トレッキング倶楽部

中高年(40~60代)の登山サークルを運営している管理人のヒロです。来る者拒まず去る者…

トレッキング倶楽部

中高年(40~60代)の登山サークルを運営している管理人のヒロです。来る者拒まず去る者追わずのサークルはもう10年以上続いています。東京近郊の日帰登山が主体で、会費・参加費全て無料、そのかわり各自自己責任で登っています。今まで仲間達と登った山々をご紹介しています。ご覧ください。

最近の記事

神奈川県湯河原の「幕山」で早春の梅見登山

日 時:3月4日(土) コース:「幕山」 参加者:10名 山裾に梅林が広がり梅見をしながら登山できる幕山(神奈川県湯河原)に行ってきました。梅林は、東京の青梅梅郷など病気の蔓延で伐採せざるを得なく、大規模に梅を見られる所も少なくなりました。幕山は、山裾全体に梅林が広がって、早春のこの時期、春を感じながら登山できる貴重で、とても素敵な山です。 都心から湯河原までは、新宿から小田急線を乗り継いでもいけますが、JRだと東京駅、品川駅から一本でいけます。しかも長旅に飽きてきた

    • 高尾山でセッコクの花を見てきたよ

      高尾山で満開の「セッコク」の花を見てきました。 ■セッコクとは、5月下旬頃に岩や樹木に根を張り付かせて自生する着生ランで、花色は白もしくは淡い紅色の花を咲かせます。高尾山ではケーブルカー駅に少し咲いていますが、6号路の杉の巨木全体にセッコクが花を咲かせている「セッコク・ツリー」が圧巻で、それを見てきました。 セッコクは「着生植物」で、着生している樹木から栄養分を吸い取っているわけではなく水分は空気中からとります。宿主の幹や枝を単に足場として利用しているだけで、樹木を弱らすこと

      • 千葉房総の「花嫁街道」を歩く

        日 時:2月18日(土) コース:「花嫁街道」 参加者:10名 千葉の山に行ってきました。 昨年もこの時期千葉・房総の山でしたので、寒い2月は雪がめったに降らない南国房総が定着してきました。 JR「和田浦駅」から、登山口に向けて菜の花、桜、梅、水仙、椿と春の花で飾られた街道を歩きました。海風が強いのか、どの家も背の高い立派な生け垣がありました。昔、鯨漁で栄えた漁村の名残なのでしょうね。 このコースは「花嫁街道」と呼ばれ昔、小高い山の反対側の村から嫁入りするため山を越え

        • スキーだけではもったいない!入笠山でスノーシュー

          日 時:1月29日(日) コース:「入笠山でスノーシュー」 参加者:7名 入笠山へスノーシューに行ってきました。 入笠山は、住所は長野県で諏訪湖を望むことができます。今年の長野は積雪が豊富ですが、長野とは言え山梨寄りだけあってか積雪は例年より少ないそうです。山頂近くの登山道は一部岩が露出しておりました。それでもやはりスキー場近くだけあって、スノーシューを楽しむ程度には積もっていたので安心でした。 ゴンドラでスキー場の最上部まで登り、入笠湿原を経て山頂に行くのですが、そ

        神奈川県湯河原の「幕山」で早春の梅見登山

          富士山が美しい山梨の高尾山「甲州高尾山」

          日 時:1月7日(土) コース:「棚横手山~甲州高尾山」 参加者:9名 三連休を当初予定しておりましたが、後半は雨or雪予報だったため、快晴が期待できる連休初日の土曜日に変更しての開催でした。予定変更で参加できなかった方には申し訳ありませんが、変更したおかげで快晴の下、涙が出るくらい美しい絶景を堪能してまいりました。 勝沼ぶどう郷駅に9時20分に集合し、タクシーで登山口まで行きますが、低山でもあり殆どタクシーで登ったかもしれません。登山口にある神社で山の神様に安全祈

