nagisa

1989年生まれ。 一人旅、カメラ、ピアノ、読書などが好きです。 https://si…

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1989年生まれ。 一人旅、カメラ、ピアノ、読書などが好きです。 https://sizu.me/nagisa1989

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最近の記事

スマホを持たない大学時代の私は、有り余る空き時間に一体何をしていたのか

先日、用があって都心の方へ出かけた帰り、スマートフォンの充電が残り少なくなってしまった。 モバイルSuicaなので、充電が切れてしまうと改札から出られなくなる。モバイルバッテリーも持ち合わせていない。 残量20%以下を示す赤マークを見ながら、ちょっと焦った。無事に最寄駅の改札を出るまで、極力スマホを使わないようにしなければ。 最寄駅までは、乗り換えなども含めて1時間くらいの道のりだった。 そこまで混んではいないが座れはしない、程度の乗車率の日比谷線で、私は扉付近に寄りかかり

    • 連休最終日の夜について

      また、無益な週末を過ごしてしまった・・・・・・。 社会人になって以来、週末の夜に何度後悔したことだろう。 書きかけの小説に取り組んだり、本屋パトロールをしたり、身につけたいスキルの勉強をしたり、クローゼットや本棚を片付けたり、noteを書いたり、映画を見たり積読になっている本を読んだり、早起きして散歩したり、おしゃれなカフェに行ったり、ピアノを弾いたり。 いくらでも、やりたいことはあったはずだ(それにしてもこうして書き出してみると、全て一人で完結することばかり・・・・・・)

      • わたしの「願い」を考えた

        『やわらかい明日をつくるノート 想像がふくらむ102の質問』という本を買った。 著者は、フリーライターの夏生さえりさん。『口説き文句は決めている』というエッセイがとても素敵だったので、こちらも購入。 きれいなブルーの表紙に金色の文字がとても映えていて、手に取るのが楽しい。電子書籍も便利だけど、やっぱり紙の本っていいですよね。 こんな感じで、計102個の質問が書かれている。 著者の夏生さんご自身が考えた回答も載っているので、とても読み応えがあります。 装丁も素敵で、パラパラ

        • 生き方を変えたい公務員

          私は首都圏のとある自治体で、公務員として働いている。大学を卒業してすぐ今の役所に入って、早いもので10年以上。 「定年までずっと公務員として働き続けるもの」と漠然と思い続けてきたけれど、本当にそれでいいのか。というか私、このままあと何十年も公務員生活、できるの・・・・・・? このところ、考えあぐねている。 公務員のメリットとして、一般的には「安定」や「社会的信用の高さ」が挙げられるのではないかと思う。 特別に高給ではないけれど、生活には必要十分な給与。よほどのことがない限り

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        • エッセイ
          9本
        • 写真
          1本
        • 旅行記
          2本

        記事

          私にしか撮れない写真がある

           祖父母が住んでいた一軒家を、手放すことになった。  祖父は10年ほど前に亡くなり、祖母は現在高齢者向けのマンションに入居しているので、ここ数年間ずっと空き家だった。  誰も住んでいない家、特に一軒家を管理するのは難しい。建物や庭も荒れるし、空き巣や火災などの心配もあるということで、やむなく手放すことにしたそうだ。  父が転勤族だったため、私には「生まれ育った土地」というものがない。出身地はと訊ねられると、いつも迷ってしまう。  しかし、幼い頃から現在に至るまで慣れ親しんで

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          映画館の最小人数

           先日、姉と一緒に名探偵コナンの最新作『100万ドルの五稜星』を観に行った。  毎年大人気のコナン映画、しかも公開されたばかりの週末ということもあって、スクリーンはほとんど満席。ラストには衝撃の事実が明かされたことで、明るくなった後の客席は驚きと興奮のざわめきに包まれた(ちなみに内容については、ぜひ映画を観てください!)。  映画館というと、何となく混んでいるのは嫌だなと思ってしまいがちだけれど、私は満席のスクリーンがけっこう好きだ。他の観客たちの一体感が感じられて、家で映画

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          今さらだけど2024年やりたいこと

           2024年になってから、いつのまにか2か月近くが経過した。ついこの間までクリスマスとかだったような気がするのだけれど・・・・・・時の流れの速さが恐ろしい。  私がまだ20代の頃、職場の先輩でこんなことを言っている方がいた。 「30代以降は、本当に時間の流れが速い。体感的には1年間ぐらいなのに、実際には5年経ってる、みたいな感じになる」  そのときは「それはさすがに大げさですよ」と笑っていたが、今になって分かるような気がしてきた。本当に毎日あっという間なのだ。  多忙なのも

