箱根界隈でしか見られない（箱根バラ）の咲く山「不老山」（神奈川県）

不老山に行ってきました。
ここはサンショウバラが咲く、この時期だけ輝く山です。
サンショウバラとは、鰻重を食べるときお馴染みの山椒（さんしょ）の葉に似ているのでサンショウバラと呼ばれています。
さらに神奈川県、山梨県、静岡県にまたがる富士・箱根地区の山地だけに生育するので「箱根バラ」とも呼ばれており、絶滅危惧II類 に分類されています。
このエリアは、神奈川県と静岡県の県境です。御殿場線「駿河小山駅」に集合し、静岡県側の明神峠から登りました。
登山道前半は、新緑萌えるブナ林が続く、美しく歩きやすい登山道でした。
普通のバラは、花びらが八重咲きとなっていますが、サンショウバラは一重の花びらです。それゆえに可憐なイメージを受けます。前半の終着地は「サンショウバラの丘」です、花が咲き誇り、花のトンネル状態です。平らな広場になっており、ランチライムには絶好です。
後半は「不老山」に向けて急登を一気に登ります。山頂は森の中で眺望もありません。苦労した割りにはちょっと残念な山頂でした。
下りは登山道と林道が交互に交差しながら下山します。砂防工事用に作ったのか、以前は無かった林道歩きに疲れました。下山は道標が分かりづらいのも難点でした。何度か道を確認しながら下山しなければなりません。
♪マ～サカリ、担いだ金太郎～♪の生家跡と言われる金時神社のある金時公園に下山です。実在の人物だったのですね！ちょっと驚きです。
ここから町中を歩き、駿河小山駅に戻ってきました。

駿河小川駅からスタート

登山口

静岡県側の「明神峠」からの登りました。 「湯船山」まで少し登り、「世附峠」（サンショウ薔薇の丘）まで緩やかな下りで、最後に「不老山」への急登となります。

箱根の金時山から富士山の山中湖まで続く「富士箱根トレイルロード」

ブナ林の静かな森でした。

美しい新緑でした。

見てるだけで心癒やされますね。ブナの木には人を癒やす力があるのでしょか？

湯船山に向かって緩やかな登りが続きます。

「あっ、サンショウバラだ」

「見て見て、サンショウバラよ」

「サンショウバラ」葉っぱが、うな重に入れる山椒の葉に似ているのでサンショウバラと呼ばれています。 また、箱根周辺にだけ咲くので別名「箱根バラ」と呼ばれています。

「サンショウバラの丘」から不老山を望む！　「え～ここが山頂じゃないの！」との声が聞こえます。

箱根「大涌谷」を望む

湯船山からの緩やかな下りが終わり、不老山に向けて一気に急登となります。今日一番の頑張りどころです。ファイト！

「不老山」山頂

山頂は森に囲まれ眺望はありません。

雲に隠れる富士山

登ったら下らないといけないのが登山です。「でもこの急坂、ちょっとキツいよ！」

金時公園に下山

金太郎の生家が神社になっています