          富士山が美しい山梨の高尾山「甲州高尾山」

          三つ峠山~天上山

          日 時:12月17日(土) コース:「三つ峠山~天上山」 参加者:8名 「今回は素晴らしい快晴で、富士山を間近で堪能でき、もう何も言うことありません!」の一言に尽きる山旅でした。 河口湖駅に集合、タクシーに分乗し裏登山口に向かい10時登山開始です。登山道は、山荘や電波塔の工事車両用の林道なので、広く勾配が緩やかで楽に登ることができます。11時50分、開運山山頂に到着しました。富士山や冠雪した南アルプスなど見渡せ、標高1,700mとは思えない360度の素晴らしい景観で、

          しばらく通行止め、幻の「ユーシン渓谷」で紅葉三昧の秋

          日 時:11月12日(土) コース:「紅葉のユーシン渓谷」 参加者:12名 紅葉真っ盛りのユーシン渓谷を楽しんできました。 「ユーシン」とは、丹沢湖にそそぐ玄倉川沿いの渓谷の名前です。林道となってますが、一般車両通行止めなので歩いていくしかありません。いくつものトンネルをくぐって往復20キロの道のりです。 9時に丹沢湖からスタート、ゲートを超えると紅葉に彩られた幽玄の世界が現れます。今年はどこも紅葉の外れ年みたいですが、ここは今が盛りと赤や黄色に色づいています。玄倉川

          しばらく通行止め、幻の「ユーシン渓谷」で紅葉三昧の秋

          「鉄砲木ノ頭」

          日 時:10月22日  コース:「鉄砲木ノ頭」  参加者:10名 せっかくの富士眺望の山旅も、ガスがかかり富士のお姿を見ることはできませんでした。残念ですが、天気次第なので、こればっかりは仕方ないですね。高速バスを利用した初めての「バスタ新宿」からの乗車です。以前の西口バス乗り場の狭さから見ると、広くて綺麗ですね。 山中湖バス停で下車し、登山口まで10分程度車道を歩くと、歩きやすく明るい登山道が現れ、森へ導いてくれます。富士周辺の森なので、樹海を思わせる深い森です。 まず

          「払沢の滝と浅間嶺」

           日 時:9月25日  コース:「払沢の滝と浅間嶺」(東京都檜原村)       7~8月と週末ごとに台風に見舞われ、9月になってからは秋雨前線も加わり、登山道具にカビが生える状態が続いておりました。今回のイベントも当初予定していた土曜日は雨の予報だったので、一日順延しての開催となりました。久々に薄日が差す日差しの中、雨の心配もなく、おもいっきりトレッキングを楽しんできました。 武蔵五日市駅からバスで20分ほど揺られ、「払沢の滝(ほっさわのたき)」をまずは訪れました。いつもは

          「払沢の滝と浅間嶺」

          「船旅と登山~石老山~」

           日 時:7月2日(土)  場 所:「石老山」(神奈川県)       久しぶりに「石老山」に登ってきました。空梅雨の中、猛暑予報が出ていたので心配しておりましたが、低山のわりには風も涼しく暑さを感じない山旅でした。名物の色々な奇岩を眺めながらの登山は、飽きさせない楽しさです。 この奇岩は川砂や川石が堆積してできた礫岩です。岩の中をよく見ると丸みを帯びた川石が沢山入っており昔は川だった事がわかります。相模湖から大月にかけては、川で削り取られた河岸段丘地形なので、この礫岩の最

          「船旅と登山~石老山~」

          ツツジで真っ赤に染まる「赤城山(地蔵岳)」(群馬県)

            前回の赤城山日帰り山会は4年前でした。そのときの赤城山直行バスはオシャレなラッピングバスで、観光協会が手配したボランティア・ガイドさんが乗車し、道すがら観光案内をしてくれたので、時間を忘れる楽しい山旅でした。 しかし、今回はガイドさんも居らず、ツツジシーズンとあって激混みで、乗車できない人達が増発便が出ないことがわかると態度が急変!「お前ら、もっと詰めろよ!乗れないじゃ無いか!」「立ってる者はザックを足元ではなく頭の上に載せてスペースを空けろ!」など無茶振りをしながら叫ぶ

