書く人たちへのおすすめ本。
noteですでに文章を書いている皆さんに、私が「書くための本」をオススメするなんておこがましいのですが…。
私が文章を書くにあたり、なにかしらのヒントをもらった本たちをご紹介。
創作の壁にぶちあたったとき、文章をブラッシュアップしたくて暗中模索しているとき、この本たちを開くと原稿用紙やPCに向かいたくなるはず!
私の文章に結果が出ているかどうかは100mくらい先の脇に置いといて、ぜんぶ良著なので気になった方はぜひお手にとってみてください。
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★ずっとやりたかったことを、やりなさい。
大人になる過程で失った「創造性」を取りもどすためのワークショップを、個人でも実施できるよう12週の課題に落としこんだ名著。
課題は以下のように、わくわくするものばかり。(1週につき10個前後の課題が用意されています)
・あなたの創造性を認めてくれた三人のチャンピオンを列挙する。誰かに言われて励ましになった言葉をすべて思い出してみよう。
・あなたを守ってくれる編集者がいると仮定し、手紙や電子メールを書いてみよう。それを自分に宛てに送るのだ。
この本に出会って、それまで恥ずかしいと思って隠していた「創作欲」を自分で認めることができました。
目指しているゴール(私の場合、商業としての成功ではなく、納得のいく文章が書けたという充足感や、精神的な豊かさを求めていることがわかりました)を明確にするためにも、やってみて損はないです!
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★スクリプトドクターの脚本教室・初級編/中級編
上級編はまだ出ていないはず!
もう目から鱗がぼろんぼろん落ちて、一匹の魚となり大海を泳ぎだしそうなくらいでした(?)。
脚本ではなくても、フィクションのストーリーを書きたい方は皆さん参考になると思います。
「キャラクターの性格とクライマックスの関係性」「映画を使った構成力の身につけ方」「メインプロット・サブプロットの作り方」
などなど。プロの技術が誰にでもわかりやすく、かつ惜しみなく書かれています。
プロットを書くときは、今でもこの中級編を片手に作業しています。
普段、自分の楽しんでいるエンタテイメント作は、こんな風に作られているんだなーという発見も面白い。
自分の伝えたいことが、どうしたら伝わりやすくなるのか。
知っておいて絶対に損はないはず!
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★【実践】小説教室
先の2冊は創作全般へのアプローチですが、こちらは小説の指南本。
「描写の上達方法」「いい作品の書き出しはいい」「実体験ほど丁寧に書く」などなど、書き手への具体的な指南がモリモリに開示されています。
小説は書き始めているけれど、今よりもっといいものを書きたい、という方にオススメです。
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★書く人はここで躓く! 作家が明かす小説の「作り方」
こちらも小説指南本。
「設定の後出しは禁じ手」「細部は事実から盗め」など、こちらも小説をブラッシュアップする奥義がもりだくさん。
読み進めるだけで、「書くぞー!!」という意欲が湧いてきます。
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★まだ見ぬ書き手へ
丸山健二さんの名著。
あのですね…。今の時代に読むとちょっと「おおっ!?」と思う表現(「女子供は」とか)も多いんですよ。
それでも。
書くとは、作るとは、作家とはなんであるのか。純文学を書き続けてきた現代の文豪の頭のなかを見せてもらえる、とても濃い内容の一冊です。
厳しい言葉も並んでいますが、誰かに発破をかけてもらいたいときに開くと「こんなもんじゃだめだ。もっと書いてやる」という気持ちに火がつきます。
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創作って孤独との戦いだなとつくづく思います。
人からアドバイスはもらえるけれど、特に文章に関しては、自分で手を動かして言葉と向き合うしかないんですよね。
今日ご紹介したのは、私にとって、孤独な作業を見守ってくれる戦友のような本たち。
みなさんの創作にも役立つことを願ってます(←どの立場)。
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