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夏の京都でやっておきたい2つのこと

京都には30回くらい訪れましたが、そのうち半分以上は夏です。京都の夏は尋常じゃない暑さですが、比較的空いているのはもちろん、夕方に訪れる幻想的な雰囲気が好きで、つい訪れてしまいます。

京都人の義両親が教えてくれた夏の風物詩は色々ありますが、今回はそのうち2つを紹介します。


【その1:茅の輪くぐり】

6月下旬頃に体験できる茅の輪くぐり。1000年以上前に起源をもつ「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神事の一環で行われているものです。

1年の折り返し地点にあたる6月30日に、半年間の穢れを清め、残り半年も無事に過ごせるように祈る行事。茅の輪をくぐり終えると清々しい気持ちになります。

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北野天満宮の茅の輪

七夕飾りも楽しめます。

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北野天満宮の七夕飾り

小さな茅の輪をお持ち帰りしました。

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お参り後は、白いういろう生地の上に小豆を乗せて蒸した「水無月」というお菓子を頂きます。関東ではあまり耳慣れないですが、京都の人にとっては夏の定番。無病息災を祈って頂く習わしなんだそう。

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写真:塩芳軒ホームページより

【その2:幻想的な夏の夜景を眺める】

いまも鮮明に思い出せる、夏の京都の幻想的な光景です。

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ここは親鸞聖人のお墓がある「大谷祖廟」(祇園)に隣接する「東大谷墓地」。旦那さんのご先祖様の墓地もあります。

毎年8月14日から16日までの3日間、およそ1万個もの提灯に一斉に火がともされるのが、東大谷の万灯会(まんとうえ)。暑い夏の時期、涼しい夜に参拝者がお参り出来るようにと、足元を照らす提灯を灯したのが始まりだとか。

向こう側には京都市内の夜景が広がり、手前の墓地には提灯の灯りが広がります。この世とあの世の魂が、まるで一堂に会しているかのような幻想的な光景です。

墓地は一般公開していませんが、大谷祖廟のお参りがてらそっと眺められます。

【番外編1:雪ノ下のかき氷を頂く】

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京女の義妹が薦めてくれた「雪ノ下 京都本店」のかき氷。人気店なので一度しか行けてないですが、どれも果実感がたっぷりで美味しそうでした。これは牛乳の氷に、果肉がふんだんに入ったブルーベリーソースがたっぷりの「静岡ブルーベリー氷」。またいつか食べたい。

【番外編2:貴船の川床料理を愉しむ】

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義両親は川床のような所(?)には行かないポリシーなので番外編で。

貴船エリアが好きでよく行くんですが、貴船の川床料理屋は2回訪れました。猛暑なのに貴船エリアに行くと少し涼しくなって、川床に足を踏み入れると少し肌寒いくらいになるので、避暑には最適です。

 右源太、左源太、ひろやなどの有名店はランチでも8000円はしますが、上流のほうへ歩いていくと結構リーズナブルなお店も数軒出てきます。川床のつくり自体はどこも似たような感じなので、川床の雰囲気を気軽に楽しみたいという方はこちらでも全然十分です(上の写真もその店のひとつ)。お料理のクオリティにもしっかりこだわりたい方は有名店を予約して行くと良いと思います。

鴨川沿いの川床は、いつも行列なので見るだけで通り過ぎてしまいますが、いつか行ってみたいです。

夏の鴨川には川床がずらり。夜景がきれい。

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