トレッキング倶楽部

中高年の登山者です。登山サークルを運営し、仲間達と登った山々をご紹介します。主な活動場…

トレッキング倶楽部

中高年の登山者です。登山サークルを運営し、仲間達と登った山々をご紹介します。主な活動場所は日帰り登山が主体で、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県などです。会費・参加費全て無料、そのかわり自己責任。で毎回10名ほどの参加者と登っています。たまにアルプス登山も楽しんでいます。

最近の記事

「鉄砲木ノ頭」

日 時:10月22日  コース:「鉄砲木ノ頭」  参加者:10名 せっかくの富士眺望の山旅も、ガスがかかり富士のお姿を見ることはできませんでした。残念ですが、天気次第なので、こればっかりは仕方ないですね。高速バスを利用した初めての「バスタ新宿」からの乗車です。以前の西口バス乗り場の狭さから見ると、広くて綺麗ですね。 山中湖バス停で下車し、登山口まで10分程度車道を歩くと、歩きやすく明るい登山道が現れ、森へ導いてくれます。富士周辺の森なので、樹海を思わせる深い森です。 まず

    • 「払沢の滝と浅間嶺」

       日 時:9月25日  コース:「払沢の滝と浅間嶺」(東京都檜原村)       7~8月と週末ごとに台風に見舞われ、9月になってからは秋雨前線も加わり、登山道具にカビが生える状態が続いておりました。今回のイベントも当初予定していた土曜日は雨の予報だったので、一日順延しての開催となりました。久々に薄日が差す日差しの中、雨の心配もなく、おもいっきりトレッキングを楽しんできました。 武蔵五日市駅からバスで20分ほど揺られ、「払沢の滝(ほっさわのたき)」をまずは訪れました。いつもは

      • 「船旅と登山~石老山~」

         日 時:7月2日(土)      場 所:「石老山」(神奈川県)       久しぶりに「石老山」に登ってきました。空梅雨の中、猛暑予報が出ていたので心配しておりましたが、低山のわりには風も涼しく暑さを感じない山旅でした。名物の色々な奇岩を眺めながらの登山は、飽きさせない楽しさです。 この奇岩は川砂や川石が堆積してできた礫岩です。岩の中をよく見ると丸みを帯びた川石が沢山入っており昔は川だった事がわかります。相模湖から大月にかけては、川で削り取られた河岸段丘地形なので、この

        • ツツジで真っ赤に染まる「赤城山(地蔵岳)」(群馬県)

            前回の赤城山日帰り山会は4年前でした。そのときの赤城山直行バスはオシャレなラッピングバスで、観光協会が手配したボランティア・ガイドさんが乗車し、道すがら観光案内をしてくれたので、時間を忘れる楽しい山旅でした。 しかし、今回はガイドさんも居らず、ツツジシーズンとあって激混みで、乗車できない人達が増発便が出ないことがわかると態度が急変!「お前ら、もっと詰めろよ!乗れないじゃ無いか!」「立ってる者はザックを足元ではなく頭の上に載せてスペースを空けろ!」など無茶振りをしながら叫ぶ

          多摩川、荒川、富士川の最初の一滴。源流の山「笠取山」

             今回は、多摩川の源流【水干ゾーン】にある、奥秩父は「笠取山」(山梨県)です。どれくらい奥深いかと言うと、山梨県塩山駅からバスで50分程かかる大菩薩嶺から更に車で30分以上奥に入った辺りです。カーブの多い細い林道なので運転に自信がある人向けの道です。 そんな奥深い所に綺麗に整備された登山道があります。そこは山梨県ですが東京都水道局が整備している「水源地ふれあいの道」多摩川の源流【水干ゾーン】です。東京都民は昔から多摩川の水を水道水に利用してきました。だから多摩川は都民にと

          多摩川、荒川、富士川の最初の一滴。源流の山「笠取山」

          箱根界隈でしか見られない(箱根バラ)の咲く山「不老山」(神奈川県)

