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知らない言葉たち。

プロフィールにも書いているとおり、noteのお題設定に辞書を使っている。

そんななかで知らない単語に出会うこともあって、特に季節や自然を表す言葉が美しくて惚れ惚れしてしまう。

いい言葉だなぁと思ってストックしていたのですが、現時点でアイディアが出てこないので、誰かこの言葉で書いて頂けたら嬉しいです(人任せ。笑)


≪季節や自然を表す美しい日本語≫

氷舌【ひょうぜつ】
風や海流によって氷の縁が舌状に長さ数kmに張り出したもの。
はないかだ【花筏】
散った桜の花びらが帯状に水に浮かんで流れて行くのを筏に見たてていう語。
ふゆはま【冬浜】
冬季、寒風や寒波のために海荒れの状態が続く砂浜
おいちょう【老蝶】
秋になって見かける蝶
うかれねこ【うかれ猫】/こいねこ【恋猫】
春先などに猫が発情すること
えいよう【永陽】
昼間の長い春の季節
おいのはる【老の春】
春が深まっていくのを、人の年老いていくのにたとえていう語。暮春。
きう【喜雨】
日照りが長く続いたあとに降る雨
こぐる【木暮る】
夏木立の鬱蒼と茂って昼なお暗いさま
せいが【星河】
無数の星の密集が銀光を帯びた川のように空を取りまいているもの
つきしぐれ【月時雨】
月の出ている時に時雨が通りすぎて行くこと。
つきのしも【月の霜】
月の光が白くさえ渡って照っているさまを、霜にたとえていう語。


どれも字面だけで風景が思い浮かぶような言葉でウットリするけれど、この言葉に相応しいような文章を書く自信がないなぁ。

作家の朝井リョウさんが、「世の中にある感情や現象に比べて、言葉の方が少ないと思っている」ということをラジオで仰っていて、プロの作家さんは、そんな気持ちで世界と対峙しているんだな…と圧倒されたのだけど、わたしの場合は、まだまだ世界は、知らない言葉で満ちているみたいだ。


お読み頂き、ありがとうございました。 読んでくれる方がいるだけで、めっちゃ嬉しいです!