”やってるつもり”育児パパがママに怒られる理由は話を聞いてないから【育児哲学#32】
世の「イクメン」パパ達に問う。
自分では「育児を頑張ってる」と思っているのになぜママに怒られるのか?
それはママや子どもの話を聞いてないからだ。
夫婦のコミュニケーションは家庭円満の秘訣であり、女性としてママはとにかく話を聞いて「共感」して欲しいのです。パパは結論を急いではいけません。
そして、ママがいちばんして欲しいことは「子どもとの会話」です。
家事より、なによりも、子どもの話を聞いて欲しいのです。
一日に男性は8,000語、女性は20,000語を話すと言われています。仕事で8,000語を使い切ったとしても、帰宅後、ママや子どもと意識して会話をしてみてください。
いくら家事や育児を分担して「十分、できてる!」と思っていても、ママのストレスはたまり、「子どもの好きなものは?」と聞かれたときに答えられないパパになってしまいます。
パパに必要な育児についての哲学と、本当に必要なパパの育児についての情報をご紹介します。
【哲学】
凡夫はただ
時を過ごすことばかりを考え、
なにかの才能をもったものは
時を活用することを考える。
◆ドイツの思想家
ショーペンハウアー『幸福について---人生論』
平凡な人間は、ただ時間が過ぎることばかりを考える。才能のある人間は、時間をいかに活用するかを考える。この差を生み出すのは、動機の有無である。行動するための動機がないと、意思も知性も休止してしまう。自分で動機を生み出し、意思や知性を駆動できない人は、時間をうまく活用できないどころか、退屈の沼にハマることがあるので注意が必要だ。
まずは動機を考えましょう。「自分を幸せしたい」のか?「家族を幸せにしたい」のか?その動機をもとに時間の活用方法を考えましょう。これからご紹介するのは「家族を幸せにしたい」育児パパへの情報です。
もしも、まだ「育児の仕方がわからない」「育児は男性に向いてない」などの考えで育児の参加に消極的なパパは問題外です。頑張って仕事をしてください。少しでも育児に参加して家庭を幸せにしたいと思うパパはまずはこちらの記事をみて自分のできることをママと相談しましょう。
出産後の妻が夫にイラつくのは、自然界の生存競争に勝つため
イクメンの皆さんに残念な報告があります。
感性アナリストの黒川伊保子さんいわく、出産後の女性は遺伝子を残していこうとする生物として、夫に対して嫌悪感を抱くようになります。なぜなら、メスの本能として別の遺伝子をセットした方が、子孫の生存可能性が増すので、生殖後はすでに子どもを作った相手とは離れようとするためです。
人によりますが、数年経てばまた、夫に対するイライラや嫌悪感も落ち着くそうです。
しょうがないと思うところもありますが、数年後までイライラされてしまうのは絶望的です。
逆を言えば、子どもが生まれてからの数年間が、夫婦としての勝負時といえます。男女の恋情から、人間同士の深い絆へ発展させましょう。
「雑談」がパパとママの絆を深める救世主
男女の関係、夫婦の関係、人間同士の関係は「雑談」で深まっていきます。どんなに家事・育児を率先しておこなったところで、「どうでもいい雑談ができない」→「大事なことも話せない」→「私に興味がない?」と思われ、最悪、経済的に問題がなくなった時点で離婚するかもしれません。
妻のどうでもいい雑談には「共感」してほしい気持ちで話されることが多いです。結論を急がない。スマホも見ないで、しっかり話を聞いてあげてください。
また、妻の雑談の中には「大事な情報」が含まれていることもよくあります。例えば、妻のふとしたグチから、子どもが何らかのプレッシャーを感じて不安定になっているということに気づけるかも知れません。
日常会話で妻が話す小さなグチや不満をよく聞き、のちのち大きな問題に発展するのを防ぐ効果もあります。妻も「聞いてくれている」という満足感も高まり、家庭円満につながります。
もし、妻のグチや不満をつねに聞くのはむずかしい、と思うパパは「家族のスケジュール」をしっかり理解しておくのも、オススメです。
家族で出かける予定を立てていたのにうっかり忘れていたり、保育園に提出する書類を忘れていたり、家族の大事な予定を忘れることは「いつも話を聞いていない」と思われ妻の怒りをかうでしょう。
すでに実践している家庭も多いかと思いますが、グーグルカレンダーなどで細かいスケジュールを共有するもの良いでしょう。僕の家庭は月に1回、子どもが寝てから夫婦で家族会議を開き、家族のスケジュールや家族の目標などを確認しています。確実に家族の絆が深まります。
「パパにやってほしい家事・育児」の1位は『子供との会話』
日経DUALが実施した「家事・育児シェア」に関するアンケート(2018)の結果、「名もなき家事・育児」の1位は「子どもとの会話」でした。
【第1位】子どもと会話する(仕事しながら、スマホを見ながらなどは含まない)
【第2位】保育園や学校の保護者会に出たり、PTA活動に参加したりする
【第3位】使った道具を、元の位置に片付ける
育児のアンケートで、常に上位にあるのは「子どもの対応」なのですが、そのなかでも会話をして欲しいと思うママが多いです。
当たり前ですが、子どもとコミュニケーションをすることで「子どもの悩みごと」「嬉しいこと」「興味あること」などがわかり、子どもをより理解できます。
子どもを理解し、ママに共有することで、ママとの会話も確実に増えます。そして子どもの相手をすることで、ママは時間の確保と心の余裕をもつことができ、夫への信頼感もアップします。
さらに子どもが「パパっ子」になると、家族のメリットが大きいです。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
妻との雑談、子どもとの会話が、家族をつなぎ、妻に怒られない秘訣になります。
まとめ
イクメンパパがより妻と子どもに愛されて欲しいならば「雑談(会話)」が大事になってきます。そして、子どもとの会話は子どもの「自己実現」につながる行動にもなります。
自分らしく生きられる子供にするには、こちらを参考にしてください。
今回の記事は、僕自身も中途半端な家事・育児をしていたな、と思い知らされる内容でした。どんなに家事・育児をしても、コミュニケーションにまさるものは無いと感じました。
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「人生を豊かにすることば」で、これからも育児をサポートしていきます。