仕事ができる夫が良いパートナーになれないのは自己肯定感の損失【育児哲学#37】
「仕事ができるのに家庭では何もしてくれない」
「子どもの面倒はみてくれるけどタバコはやめてくれない」
僕も耳が痛い部分がありますが、そういったママの不満に答えられないパパがいる家庭は多いかと思います。
家では感情的に子供っぽい、妻に対してきびしい…など、仕事と家庭で態度が変わるパパは「家庭では自己肯定感を得られない」と思う心理からくることが多いです。
そういったパパを家庭でも頼れるパパにするには、やってほしい家事・育児を決めてしまいましょう。
団塊ジュニアくらいまでの40代以上の男性の多くは「仕事」でしか自己肯定感を得られることができない方が多いです。
「共働き世代」は1980年ごろから増加し、1997年に専業主婦の世帯を上回る数になってきました。
ですが男性の多くは、家事・育児に参加する父親の社会的評価より、会社内での仕事の評価の方が価値は高いと考えています。
この記事では、仕事ができる男性に関する哲学と家庭内で態度が変わってしまうパパに対する家事・育児に参加してもらう方法、割り切り方などを考えていきたいと思います。
【哲学】
社会的に「強い男」は、
しばしば「私生活」では、
自分自身の感情の状態に
対して子供である。
仕事ができ、社内でも人気が高く人望もある夫が、家に帰ってくるなり、寝転がりスマホを見て夕飯を食べてお風呂に入り寝る。
家事・育児ほったらかしの毎日。
なんどかお願いや相談をしても「分かったよ」の返事のみ。
どうして仕事はあんなにできるのに、家庭ことは何もできないのでしょうか?
それは、会社でかぶっている仮面を家では脱いで、自分を開放しているからです。
素の旦那さんは承認欲求を求めることが強く、会社に対して全力で貢献するためにがんばりますが、家のことについては興味がなく、放置。
むしろ、子どものような感情や態度をとり、家でも承認欲求をもとめます。
もし、旦那さんやこれを見ているパパに心当たりがあるならば、よく考えてみてください。
家庭内で態度が変わってしまうパパに対する家事・育児に参加してもらう方法
承認欲求が高いパパに対する家事・育児に参加してもらう方法として2つパターンがあります。
1.家事・育児のやって欲しいことを必ずやってもらう
子どものミルクをつくって飲ます
お風呂の掃除
食器を洗う
ゴミ出し
子どもの寝かしつけ
なんでも良いです。
初めは1~2つで(たぶん自分の興味あるものを優先的に選ぶと思います)
大切なのは「必ずやってもらう」ことです。
そして、やってもらったことに対して失敗や手際が悪かったとしても「ありがとう」と感謝のことばを伝えてください。
パパに家事・育児をお願いするときに役立つ記事です。
よろしければ、ご参考ください
毎日、必ずやってもらいながら「ありがとう」の感謝の言葉を聞くたびに、パパの自己肯定感が増していきます。
うまくいけば、「もっとやることない?」とパパの方から積極的に家事や育児の申し出があるかもしれません。
まずは、ママがパパの自己肯定感を満たしていきましょう。
2.いっさい期待せず、仕事に専念してもらう
「めんどくさい」「あきらめた」と旦那さんに思うのであれば、割り切って仕事に専念してもらうということも、心の安定には必要です。
その方が「家事や育児に専念できて、余計な心配をしなくていい!」と感じるかもしれません。
それでも旦那さんに「少しでも家事や育児に協力したい」という意思があるならば、こちらの記事を参考に協力をお願いしましょう。
夫婦で育児や家のことについて「目標」を作ることも大事です。
半年~1年や2年後などに期限を設けて、家族で立ち向かうことで連帯感が増していくことになるでしょう。
家庭内で態度が変わってしまうパパに対する割り切り方
家庭内で態度が変わる要因として「自己肯定感」をあげましたが、もっと自己肯定感が酷くなると「自己愛」の不足からくるDVやモラハラにつながる可能性もあります。
自己愛性パーソナリティ障害のひとは、自己愛の発達過程に問題があったため、未熟な自己愛しか持っていません。
自分を肯定したり、あるがままの自分を受け入れることができないのです。
彼らは自分に足りない自己愛を補うために、他者を使い、自己愛を満たしてくれる人をパートナーに選ぶと考えられます。
彼らにとって他者の人格や人生があることが分かりません。
こういった傾向が旦那さまに感じるのであれば、すぐにでも逃げ出すことをオススメします。
まとめ
「仕事ができる=お金が稼げる」のであれば、今の仕事でなくても、家事や育児に時間がとれる働き方もできるのではないでしょうか。
家事や育児にまったく興味や関心がないようならば、割り切る考え方も必要かもしれません。
僕は「お金が稼げる!」とは、とても簡単には言えないのですが、家事や育児にも参加できるように仕事もやり方も考え、挑戦中です。
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「人生を豊かにすることば」で、これからも育児をサポートしていきます。