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東京のあの「高尾」で沢登り!?(東京都)

登山日:7月22日

猛暑でカンカン照りのもと、あの高尾山の高尾で沢登りを楽しんできました。「沢登り」とは、山登りの一種で日本特有の登山方法です。現在は山の尾根を歩くのが主流で、決して沢には近づくな!が基本です。これを明治以降に海外から近代登山が輸入されてからのことです。それまでは、猟師などは沢を登っておりました。「びしょ濡れになってしまうじゃないの?」と思いますが、濡れると体温が下がり疲労を増すので、なるべく濡れないで登るのが基本でした。しかし、登山では遊びの要素も多く、濡れるのも楽しみの一つとも言えます。そのため通常の登山と違って装備がたいへんです。「滑りにくい靴、ビレイ用のハーネス・ロープ類、防寒防水ウエアなどの専用装備」が必要で、それらを使いこなす高度な技術が求められる難易度の高いジャンルです。

今回は、初心者向けに川幅が少なく水量も少ない川を選んで「猛暑の中だからこそ、童心に返って川で涼しい水遊びをしましょう!」と無謀・無知とも思える呼びかけをしました。集まって下さった方、ありがとうございました。おかげで楽しいWater・walkingが楽しめました。

そうは言っても参加者のほとんどが「東京の高尾で沢登りなんて、どうせ小川程度の水かさだろうし、水質だって濁って汚く、不法投棄のゴミが散乱しているだろう!」と思って参加してみたところ、何とまぁ、水かさはあるし、水質は綺麗だし、流れも急で小さな滝もあるし、と良い意味で期待を裏切られたと思います。更に、終始隣に林道が並行しているので、万一のエスケープも万全で、Water・walkingを楽しむにはぴったりのコースでした。

3時間かけて登った沢を帰りの林道でわずか30分で戻りました。リスクと無駄な時間がかかりピークを目指す登山手法としては合理的でないことがよくわかります。しかし、日本の美しく豊かな渓流があってこそ、それを楽しむスポーツなのだとよくわかりました。当然ですが、登山ではゴミは持ち帰り自然保護に努めたいですね。

記録的な猛暑が続く中でヒンヤリとした沢歩きにはベストなシーズンでしたね。参加者の皆さん、お疲れ様でした。楽しかったですね。

ヘルメットをかぶって準備OK 工事用ヘルメットの人もいますね!
「万一の時は、俺が助けてあげるからな!」「って、ここ高尾でしょう。万が一ってあるの?」
入水開始
「冷た~い!」
「高尾で沢登りなんて、しょせん小川程度だと舐めてたけど、けっこう深いよ!」
「流れも急だし!」
「しかも滑るし!」
「怖い! けど楽しい!」
滑るよ~! 頑張って登って!
こっちはもっと深いので泳いで渡って! よ~し泳ぐぞ!
きゃ~滑った!
引き上げて~! よし、これにつかまれ!
私たちは自力で登るわよ! ファイト!
ちょっと、ここ深そう!
やっぱり深い~!
帰りは林道歩きです。右側の林の下に渓流があります

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