見出し画像

アラフォーゲイの年表

今日は自分がこれまで歩んできたゲイライフを年表にしてみます。
最初に断っておくと「ゲイライフ」と書いたけど、まったく華もない地味なものです。
キラキラしたものを想像していた方はご期待に沿えないので、あしからず。
また、万が一特定をされてしまうと迷惑がかかる方もいるので、あえてぼかしている表現もありますので、ご理解くださいませ。

0歳:近所が田んぼと畑ばかりのド田舎に生まれる。
小学生:女子のスカートめくりや気になる女の子にちょっかいを出してた。中学生:体育の着替えの時間に同級生の上半身を見て、胸キュン♪
    当時の人気アイドルの水着写真を見ても反応せず。
    上記2点から自分がゲイだと自覚。
高校生:ド田舎なのでゲイだとバレたら村八分という思いから禁欲生活。
    クラスメイトとはテキトーに話を合わせてやり過ごす。
大学生:大学進学に伴い、地方都市に一人暮らし。
    ガラケー時代でネットも普及したため、情報を収集。
    掲示板やゲイバーを活用し、青春時代を取り戻すように
    遊びまくる。
社会人:地方の限界(出会い、趣味、仕事)を感じ、上京。
    当時隆盛を誇っていたSNS・MIXIでゲイサークルで出会いが広
    がる。初めて彼氏もできる。
    GPSを利用した出会い系SNSが出てくる。出会いの中心を
    シフトチェンジ。
30代前半:スマホの台頭。出会い系SNSからマッチングアプリになる。
     地元の同級生が次々と結婚。親になる同級生もおり、話題は
     結婚や子育て、将来設計の話が中心になる。
     自分も将来を見据えてパートナーとの過ごし方を見直そうと決意
     定年後も働けるように資格取得や副業を始める。
30代後半:会社員を辞めてフリーランスに転向する。
     一番長く付き合った彼氏と将来性について意見が合わず別れる。
アラフォー:別れて5年程経過。年齢的な焦りやアプリでの出会いに限界を 
     感じ、結婚相談所を利用した「婚活」をはじめる。←今ココ!

振り返ってみると、改めて地味だなと実感。
個人的に一番大きな転機は30代前半。
自分の恋愛観が大きく変わった時。
20代まではお互いの趣味や交友関係に干渉せず、2人でいる時間を大事にだすればいいと考えていた。

そんなとき、地元の友人(ノンケ)たちが結婚をしたり、子どもが生まれてパパやママになる人が増えた。
地元に帰って、再会するとそれまでは学生時代の思い出話、同級生の話題、それぞれの近況等、学生時代の延長のような話題が中心だったが、家庭のことや将来のライフプランなど具体的な未来の話に変わった。
将来こんな子に育ってほしいとか、こんな家庭にしていきたいとか、友人たちがきちんと考えていたり、家庭で話し合ったりしていること知り、「自分はどうなのだろう」と思った。

結婚はないし、子どもを持つことも難しい。でも大切な人と一生を共にしたい。
これまではなんとなくでやってこれたけど、一生に共にするとはどういうことなのかを実感できた。
なんとなく一緒にいるというではなく、この先どのように二人の時間を過ごしていくのか、1年後、5年後、10年後どうなっていたいのかということを漠然でも共有できていることが共に歩むということなのではないか。
結婚、出産、子育てという人生のイベントや転機がない分、なおさら自分たちで作る必要があるのではと思った。

しかし、パートナーの方はそういう考えではなく、この溝はどうしても埋まらなかった。
いままで共に過ごしてきてつくってきた形を変えていくのは、難しいことなのかもしれない。
ただこのまま自分の気持ちや考えを押し込むことに耐え切れなくなったため、お別れを選択した。

これから「婚活」を始めるにあたり、この価値観の部分を擦り合わせできる相手と巡り合いたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?