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君の推し活を愛でたい。

いよいよ様子がおかしい私だが、これが通常運転であることも事実ではある。
前回からの続き↓

私はBリーグの推し活の最中、偶然見つけた違う選手の推し活をしている夢子さんを見つけた。
健気な彼女の推し活ぶりに心を奪われ、ついに沖縄アリーナで出会う(一方的に)だが、私にとって彼女は眩しすぎたのだ。

ドラマチックなあらすじです

私は生まれつきのサウスポー、この腐敗した世界に産み落とされた時点でマイノリティだった。
このくらいの奇行はまだまだ正気の沙汰のうちである。
左利きは苦労が多いように思われるが、何もかもが逆の世界が当たり前なので、多少の面倒を厭わない不屈の精神が標準装備されている。

かと言って、世の左利きの全ての人が私と同じとは思わないで欲しい。少し逆境とかに強いんだよ〜くらいで思っておいてください。

さて、沖縄から帰った私は、住み慣れた大阪で改めて夢子さんとSNSで対峙した。オープンチャットに続き、沖縄でのニアピンと重ね、私の心も少し強くなっている。
セルでいう第二形態といったところだろう、一番ブスで体がデカいあの頃だ。

だが、いいね❤️はハードルが高い。

そもそも、私のInstagramは全く活動していない。
だって、写真を撮る習慣がほぼないんだもん。そんな私の居留守いや、廃墟みたいなインスタアカウントで「いいね」をつけ、優しさの権化みたいな夢子さんが「ありがとう」の気持ちを込めて訪問してくださったたとしたら・・・。

事故どころか大惨事やないか。落とし穴にはまったと思ったらブラジルにおった、不法入国レベルの大惨事やがな。

日本代表合宿に招集されている比江島選手の未来の奥様を廃墟に招待するなど以ての外!市中引き回しは免れない。
いっそ遠くの島へ流してくれ。電波が届く島ならどこでもいい、富樫選手を愛でながら夢子さんの推し活を眺めさせてくれさえすれば足りない部分は光合成して生きる。多少、肌が緑になっても構わない。ピッコロさん好きやし。

そもそも「ほぼ」しかない習慣で撮ったのが、フィギアの写真だ。
それを数枚アップしただけで放置し、最近になって富樫選手の動向と写真を拝むためだけのツールとして復活させた。
そのフィギアコレクションがスラムダンク、せめて黒子のバスケならまだしも、ドラゴンボール(ナッパ・亀仙人のじっちゃん・ピッコロさん)と言うかなり攻めたラインナップなのだ。

なので、それ以前に「?」である。
なんで私?やだ、怖い。夢子さんの震える声の幻聴が聞こえる。

彼女を怯えさせるだけの悲しいモンスターなのだ私は。

ただ、夢子さんには豆腐メンタルだが、そのゴミみたいなアカウントで富樫勇樹選手にはいいね❤️が平然と出来るガンダニウム合金みたいな強心臓でもある。

これには明確な理由がある。

富樫選手は忙しいし、いいねの数も戦闘能力の数値くらいある。多分地球人最強やから、クリリンか。そこはどうでもいいが、一々確認になど来ないから平気なのである。
ただ、Xに関しては油断ならないのが富樫勇樹なので、Xは一応きちんと(?)している。

全くもって烏滸がましい、ブースターの風上にも置けない女です。

でもね、富樫選手がうっかり見ても「ドラゴンボールか、オラわくわくすっぞ!」で終わるでしょ?ナッパのヒザ見ても「あれ?原かな?」って最悪チームメイトと間違ってくれるでしょ?まぁ、怯えることはないでしょ、世界と戦うんですよ?絶対、カッチン鋼みたいな心臓やで。

何ゆえにそんなに夢子さんに恐縮するのか。それにはちゃんと理由がある。

ある日突然
「今からカメラの前で富樫勇樹と1時間、バスケについて論争し、論破してください」
それか、
「今からお洒落なカフェで夢子さんと1時間、2人きりで女子会してください」
と言われたとしよう。あなたはどっちが平気ですか?

私は断然、富樫選手です。

富樫勇樹選手はバスケにおいてもメディアの対応においても、プロです。それは、もう両手広げ懐に飛び込んでもえぇようにしてくれる。
そんな、あの人バスケ選手やで?トークとか無理やろ?言いたいですよね?
でも、一般人の私よりは場数を踏んでいる。

安心して身を任せれるから、緊張する理由がない。
後は自分の知識を絞り出し、胸を借りる気持ちで論争なんて贅沢な時間を存分に楽しみ、その可愛い顔を惜しみなく見つめられる。
カメラで撮ってもらえたら形に残して見直せる。生きてて良かったオブザイヤーやん。

それに、胸を借りれるなら大胸筋も触らせて欲しいって、私は言える。いやむしろメインイベント。あ、でも、個人的には大胸筋は須田選手なので!ごめんなさい🐬

さて、失礼しか言ってないが、言うのはただである。

夢子さんとの女子会はきっと夢のようだ、それはわかる。
常識も優しさも気遣いも、お茶目さも兼ね備えた夢子さん、だからこそ私は、同じ女として緊張してしまう。そして恥ずかしくなる。
私は見た目とマインドは女性だが、発言と発想が小5男子なのだ。

きっと夢子さんも、多少は筋肉に興味はあるだろう。バスケットマンの魅力の2/3は筋肉だもの。でも、推しを筋肉では選んでないでしょう。
宇都宮では、鵤選手と遠藤選手が新日プロレス感強くて好きです!なんて言えない。

せやけどな、夢子さん優しいから「富樫選手のどこに惹かれたんですか?」とか聞いてくれるねん、大事やから2回言う、夢子さん優しいから。
でも私は「お尻と太腿(大臀筋と四頭筋)です。後は最速でフリースローラインに立つ合理性に惹かれます!」言うて引かれるねん。

韻とか踏んでる場合ちゃうねん、悲しいモンスターにお洒落なカフェをあつらえても、余計に怯えさせるだけや。

比江島選手はとても天然で少し会話が成り立たないところが魅力やけど、私はしっかり会話が成り立つ変態、夢子さんが逃げ場を探してしまう。

違う、そんな姿が見たいんじゃない。

私は毎日、健気にコツコツとがんばれ、がんばれ、私も一緒にがんばるよ?今日も大好きだよ?と、少女のように恋をしている夢子さんを見つめていたいのだ。

だが、たびたび見かける「インスタで仲良くなった〇〇さんと会ったよ〜」報告には惹かれてしまう。

夢子さんほど綺麗じゃないけど、見た目はどうにでもなんねん。ただの陽気な眼鏡やし、ファッションとメイクにはかなり定評がある。
顔出しもメディアに出たことはあるから、一緒に撮ったお写真を載せていただいても差し支えない。むしろ光栄だ。

だからこそ、中身のタチが悪いんよなぁ。

みんなびっくりするもんな。二言目には「え?なんて?」って言われるし。

いや、うん。考えても無駄や、自分に出来ることはいっぱいある。
こんな時こそ猪木の名言だ!
バカになれ!!!

とりあえず、Instagramの中から整理していこう。


あいつ、またバカやってる↓

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