかわりしたら、サンドイッチくらいはばくっと食べてそうな勢いだけど。
アルプスである必要はあるのか?
ミチコの思い出としてアルプスに行くってだけなら、自宅の春海の部屋でもいいのでは。


9
*21行目。
「惹かれし」じゃなくて「惹かれたし」だよ。

*いいたいことはわかるけど、ハルミの気持ちをもっと表現してあげなきゃ、やっぱあらすじになっちゃってて。


10
*「マスターと少女」でいいの?
斎藤真二と竹中春海じゃダメなの?
「少女」っていう表現の是非。
幼さを表現したいわけではないなら、名前の方がいいと思う。

*結局、春海の恋愛物語を書きたかったわけだ。
なら、1~2行目はいらないのでは。

*「西洋居酒屋」になってる!
「洋風居酒屋」じゃなかったの~?

*なんで、春海はマスターの作る料理はおいしいって確信したの?
たとえば、春海の知ってる人の中でいちばんおいしい料理を作る人と何か些細なことでも共通点をみつけたとか、なんかないとね。


後半の11から20については、また明日。


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※この物語はフィクションです。
実在の場所や団体、個人とは関係ありません。



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