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(2021年6月分まで)【連載小説】パンと林檎とミルクティー

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作家志望の女性の日常を、ちょっとだけ切り取って描きます。
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【連載小説】パンと林檎とミルクティー

14 火曜日の午後10時  本を出版して、いっぱい印刷してもらって、たくさんの方に読んでもら…

7か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

13 火曜日14時・3週間後の土曜日14時・翌週の月曜日13時  テレビドラマで、女性の主人公が…

8か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

12 木曜日午前4時  ねそびれた。  正直な心情として、この言い方がしっくりくる。  リビ…

9か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

11 日曜午後4時30分  テレビを観ていた。  最近気になりだしたぼてぼてのお腹は、テレビを…

10か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

10 土曜日午後7時  世界の常識が変わったから、たいていのお店は午後8時に閉店となる。  …

11か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

9 金曜日17時  今日は、どうしても、ポタージュスープのあったかいのが飲みたい。  そう…

11か月前

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

8 土曜日午後3時 「それはないよね」  午後のミステリー2時間ドラマをみながら、真智子は声を上げた。  ひとりでテレビを観ながらツッコミをいれてしまうとは、すっかりおばちゃん度マックス状態。  ドラマの中では、刑事が、殺害された女性の部屋から日記を見つけ出していた。  日記は、真ん中あたりの1ページが破られている。  刑事は、その日記をみて「犯人の仕業だろうか」なんてセリフをほざいている。  ばっかじゃないの、と、真智子はテレビに向かってまた声をあげた。  いかに

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【連載小説】パンと林檎とミルクティー

7 1月の週末に  無用の外出はしない。  と、いうときに限って牛乳を切らしてしまった。 …

【連載小説】パンと林檎とミルクティー

6 2021年1月ふたたび東京に緊急事態宣言・そのとき彼女はどんな生活をしているのか  1月の…

【連載小説】パンと林檎とミルクティー 5

5 土曜日 午後3時  十二月の午後3時は、日が傾きかけてくる。  日が当たるからと暖房も…

【連載小説】パンと林檎とミルクティー 4

4 水曜日・午前2時と木曜日・午前2時  遠くに、電車が通る音が響いている。  終電は終わ…

【連載小説】パンと林檎とミルクティー 3

3 火曜日午後5時  届いたメールをみて、真智子は「げ」と声を出してしまった。  昨日納品…

【連載小説】パンと林檎とミルクティー 2

2 月曜日のランチ  3000文字の文房具についての解説記事をひとつ納品して、田中真智子はふ…

【連載小説】パンと林檎とミルクティー 1

1 日曜日・午前9時  ポットから直接カップにお湯を注いで、ティーバッグを入れる。  ベビーピンクのパジャマに、もこもこの部屋着を着て、田中真智子(たなかまちこ)は紅茶を飲んだ。 「あち」  一口飲んでから、思い出したように、冷蔵庫から牛乳をとりだし紅茶にそそぐ。  ちょうど飲みやすくなり満足して飲む。  それから朱色のカップをテーブルに置き、真智子はスマホを手に取った。  LINEをチェックすると、友人の丘山まり子(おかやままりこ)から連絡がきていた。 「今日の午後

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