          今さらだけど2024年やりたいこと

          ディズニーシーで、キャラメルポップコーンに人生を感じた(かもしれない)

           先日、姉一家と一緒にディズニーシーへ行った。  メンバーは、姉、姉の夫、姪(もうすぐ5歳)、そして私の合計4人である。私は独身で子どももいないので、こうして家族イベントに参加させてもらえるのはとても嬉しい。  ディズニーシーに来るのは約4年半ぶりだ。いつのまにか色々と仕組みが変わっていて、全然ついていけない。ファストパスってもうないんですね・・・・・・。それにしても、まだスマホのなかった学生時代、アトラクションの待ち時間をわざわざ歩いて確認しに行っていたのが嘘みたいだ。

          ディズニーシーで、キャラメルポップコーンに人生を感じた(かもしれない)

          唐揚げの話

           ここ数日、唐揚げを食べ過ぎている。  直近4日間のうち、3回唐揚げを食べた。私は基本的に朝食を食べないので(食べないというより食べられないが正しい。ギリギリまで寝ていて時間がないからだ)、実質1日に昼と夜の2食である。つまり4日間で8回ある食事のうち、3回唐揚げを食べていることになる。  直近の具体的な内訳は以下のとおり。 ・10月22日(日)  午前中は出勤。帰りに、最寄駅近くの焼き鳥屋さんで唐揚げランチ。 ・10月23日(月)  午前中は出勤。午後は昨日の振替休。帰り

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          都会のエアポケット

           久しぶりに高輪ゲートウェイ駅に行った。  高輪ゲートウェイ。2020年3月に開業した、JR山手線の最も新しい駅である。  2年前くらいにも一度訪れたことがあって、それ以来なんとなくずっと印象に残っていた。また行きたいなぁと思っていたのだが、通勤圏内でもないし、自宅からもまあまあ距離があるので、なかなか足が向かなかったのだ。  先日、たまたま仕事でそちら方面に行く機会があり、思い立って帰りに寄ってみた。出先からの直帰。からの高輪ゲートウェイ。最高だ。  浜松町、田町と過ぎ

          都会のエアポケット

          匂いと記憶

           先日職場で、眠気覚ましに売店で購入したカフェラテ(ノンシュガー)を飲んでいると、ふと既視感を覚えた。  なんだろう、この懐かしい感じ・・・・・・。  味? いや、味ではなくて、どちらかというと匂いだ。この匂いをずっと昔にどこかで嗅いだことがあるような気がする。  そこまで考えたところでひらめいた。  これは・・・・・・オートバックスの匂いだ。  スターバックスではなく、オートバックス。車検とかタイヤ交換をしたり、カー用品が売っていたりする、あのオートバックスだ。  子ど

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          大阪旅行記 その2

          地上300メートルから大阪を見下ろす  プランをほぼ何も考えてこなかった私は、とりあえずあべのハルカスへと向かった。 「お二人様ですか?」  展望台のチケットを買うために並んでいると、すぐ前にいた男性が受付の方に声をかけられていた。その男性も一人だったせいか、どうやら私とペアだと勘違いされたらしい。 「ち、違います」  驚いて振り返ったその男性と私は慌てて否定し、受付の方も「失礼しました」と申し訳なさそうにされていた。まあまあ気まずい瞬間だが、こういった出来事も含め、やはり

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          電車で文庫本を読んでいた女の子

           毎日は、小さな(時には大きな)選択で満ちている。  今日は何を着よう。  お昼ごはん、どっちの定食にしようかな。  帰りにスタバに寄ろうか、それともまっすぐ家に帰ろうか。  ケンブリッジ大学の研究によると、私たちは1日になんと最大で3万5000回もの決断をしているらしい。  その数字に一瞬驚いたけれど、それもそうかと思い直す。だって極端な話、生理現象など自分の意志でどうにもならないこと以外は、ほんの些細なことだったとしても、自分が「こうしよう」と選択した結果なのだから。

          電車で文庫本を読んでいた女の子

          大阪旅行記 その1

          初の大阪へ  先日、大阪へ一人旅をした。  私にとっては正真正銘、初めての大阪である。  一人旅のメリットは何といっても、誰とも日程を合わせなくていいところだ。私はたいてい、2~3日前になってから急に思い立って決めることが多い。前々から計画していて、台風や急な仕事で行けなくなったりした場合、がっかり度が半端ないからだ。天候や自分の体調などを見て、「よしこれは行ける、絶対行ける!」という状態がほぼ確定してから、宿や移動手段を予約するようにしている。  なぜ今回、未踏の地だっ

          大阪旅行記 その1