          不老山に行ってきました。 ここはサンショウバラが咲く、この時期だけ輝く山です。 サンショウバラとは、鰻重を食べるときお馴染みの山椒(さんしょ)の葉に似ているのでサンショウバラと呼ばれています。 さらに神奈川県、山梨県、静岡県にまたがる富士・箱根地区の山地だけに生育するので「箱根バラ」とも呼ばれており、絶滅危惧II類 に分類されています。 このエリアは、神奈川県と静岡県の県境です。御殿場線「駿河小山駅」に集合し、静岡県側の明神峠から登りました。 登山道前半は、新緑萌えるブナ林が

          箱根界隈でしか見られない(箱根バラ)の咲く山「不老山」(神奈川県)

          富士山に向かって縦走する「小金沢連嶺」(山梨県)

          登山日:11月3日 今回は大菩薩峠の手前にある石丸峠から①「小金沢山」ー②「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」−③「黒岳」ー④「白谷ノ丸」の4つのピークを経て「湯ノ沢峠」までの道のりです。特徴は富士山を前方に見ながら歩けることです。 石丸峠まで急な登りをこなすと広大な草原が広がる峠の見事な景色が現れます。富士山に向かって歩くので、全ての写真に富士山が写っています。多少のアップダウンはあるものの、2,000mの尾根が続き、標高の高い稜線歩きとなり、ずっと富士山を眺めながら歩く尾根歩きが楽しめ

          富士山に向かって縦走する「小金沢連嶺」(山梨県)

          神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」

          登山日:11月19日 今回は、神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」です。神奈川県は他に「三浦アルプス」「鎌倉アルプス」が有名です。 相州とは相模国の別名です。長野県が信州と信濃の国、山梨県が甲州と甲斐国と言うようなものです。神奈川県横浜名物シュウマイで有名な崎陽軒の「崎陽」とは九州長崎のことですよ。 相州アルプスは、山域としては東丹沢エリアで、人工の湖「宮ヶ瀬湖」周辺の山域です。1,500m前後の塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳などの丹沢主脈「西丹沢」に比べ、東丹沢は700m前後

          神奈川県のご当地アルプス「相州アルプス」

          東京のあの「高尾」で沢登り!?(東京都)

          登山日:7月22日 猛暑でカンカン照りのもと、あの高尾山の高尾で沢登りを楽しんできました。「沢登り」とは、山登りの一種で日本特有の登山方法です。現在は山の尾根を歩くのが主流で、決して沢には近づくな!が基本です。これを明治以降に海外から近代登山が輸入されてからのことです。それまでは、猟師などは沢を登っておりました。「びしょ濡れになってしまうじゃないの?」と思いますが、濡れると体温が下がり疲労を増すので、なるべく濡れないで登るのが基本でした。しかし、登山では遊びの要素も多く、濡

          東京のあの「高尾」で沢登り!?(東京都)

          秀麗富嶽十二景山の山々「倉岳山と高畑山」(山梨県)

          登山日:12月2日 今回は、秀麗富嶽十二景山の山々、中央線沿線の山登りです。 真新しくなったJR中央線「梁川駅」に集合して、まずは「倉岳山」を目指して出発しました。駅から徒歩20分くらいで登山口に到着します。そこから立野峠まで沢沿いに登ります。沢には大きな滝などはありませんが、よく見ると傾斜のある岩の斜面を滑り落ちるような小さなナメ滝(渓流瀑)や釜などもあり飽きさせません。登りも緩やかで急登箇所でもつづら折りとなり足に優しい登山道でした。 さらに、この登山道ではトチノキの巨樹

          秀麗富嶽十二景山の山々「倉岳山と高畑山」(山梨県)

          北八ヶ岳でスノートレッキング(長野県)

          日 時:1月20日 東京ではやっと積雪シーズンが訪れましたが、一足早く雪遊びを楽しんできsました。今シーズン初のスノー・トレッキングで北八ヶ岳(長野県)です。スノーシュー(Snowshoe)とは、雪の上を快適に歩くための雪上歩行具で、日本の「かんじき」のようなものです。専用の靴ではなく登山靴にも装着できます。雪に接した面積を大きくすることで浮力を高め、沈みにくくなるのが特徴です。登りにも対応しており、雪面を噛むように歯がついています。その歯が食い込みザクザクと登ることができま

