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暴食の胃熱

現在季節の変わり目真っ只中、体調不良出ていませんか?

季節に限らず暴食してしまう方、お腹が空き続ける方は要注意です。

胃が暴走しているかもしれません!!

胃熱とは?

タイトルにもある『胃熱』ですが文字通り胃に熱がこもっている状態です。

原因は、暴飲暴食や間食などで胃が休めていないことで起こります。

結果どうなるかというと胃の働きが暴走して、食欲が亢進便秘しがちになります。

東洋医学的な話になりますが、胃は『食べたいと思って受け入れ、食べ物を納める』『消化する』『消化器系の食べ物の通りを統括する』働きがあります。

胃に熱がこもると、この働きが強まります。いい事のように思えますが、実はその逆でよくありません。

食べたいと思う → 食べて消化する → さらに消化するために腸へ運ぶ

この一連の流れのスピードが上がります。

つまり、食事をしてもすぐにお腹が空いて間食してしまう。デザートが欲しくなる。いくら食べても満足しない。などが起こり、胃腸が休む時間がなくなります。

胃腸が休まないので、運動しているときのように熱くなり水分も足りなくなってきます。その結果が便秘になります。

・お腹いっぱいに食べたい
・食後すぐにお腹が空く
・揚げ物や脂っこいものが好き
・甘いものをよく食べる
・口臭が気になる
・毎日アルコールを飲む

こんな人は胃熱もしくは胃熱予備軍になっている状態です。どうでしょうか?

胃熱の向こう側

胃熱を超えると、体の反応が変わってきます。

まず初めに『消化器系の食べ物の通りを統括する』働きが弱り、下痢をします。
→胃は元気だけど小腸や大腸が疲れて働かなくなる。腹部の膨満感を感じるようになります。

次に、『消化する』働きが弱り、お腹は空くけどすぐにお腹いっぱいになります。
→消化しにくくなっているので、食事をしてもエネルギーを作りにくくなっています。疲れやすくエネルギー不足のため身体が冷えやすくなることもあります。

最終的には『食べたいと思って受け入れ、食べ物を納める』働きが弱り、食欲がなくなり食べ物を胃に入れられなくなります。
→胃の力がなくなり消化不能。吐き気胸やけが増え、げっぷが出やすくなる。逆流性食道炎も起こしやすくなります。

胃熱を無視して暴飲暴食や間食を続けると、胃の働きが損なわれて栄養を吸収できなくなり全ての身体の機能がうまく発揮できなくなります。

消化器系の内臓をいじめ続けると、胃下垂やその他の内臓下垂が起こりその結果『寝違え』を起こしやすくなるのでご注意を!!

食欲の秋ですが、胃腸が元気でなくなるとむくみや冷えの原因にもあるので常に『腹八分目』を心がけましょう。

胃熱っぽい時は

ツボ押しをしてみましょう!

【不容:フヨウ】
おへその上に手の指を横に当てて8本分測り、体の中心から約3センチ外側。肋骨にちょうど当たるところ。
胸やけやげっぷや吐き気がするときに反応があり、押すと痛い場合もあります。

不容

【承満:ショウマン】
不容の下1寸(親指の横幅くらい)にあります。胃熱の時には熱感が感じられます。不容と合わせて刺激しながら深呼吸してほぐしましょう。

【中脘:チュウカン】
へその上指4本分のところにあります。食生活の不摂生などで反応が出やすく、慢性的な胃の異常にもよく効きます。頭痛や動悸や不眠にも効果あり。

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僕自身、胃熱は昔からなりやすく最初は原因がわからず体の不調も多かったです。

ですが、胃熱を知って気をつけるようになり体調のコントロールがしやすくなりました。

『医食同源』という言葉もあるように、食事は医療と同じく大切なものなのでうまくコントロールできるようになりましょう!!



Amanoteでした

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