          ツツジで真っ赤に染まる「赤城山(地蔵岳)」(群馬県)

          多摩川、荒川、富士川の最初の一滴。源流の山「笠取山」

             今回は、多摩川の源流【水干ゾーン】にある、奥秩父は「笠取山」(山梨県)です。どれくらい奥深いかと言うと、山梨県塩山駅からバスで50分程かかる大菩薩嶺から更に車で30分以上奥に入った辺りです。カーブの多い細い林道なので運転に自信がある人向けの道です。 そんな奥深い所に綺麗に整備された登山道があります。そこは山梨県ですが東京都水道局が整備している「水源地ふれあいの道」多摩川の源流【水干ゾーン】です。東京都民は昔から多摩川の水を水道水に利用してきました。だから多摩川は都民にと

          多摩川、荒川、富士川の最初の一滴。源流の山「笠取山」

          箱根界隈でしか見られない(箱根バラ)の咲く山「不老山」(神奈川県)

          不老山に行ってきました。 ここはサンショウバラが咲く、この時期だけ輝く山です。 サンショウバラとは、鰻重を食べるときお馴染みの山椒(さんしょ)の葉に似ているのでサンショウバラと呼ばれています。 さらに神奈川県、山梨県、静岡県にまたがる富士・箱根地区の山地だけに生育するので「箱根バラ」とも呼ばれており、絶滅危惧II類 に分類されています。 このエリアは、神奈川県と静岡県の県境です。御殿場線「駿河小山駅」に集合し、静岡県側の明神峠から登りました。 登山道前半は、新緑萌えるブナ林が

          箱根界隈でしか見られない(箱根バラ)の咲く山「不老山」(神奈川県)

          富士山に向かって縦走する「小金沢連嶺」(山梨県)

          登山日:11月3日 今回は大菩薩峠の手前にある石丸峠から①「小金沢山」ー②「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」−③「黒岳」ー④「白谷ノ丸」の4つのピークを経て「湯ノ沢峠」までの道のりです。特徴は富士山を前方に見ながら歩けることです。 石丸峠まで急な登りをこなすと広大な草原が広がる峠の見事な景色が現れます。富士山に向かって歩くので、全ての写真に富士山が写っています。多少のアップダウンはあるものの、2,000mの尾根が続き、標高の高い稜線歩きとなり、ずっと富士山を眺めながら歩く尾根歩きが楽しめ

          富士山に向かって縦走する「小金沢連嶺」(山梨県)

          神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」

          登山日:11月19日 今回は、神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」です。神奈川県は他に「三浦アルプス」「鎌倉アルプス」が有名です。 相州とは相模国の別名です。長野県が信州と信濃の国、山梨県が甲州と甲斐国と言うようなものです。神奈川県横浜名物シュウマイで有名な崎陽軒の「崎陽」とは九州長崎のことですよ。 相州アルプスは、山域としては東丹沢エリアで、人工の湖「宮ヶ瀬湖」周辺の山域です。1,500m前後の塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳などの丹沢主脈「西丹沢」に比べ、東丹沢は700m前後

          神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」

          東京のあの「高尾」で沢登り!?(東京都)

          登山日:7月22日 猛暑でカンカン照りのもと、あの高尾山の高尾で沢登りを楽しんできました。「沢登り」とは、山登りの一種で日本特有の登山方法です。現在は山の尾根を歩くのが主流で、決して沢には近づくな!が基本です。これを明治以降に海外から近代登山が輸入されてからのことです。それまでは、猟師などは沢を登っておりました。「びしょ濡れになってしまうじゃないの?」と思いますが、濡れると体温が下がり疲労を増すので、なるべく濡れないで登るのが基本でした。しかし、登山では遊びの要素も多く、濡

          東京のあの「高尾」で沢登り!?(東京都)