          北八ヶ岳でスノートレッキング(長野県)

          静岡県のご当地アルプス「沼津アルプス」

          登山日:2月3日 今回は静岡県伊豆のご当地アルプス「沼津アルプス」です。 一番高い山でも392mしかなく高尾山より約200mも低い超低山群ですが、とても手強い山です。アップダウンが激しく、しかもロープにつかまらないと危ない急登急坂が続く、健脚向けの沼津アルプスです。疲れてヘロヘロでした。 里山程度の超低山群なのに、どうして健脚向けで疲れるのか?数字で見れば凄い山だとわかります。コースはのこぎりの歯のように6山7峠もあります。山頂に向かって急登、峠に向かって急降下を合計7回も

          静岡県のご当地アルプス「沼津アルプス」

          秘密の花園!?春爛漫の高尾山(東京都)

          登山日:4月22日 今回は、4月のイベントが中止になりましたので、いつものトレッキング倶楽部「イベント実施報告」ではなく、メンバーから情報を頂いた事による単独山行報告です。 今年は花の季節が早いのでいつ登るか、登山時期を考えていました。 5月ゴールデンウィーク頃に咲くクマガイソウとニリンソウが一緒に見られるのではないだろうか?でも欲張るとニリンソウが終わってしまう可能性もあります。そこで4月下旬に的を絞り行くことにしました。 高尾と言っても、あの「高尾山」ではありません。

          秘密の花園!?春爛漫の高尾山(東京都)

          ザゼンソウ咲く山「小倉山」(山梨県)

          登山日:3月11日 ザゼンソウを見に小倉山に行ってきました。 この山は、昔は人も少なく道標も整備されていない寂し山でしたが、今はバスで乗り付ける登山者で大変な賑わいを見せており、なんだかザゼンソウも嬉しそうです。尾瀬を箱庭にしたような小さな沢沿いの沼地で、保護のための木道を歩きます。雪も溶けて今が盛りと赤黒く成長したザゼンソウが迎えてくれました。人によっては可愛いというより、少しグロテスクに見えるかもしれませんね。 写真を撮り見飽きた頃、木道が終わり「小倉山」への登山道が

          ザゼンソウ咲く山「小倉山」(山梨県)

          愛鷹ツツジ咲く山「愛鷹山(越前岳)」静岡県

          登山日:5月20日   静岡県「愛鷹山(あしたかやま)」に行ってきました。快晴を狙って一日延期してのイベントでした。今回は「お札になった山に登ろうシリーズ」略して(札山シリーズ)の第一弾として「愛鷹山」です。愛鷹山と言えど、愛鷹山と言う山はありません。複数の山の総称で愛鷹山塊とか愛鷹連峰と呼ばれ、その最高峰「越前岳(1504.2m)」に登りました。 この山の特徴は①富士山の直ぐ側にあること。②この山から見た富士山が、昭和初期のお札の絵柄になったこと。③この周辺だけに自生してい

          愛鷹ツツジ咲く山「愛鷹山(越前岳)」静岡県

          ムーミン谷の秋田駒ヶ岳(秋田県)

          秋田県の秋田駒ヶ岳に登ってきました。 秋田駒ヶ岳は、秋田県で標高が一番高い山です。男女岳(おなめだけ・1637m)や男岳(おだけ・1623m)等の総称のことです。乳頭山とともに岩手県からつながる十和田八幡平国立公園南端の名山で、数百種の高山植物の宝庫です。 山頂からは鳥海山や岩手山などの雄大な山並みと、日本一深い湖、田沢湖が一望できます。秋田駒ヶ岳は6カ所ほどの登山口がありますが、最もポピュラーなコースは八合目から頂上を目指し、焼森を経て八合目にもどるものです。マイカー規制の

          ムーミン谷の秋田駒ヶ岳(秋田県)