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「船旅と登山~石老山~」

 日 時:7月2日(土)
     場 所:「石老山」(神奈川県)
     
久しぶりに「石老山」に登ってきました。空梅雨の中、猛暑予報が出ていたので心配しておりましたが、低山のわりには風も涼しく暑さを感じない山旅でした。名物の色々な奇岩を眺めながらの登山は、飽きさせない楽しさです。
この奇岩は川砂や川石が堆積してできた礫岩です。岩の中をよく見ると丸みを帯びた川石が沢山入っており昔は川だった事がわかります。相模湖から大月にかけては、川で削り取られた河岸段丘地形なので、この礫岩の最も大きな岩は大月駅前の山城「岩殿山」に見ることができます。小山田茂誠(おやまだ・しげまさ)の一族が納めていた山城です。
石老山の3合目付近にあるお寺で一休みし、さらに奇岩を眺めながらしばらく登るとようやく山頂到着です。昔より木々が生い茂って眺望がありませんでした。辛うじて大室山などの丹沢道志山系が見える程度です。まだ11時なので、もう少し歩いてからランチタイムにしました。木陰を見つけてランチとしましたが、涼やかな風が吹いて過ごしやすいひとときでした。
1時間ほど下ると車道に出て下山完了です。イベントとして3度目なのでマンネリ感を感じていましたが、登り終わってみると、何度でも飽きさせない面白い山だと実感しました。
下山後は相模湖を横断する船旅です。ドラム缶を叩いて船を呼びます。
トイレを借りようとお願いしてキャンプ場に一度上陸させてもらいました。
このキャンプ場は、陸路がないため船しか交通手段がない面白いキャンプ場です。トイレを済ませサッパリしたところで、冷たい湧き水を飲ませてもらってから、いよいよ相模湖横断の船旅へ出発です。皆さん大型遊覧船を想像していたみたいですが、残念ながらエンジンつきの小型ボートとなります。
湖面すれすれに進むボートは涼しさを演出してくれます。振り替えると今日登った石老山や東には高尾山系が見えます。10分ほどの短い船旅でしたが、山旅の終わりに楽しいひとときでした。


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