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ツキイチレッスンでできること 〜演奏テクニックの習得〜

楽団や部活で渡された今後演奏する楽譜を吹いてみると、どうも上手くできない箇所、というのは結構頻繁に出てくると思います。

その時みなさんは「できない」をどのように捉えますか?
レッスンでも「ここが上手くいきません」とおっしゃる方はとても多いのですが、少し踏み込んで僕は質問します。「その部分が上手くいかないのはなぜだと思いますか?」

そこで具体的な部分とその理由を指摘できる方はあまりいらっしゃいません。この流れでわかることは、原因が特定できていなために、大きな範囲をまるで合奏をしているかのうように流して練習している場合が多いという点です。

例えば、何かの曲の練習番号AからBまでの8小節を個人練習の時に、合奏をしているかのようにテンポや強弱なども含めて流して吹いていた時に、出ない音があったり、できないリズムがあったり、正しい運指で演奏できないと、その8小節を何度も何度も繰り返してみる。そんな練習をたくさんしていると、いつの間にか「練習番号Aが吹けない」とかなりざっくりした範囲が、まるで全部演奏できないかのような印象を持ってしまうわけです。

でも実はその中のたった1音もしくはその前後の2,3音だけが問題であることが圧倒的に多いのです。その理由は様々ですが、例えばリズムが正しく理解できていなかったり、音程が取れていない(違う音程を歌っている)、調性の理解不足、拍子の捉え方、フレーズの捉え方、空気圧のコントロール、音を出す準備(タンギング)、リップスラーの技術、リップトリルの技術、その他特定の技術など。

できていない特定の部分をできるだけ絞り、さらにその理由を特定でき、そして解決するための具体的な練習方法やその練習によって解決していくストーリーを構築する。これができると大概は練習番号Aすべてがスムーズに演奏できるようになっています。

こうしたストーリーを構築し、ひとりで解決するのは結構大変です。そこでレッスンが効果を発揮します。

先日「ツキイチレッスンでできること 〜基礎的なテクニックの習得〜」という記事をここに書きました。

この時は、どんな曲を演奏する上でも絶対に必要な技術を正しい理解の中で手に入れるにはレッスンがオススメです、と書きました。

最も基礎的な技術を正しく手に入れた上で解決できることはたくさんあるのですが、曲の一部分が吹けなかったり苦手に感じるのは、基礎的な技術のもうひとつ上の段階、特定の技術の習得が必要な場合が多いのです。例えば、

リップスラー(特に広い音域の変化)
リップトリル
トリプルタンギング
ダブルタンギング
広い跳躍(インターバル)

このようなトランペットにとって手に入れておきたい基礎から発展した技術を習得することで、どのような曲を演奏することになっても、できない部分がない状態にできるわけです。

こうした特定の技術の習得も、やはり正しい理解と正しい実践、そして途中経過の確認をすることが大切で、客観的に見てもらえるレッスンの存在が重要になります。

毎月複数回開催しておりますツキイチレッスンは、内容が自由に設定できるレッスンです。今回のように曲を吹いていたらこの部分が上手くできない!をそのままご持参ください。なぜできないのか、どのような練習をして、どのような技術が必要か、そしてそれを習得するための具体的な練習方法について解説を実践をしながら手に入れるストーリーを作ります。

苦手箇所の克服は原因を特定することです。試行錯誤して道に迷うのも経験上悪いことではありませんが、じっくり腰を据えて毎日何時間も吹ける方なら別ですが、ズバっと解決して合奏で楽しく演奏できたほうが良い、という方が多いはずですので、ぜひレッスンにいらしてください。

ツキイチレッスンの開催日、詳細、お申し込みかこちらからお願いします。

ご参加お待ちしております!


荻原明(おぎわらあきら)


荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。