ツツジで真っ赤に染まる「赤城山(地蔵岳)」(群馬県)
前回の赤城山日帰り山会は4年前でした。そのときの赤城山直行バスはオシャレなラッピングバスで、観光協会が手配したボランティア・ガイドさんが乗車し、道すがら観光案内をしてくれたので、時間を忘れる楽しい山旅でした。
しかし、今回はガイドさんも居らず、ツツジシーズンとあって激混みで、乗車できない人達が増発便が出ないことがわかると態度が急変!「お前ら、もっと詰めろよ!乗れないじゃ無いか!」「立ってる者はザックを足元ではなく頭の上に載せてスペースを空けろ!」など無茶振りをしながら叫ぶ 阿鼻叫喚・乱闘寸前の路線バスでした。国定忠治のお膝元だけあって登山前からエキサイティングな赤城山です。
そんな激混みバスに1時間以上揺られたにも関わらず、我らが参加者一同は、何事もなく、体操とトイレも済ませ「地蔵岳」に向けて軽やかにスタートしました。「地蔵岳?赤城山ではないの?」と思ってしまいますが、赤城山という山はなく、いくつかの山が集まった総称として赤城山(赤城連山)と呼ばれています。同じ群馬県では、榛名山(はるなさん)も同様です。
今回は地蔵岳のコースです。コースタイムこそ短いものの、山頂まで急登が続くので、急がず慌てずのんびり進みます。天気は快晴で申し分なくこの時期としては少し寒いくらいですが、急登のおかげでじんわりと汗がにじみます。1時間ほどで電波塔のある山頂に到着。湖の「大沼」も望めて赤城連山の中では一番好きな眺望です。ちなみに湖は2つで「大沼」で(おの)「小沼」で(この)と読むそうです。
山頂からあっという間に牧場方面に下山しましたが、登りと違い、下山は森の深さを感じさせる素敵な道で「このまましばらく歩いていたい!」と思わせる登山道でした。
下山して見晴山の休憩所で見渡す限りのツツジに囲まれてランチタイムです。ピークは少し過ぎていましたが、百科狂乱にレンゲツツジが咲いていました。
ランチ後に牧場周遊コースを進もうと思ったのですが、帰りのバス時間に間に合うかどうかが不安でしたので、休憩所まで戻る事にしました。管理人の下調べ不足で失礼しました。言い訳ですが、道標には900mと書いてありましたので、帰りのバス時間までには充分間に合いますが、昭文社の山地図にも破線で、コースタイムが載っていないので万一を考えての安全策!仕方ないですね。百科狂乱に咲き誇るツツジを堪能できて、天気にも恵まれて最高な山旅でした。
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